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オイノガレの編集履歴

2020-08-22 20:34:12 バージョン

オイノガレ

おいのがれ

オイノガレとは『侍戦隊シンケンジャー』に登場するアヤカシの1体である。

「9人殺り損なった欲求不満!晴らさせて貰うぜ!」

CV:桜井敏治


データ

【身長】一の目・193㎝→二の目・48.3m

【体重】一の目・84㎏→二の目・21.0t


概要

油袋の集まりの様な、2つの笑顔の様な姿を持つアヤカシ。『油すまし』と言う妖怪の伝承のルーツとされている。

上記の外見をより詳細に説明すると、楕円形の大きな頭部の左右に笑ったふくよかな顔の男があり、その2つの顔に挟まれた中央には鋭い牙を覗かせた口がある。

全体のカラーリングは赤茶色で、胴体や四肢の随所に丸い疣の様な物が見受けられ、腹部は丸く膨らんでいる。だが1番目を引くのは両肩と二の腕、そして下半身を埋め尽くす無数の油袋で、カラーリングも紫と緑のグラデーションになっているのが特徴。

「油坏滑蛮刀(あぶらつきぬめりばんとう)」と呼ばれる刀で武装している。


その能力はその名の通りを司る能力であり、パッシブスキルとして全身がギトギトの油で覆われてヌルヌルしている。この為、如何なる攻撃を受けてもツルツルと滑らせる事で流してしまえるので大したダメージにはならず、捕まえる事も難しい。

戦いに於いてもこの油の能力は活かされ、周囲に油を撒き散らす事であらゆる物質から摩擦を奪う「三途の油地獄」と言う技を繰り出す。よって彼と相対した者は攻撃が通らない処か、足下を滑らされて思う様に動けず機動力を奪われたり、加えて手から武器も滑って掴めなくなると言う泥沼に嵌まってしまう。

一方で任務を忘れて武器を油まみれにしたり、撤退すべき状況で欲に目が眩んで進軍したりと、頭はかなり悪いと言わざるを得ない(シタリからもバカだねぇ」と呆れられる始末)。


尚、油が自慢だけに最大の弱点は当然ながら炎である。


劇中での活躍

骨のシタリ賽の河原の石で作ったで9人の若い女性の命を奪う事で、かつて三途の川と繋がっていたと言う井戸の復活を目論む。

女性の悲鳴を聞き付けたブルーゴールドの2人を三途の油地獄で圧倒するが、そこに残り4人が合流。シタリは「シンケンレッドじゃお前さんとの相性は最悪さ!」と至極まっとうな進言をして逃げるも、「おそるるものでは!」と突撃していき、案の定レッドの火炎の舞で全身の油が燃えた事によって火達磨になってしまう。其処へ続け様にピンク達3人のシンケンマルの斬撃を叩き込まれ、怯んだ所へブルーとゴールドの合体必殺技「水流百枚おろし」を受け、わずか30秒で爆死。その時の爆発の衝撃で井戸も吹き飛んだ為、計画は完全にご破算となった。


直後に二の目となって巨大化すると、そのままイカシンケンオーと交戦。

再び三途の油地獄で相手を武装解除に追い込むも、烏賊折神に逃げられた為に再度武装を許してしまう。氷漬けにされたら油などまるで意味がなく、そのまま止めの槍烏賊一閃を喰らって爆散した。


余談

モチーフは油袋と笑顔。名前の由来は油の英訳である「オイル」で、「ル」の字を「ノ」と「レ」に分解して間に「ガ」を入れて「ノガレ(逃れ)」となり、此処から「油(オイル)で攻撃から逃れる」と言う意味合いになっている。


現代の伝承に於いて、『油すまし』と言う妖怪は油瓶を手にした不思議な化け物らしいが、オイノガレの油がそのルーツになったとされる。

尚、特撮一般で油すましがモチーフに使われた怪人はこのオイノガレが初である。


声を演じた桜井氏は昨年の『炎神戦隊ゴーオンジャー』でもジシャクバンキの声を担当していた。


関連タグ

侍戦隊シンケンジャー 外道衆 アヤカシ 油すまし


臨獣イール拳ナギウ:『獣拳戦隊ゲキレンジャー』の怪人で、こちらは自身の粘液で体を覆う事で同じく相手の攻撃を滑らせ無効化させる能力を持つ。

オイルバンキ昨年登場したオイル繋がりの戦隊怪人


ブレン(仮面ライダードライブ)6年後ライダー怪人で、こちらもヒーロー側の攻撃を受けて火達磨になった繋がり。


ガマギラス:油で敵の攻撃を防ぐ特撮怪人繋がり。

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