概要
CV:浅野真澄(NEXONアプリ版)/小林ゆう(1期アニメ版〜)
演:齊藤なぎさ(=LOVE舞台版)
衣装はツチノコ柄のフード付きパーカーワンピースで、首元にヘビの舌をおもわせるピンク色のリボンを巻いている。また、足には黒い一本下駄を履いているが、由来は不明。
髪は青緑色の癖毛で、未確認生物ゆえか、普段は顔に影がかかって不明瞭にされており、瞳がライトグリーンに光っている(顔が明確な際には黒目)。
アプリ・コミック版での一人称は「私」。
NEXONアプリ版
バチヘビ、ノヅチ、土転び、様々な名で呼ばれてる。永遠の”訊ねけもの”ツチノコだ。
珍しいからって、そうジロジロと見るんじゃあない。
え……酒、だと?そうか……あー、どうしてもというなら、一杯くらい付き合ってやらんこともない。
自らを『訊ねけもの』と称する、口数の少ないクールな性格であるが、酒には目がないらしく話題に出すと若干デレる。
アプリ版のアニマルガールには酒好きのけもの(主にUMA)がツチノコ以外にも何人か居り、ヤマタノオロチとはそれが原因で一悶着したことも。
グループクエスト『恋するポイズンガール』は、コモモ(コモドドラゴン)とブームスラングと共に、グループリーダー候補として彼女を探すことになる。
最初は乗り気ではなかったが、ブームスラングが交換条件としてあるものを見せると……?
メインストーリーでは第9章にコモモとともに登場。イルカ達と共闘し、海辺エリアのセルリアン攻略に出る。
レアリティ☆5のクール属性。
攻撃タイプは近距離型。
サイズはM。
得意地形は森林・夜、苦手地形は平原。
グループはチーム・噛んじゃうぞに所属。
スキルはATK×8倍の全体攻撃「リドルアイズビーム」。所謂目からビームである。
1期アニメ版
第4話に登場。一人称は「オレ」。
デザインに大きな変化はないが、本作のみ下駄の色が茶色になっている。
さばくちほーの洞窟エリアにある遺跡(迷宮のアトラクション)を調査していたが、偶然その遺跡に迷い込んだかばんとサーバルと遭遇する。このときサーバルが、ツチノコが入り口のドアストッパーにしていた片方の下駄を動かしてしまったために入り口が閉まって閉じ込められてしまい、仕方なく3人で出口を探すことになる。
極度の人見知りで狭い所が好き。
当初は突然現れた二人に驚いて絶叫し、即座に物陰に隠れてしまった。アプリ版に比べるとやたら語気が強めで、声を担当する小林ゆうの熱演(怪演?)もあり、感情の起伏が激しいコミカルなキャラクターとなっている。
赤外線が見えたり(どうやらヘビ亜目が持つ「ピット器官」による能力のようだが、本人は「…だとかで」と付け加えてぼかしている。これはツチノコが大きな獲物を飲み込んで体の中央部分が膨らんだヘビ(ヘビは自分より大きな獲物を捕食することがある)を別の動物に誤認したものという説をネタにしたものと思われる)、鼻がよく利くなど、遺跡探索に有利な特性を持っている。そのためか、本人も遺跡の事なら詳しく、珍しいものを見つけると我を忘れ、途端に饒舌になる。一方で、そうした遺跡への愛着ゆえか、無闇に遺跡の壁を引っ掻くサーバルに目くじらを立てたりなど気難しさも見せている。
セルリアンの襲撃などのハプニングもありつつ、なんとか出口に到達するものの、肝心の出口が溶岩により塞がれてしまっていた。しかし、直後にかばんが、すぐ側の非常口のマークから別の出口があることに気付いたため、無事に脱出を果たす。
遺跡内で見つけたジャパリコイン(※)を「通貨」として認識していたり、かばんがラッキービーストと会話している姿を見て、何かに気付いたような言動をしたり、「例の異変」という言葉を口走ったり……などなど、どうやらジャパリパークやこの世界の過去を知っているようだが、真相は不明。
また、かばんを追って来たアライさんが赤い羽根を出した際にとても驚いている様子などからも、ミライに関しても知っている様子であった。
結果的に多くの発見が出来たためか、かばんに対しては若干好意的になり、別れ際に「またな」と声をかけた。一方で、それをからかってきたサーバルには何かとトラブルを起こされたせいか「お前はいらん!」とツッコんだ。
そして、去っていくかばん一行をはるか後方で見送りながら「あいつ…絶滅していなかったのか」と極めて意味深なことをつぶやいた。「けものフレンズの明るいストーリーの裏には重大な何かが隠されている」という推察は当初より存在していたが、このツチノコの発言によってその推察が急激に真実味を増し、視聴者たちを騒然とさせた。そして、この頃から、それまでとは異なる視角においても作品人気が盛り上がりを見せていくこととなる。
最終話では他のフレンズと同じくかばんたちの危機に駆けつけ、巨大セルリアンとの戦いに加勢。
セルリアンが水に弱いという特性を知っていたらしく、アルパカ、ギンギツネ、キタキツネの4人でタライを使って水を運搬し、セルリアンを攻撃した。
彼女は攻撃の実行役ではなくアメリカビーバー同様の司令官を担っていることからフレンズの中でも頭脳派だと思われる(実際の蛇も神話などでは賢い存在だとされている)。
騒動の後、海水で溶岩となったセルリアンをみながら、パーク内各地の溶岩がかつての「異変」の名残であることを察すると共に「しかし…」と何やら訝しげな反応をみせている。
ゆうえんちのパーティーでは、やはり皆とは距離を置きつつかばんたちの会話に参加。アライさんの話を聞き、かばんがヒトの体毛から生まれたタイプであることを解説した。
以上の事から、もしかしたらパークに異変があった頃(もしくは、その直後)からフレンズとして生存していると考えられ、パークやフレンズに関する知識はハカセ並み、もしくはそれ以上にあるのでは無いかと推測される。
ちなみに未確認生物なだけに当然番組幕間の動物園職員による生態解説は入らないものと思われたが、なんと4話のCパート冒頭で岐阜県東白川村にあるつちのこ館の「やすえおにいさん」による解説が盛り込まれた。曰く、ツチノコの存在については「若い人は半信半疑だけども、私はいるんじゃないかと思う」とのこと。
※劇中でジャパリコインと呼んでいた物は厳密には「ジャパリゴールド」で、この違いを彼女が知っていたのかは不明。
2期アニメ版
7話の次回予告パートに登場。前作のように奇声を発する場面はなく、どことなくボーイッシュな声質になっている。
トキの歌に「うっせえなぁ!」と(至極当然の)野次を飛ばした所、彼女の歌の練習に付き合わされる事に。
フライコミック版
第5話より登場。アニメ版に比べると言動はかなり落ち着いている。下駄は一本歯ではなく一般的な二本歯の物を履いている。
洞窟に迷い込んでしまったキタキツネの前に現れる。今までフレンズを見た事がなく、キタキツネが初めて出会ったフレンズらしい。
今まで自分の姿を見た者は皆驚いて逃げてしまった為、自分の容姿は皆を怖がらせてしまうと思い込み洞窟に引き籠って独りで生きてきたが、キタキツネに道案内をする過程で彼女に感化され外の世界に興味を示すようになる…
のだが、ツチノコの登場シーンは「暗がりで相手の目の前に突然現れる」という物が多いのでその所為で人に驚かれている可能性がある。
=LOVE舞台版
性格はアニメシリーズ準拠となっている。
絶滅種のフレンズがメインで登場する本作において、唯一絶滅種ですらない未確認生物(UMA)のフレンズで、同時に本作のキーパーソンでもある。
別々の物同士をつなぎ合わせた芝居の台本を持っており、普段は人気のない遺跡でこの台本を一人で演じている。
また、アニメシリーズ同様に集団の中に入りたがらないが、これは「別れる時が寂しくなるから」というのが理由で、彼女もまた他の絶滅種のフレンズ同様に密かな孤独を抱いている。
最初は遺跡の中で独りの時間を過ごしていたが、次第にみんなで芝居をやり遂げたいというニホンオオカミの情熱に感化されていく。
ブシモアプリ版
第?世代
サービス開始初期から出会えるフレンズの一人。
主な活動時間は昼だが、UMA枠という事もあってか他のフレンズと比べると出会える確率は低め。
デザインに大きな変更はないが、瞳の色は黒のままで、他作品のようにライトグリーンになるのかは不明。
お宝を掘り当てようとパーク内のガラクタを漁り回っており、その過程で色んなフレンズ達と交流している。また、掘り当てたガラクタがいらない物だったら、それを欲しがっているフレンズにあげるなど優しい一面もある。
本人はかなりの人見知りで目に付かないように動いているが、大抵すぐ見つかっている。
本作ではフレンズ達にCVが実装されていないので、残念ながら(?)アニメ版のような奇声の数々を聞く事はできないが、怒ったり照れると「きしゃーっ!」と威嚇してくる。
珍しい行動は「しっぽをふる」。あそびどうぐ「石の山」で披露する。
石の後ろから様子を伺うように、尻尾を振りながら顔を覗かせる。
第2世代
性格はNEXON時代のものに近く、口数が少なく普段は暗い穴の中でジッとしている。
ミライ曰く「たずねけもの」であるなど、他のフレンズ同様NEXON時代の個体と同一人物である可能性は高いが、作中で酒を好む場面は見られない。
珍しい行動は「影からこっそり」。「不思議な石像」で披露する。
動きは第?世代とほとんど同じだが、表情や尻尾の振り方に細かい差異がある。
GOODROIDアプリ版
期間限定イベント「おねがい!たなばたのほしぞら」にて初登場。
トキに宿ってしまった織姫が彦星の元へ行ける方法を探しているイリオモテヤマネコとタイリクオオカミに出会い、その手伝いとして二人をしりょうかんへと案内した。
限定バージョンについてはデビルツチノコを参照。
ゲーム内では同イベント開催中に実装されたスカウトから入手できた。
レアリティ☆3で、動物グループは桃。
得意地形は平原・夜、苦手地形は雪原。
けもパワーは味方のつよさを小アップ。
所有わざは相手に大ダメージを与える「未確認生物襲来!」。
けものフレンズピクロス
みまもりフレンズとして、イラストAにのみ設定可能。
どの項目で設定可能なのかは、けものフレンズピクロスの記事を参照。
ピクロスでは、12問目に登場。問題のサイズは10×10。
メガピクロスでは、8問目に登場。問題のサイズは10×10。
イラストBにした状態で、クリップピクロスの問題を解くとツチノコを見ることが出来る。
セガゲーム版
アプリ版
性格や設定はNEXON版と同一で、本作でも「たずねけもの」と呼ばれている。酒好きなのも同じ。
しかし、中の人がアニメシリーズでの役を担当した小林ゆうなので、アニメ版とNEXON版が入り混じったようなテンションとなっており、加えてアニメ版同様にヒトが作った物に強い興味を示している。
なお、戦闘では足技をメインに立ち回るが、現時点で目からビームを発射する事はない。
メインシナリオでは6章に登場。
地下複合商業施設「オデッセイ」で巨大セルリアンの襲撃を受けた際、警備隊によって救出されるが、逃げる途中で自身の宝物の一つである歴史書を落としてしまい、状況が状況な為に泣く泣く外へ脱出する。
……が、どうしても歴史書を諦められず、単身でオデッセイに潜入しようとして地下トンネルの入口でセルリアンの群れに襲われていた所を探検隊と警備隊の一行に再び救出される。
その後、オデッセイ内のガイドを頼もうとしていたラッキービーストが謎の不調を起こしたのを見計らい、もはや迷宮と言っても過言ではないオデッセイの構造に詳しい自分が案内を務めるのを条件に一行に同行する。
そして紆余曲折あって、巨大セルリアンの足に引っ付いていた歴史書を取り戻す事に成功するが、この歴史書がオデッセイ内部に蔓延しているセルリウムを偶然浴びた際、見た事のないセルリアンが発生するだけでなく、途中で合流したジャパリ団がカレンダに届けようとしていたセルリウム入りの瓶が割れて歴史書に被った事で強力なセルリアンも発生し、カレンダもタスマニアデビルをセルリアンから庇って負傷した上に巨大セルリアン討伐作戦も失敗に終わるという最悪の結果を間接的ながら招いてしまう。
その後は一行と共にオデッセイの外に退避。管理センターの職員に運ばれて行ったカレンダは命に別状はないものの、精密検査が必要な状態である事を一行に語った。
初期けも級は☆4。属性はマイペース。
とくせい | 幻と共に | かいひが3%増加し、少しだけ狙われにくくなる+地形がどうくつの場合、与ダメージ10%増加 |
---|---|---|
キセキとくせい | おたずねもの | 与ダメージ15%増加&かいひ5%増加 |
たいきスキル | エナジーちゅるちゅる | 2ターン自身の与ダメージの15%分たいりょくが回復 |
とくいわざ | 油断大敵 | 敵単体に120%のダメージ |
けものミラクル | バチバチ百幻脚 | 敵単体に7連続ダメージ |
アーケード版
2020/9/25から開催された期間限定イベント「十五夜の夜空に浮かぶフルムーン!」に伴い、スナネコ(SSRバージョン)と共に先行実装された。
担当声優はアプリ版と同じ小林ゆうだが、セリフや口調がアニメシリーズを意識したものとなっている。
レアリティ | SSR |
---|---|
属性 | ゆうき |
得意なエリア | ジャングル |
元気な時間帯 | 昼 |
けものミラクル | バチバチ百幻脚 |
関連イラスト
余談
今回爆発的なヒットとなったアニメ版のけものフレンズ。ネット上の調べでは今作が2017年2月6日を境に、ネット上で急激に話題になったという。
情報元URL→http://kamyustudio.com/trend-of-kemono-friends/
この日はアニメ版の4話放映後で、その回に登場していたツチノコの発言によって、視聴者の中で不穏な空気が漂い始め、けものフレンズという作品を「考察」する人々が現れ始め、その動きは周囲に広まっていったという。
この事から察すると、ある意味ツチノコはけものフレンズをヒット作に押し上げる為の火付け役として貢献してくれたとも考えられる。
それだけあってpixivに投稿されたイラスト数はメインキャラの面々を除けばトキ、ハシビロコウに次いでトップクラス。
イラスト内のシチュエーションはもはやお約束になりつつある。
苦労人、いじられキャラ
作中サーバルに振り回されたりバカにされたり、遺跡の奥ではしゃぐばすてきコンビに呆れた経緯からか、苦労人として描かれる事も多い。
他フレンズ(主にサーバル、スナネコ)に振り回されたりいじられるなど散々な目に遭う。
どこぞの長(笑)のように黒化したり、賢くなくなってしまう事はない。
高スペック
上記のイメージを覆すかのように高い能力を発揮する。
ただし、最終回では前述の描写なので具体的なスペックは不明。
髪型
フードの下の髪型。書き手によってロングだったり、ショートだったりと異なっている。
『フードを取ると誰だかわからない』と言うシチュエーションもある。