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うみへび座の編集履歴

2020-08-17 23:31:45 バージョン

うみへび座

うみへびざ

全天で最も巨大な星座。

概要

 88星座の一つで、全天で最も長く、巨大な星座

 日本では先に見ることが可能で、後述する通りヘラクレスの犠牲者である獅子座蟹座の近くに輝いている。天球180度のうちの102度を占める途轍もなく巨大な星座であり、が出始めてから全部上るのに7時間近くかかる。

 上にはからす座コップ座ろくぶんぎ座が乗っている。


星座神話

 エウリュステウスから10の困難を乗り越えよと言われ、さっそくネメアのライオンを倒してきたヘラクレスは、続いてネメアのライオンの叔父貴(任侠的表現ではなく、本当に叔父)である大毒蛇ヒュドラを倒して来いと命じられた。

 邪神エキドナ魔王テュフォンの間に生まれたヒュドラは、一息であらゆる生物を全滅させるほどのを吹く、九本のを持つ怪獣であった。さすがにこりゃ一人で倒すのは厄介だと思ったヘラクレスはイオラオスを連れ、ヒュドラの住むレルネー沼に向かった。

 ヘラクレスは毒を吐く前に首を斬り落としてしまおうと考え、を振るってヒュドラの首を叩き落としたが、首を斬る度に切り口から首が倍になって生えてきてしまい、キリがない。そこでイオラオスは松明を作り、切り口を片っ端から焼いて再生を阻害した。

 これを見てヒュドラのマブダチである大巨蟹カルキノス助太刀にはせ参じ、ヘラクレスのを挟み切ろうとしたものの、一撃で踏み殺されて死亡。8本の首を全て焼き尽くされたヒュドラは、不死身の生命力を持つ中央の首でヘラクレスに挑みかかるも、大岩で押し潰されて動きを封じられ、封印された。

 これを見た女神ヘラ(ヘラクレスの父である大神ゼウスの正室で、不義密通で生まれたヘラクレスを憎悪している)はヒュドラとカルキノスをそれぞれ天に上げ、海蛇座と蟹座にしたという。

 本来九頭の蛇であったにもかかわらず星座では首が一つしかないのは、上記の不死身の中央の首だけが残った結果だともいう。


 ちなみに、エウリュステウス王は後に「実質イオラオスが倒したようなもんだからノーカン」と後出しジャンケンでこの功績を棒引きにしている(同様に5番目の「アウゲイアスの牛小屋掃除」も「目先の利益欲しさにやったから」とダメ出しして帳消しにしくさった)。


表記ゆれ

海蛇座


関連項目

ヘラクレス座 ギリシャ神話

ウミヘビ/海蛇


ヒドラの市聖闘士星矢

兄弟拳バイクロッサー…バイクロッサーに変身能力と装備一式を与えたのがうみへび座の守護神ペガサスで、敵の魔神ゴーラ及び悪神ゴーラゾンガーもうみへび座出身

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