「クッフッフ…、ヨド〜ンボウリン〜グッ! ちっ、7人じゃダメだ!10人倒れなきゃ、爆発はナシ!! スペアもナシ!
一度に10人倒してこそストライク、そこでドカーン!が俺の美学だ!!」
「俺は美しくなきチャレンジャー、人呼んでさわやかバクダン邪面~!」
データ
身長/184cm
体重/168kg
邪面/爆弾→火薬を球体に詰めた地球の爆発物
概要
ヨドンヘイムが送り込んだ、地球の危険物「爆弾」を模した邪面をベチャットに被せて生み出された邪面師。
クランチュラ曰く「自信作」との事。
邪面はドクロマークの付いた黒い球体型爆弾を模したオードソックスな見た目で、頭頂部から伸びた導火線を房毛の如く頭の横へ垂らしているのがポイント。
首から下のボディの色はジョイスティック邪面等と同じ、白・緑・黄緑の配色。
掴み穴の付いた爆弾ボールを投げ、整列させた人間をピンとして打ち倒す『ヨドンボウリング』でストライクを決めて爆弾を爆発させ破壊と混乱を齎す『地獄ボウリング爆破作戦』を展開する……が、スペア無しのストライクを決めないと爆弾が作動しない仕様とバクダン邪面のボウリングの腕前がイマイチなのが仇になって爆弾の不発が頻発する状態に。
おまけに一度に全員倒せてもその総数が10人未満だと不発判定になる為、まともな攻撃手段にすらならないと言う致命的な欠陥を抱える。
こうなってしまったのは邪面製作者のクランチュラが変な拘りを出して能力に珍妙な制約を課してしまったからで、しかも、本人の戦闘力もそこまで高くない為に、結果としてクランチュラの趣味嗜好が完全に裏目に出てしまい、自信作どころかこっそり見物していたガルザも怒りを通り越して嘆かれるほどに今までの邪面師の中でも特に全く役に立たない失敗作となってしまった。
またドクロマークの口からは逃走用の煙幕を吐き出せる。
活躍
エピソード25
地球に送り出されると、配下のベチャットに捕まえた人間を並べさせてのヨドンボウリングを開始。
だが、一発ストライクを中々出せず倒した人間を整列し直しての再トライを繰り返す稚拙ぶりを見せ、それを物陰より観察したガルザはあまりのどうしようも無さに激昂を通り過ぎて頭を痛めた。
ガルザ「下らん…。 やはりどうしようもない奴だったか…!」
その内にキラメイジャーが現れるも、小夜からは『丸めたケシカス邪面』とあんまりな呼び方をされ、派手な爆発を立てての名乗りで反論して交戦に突入。
ベチャットに足止めさせた相手にボウリング投球で転がした爆弾を送り込むが相手は次々とかわしたので、本気を出しての変則カーブ投球で放った爆弾がキラメイジャー全員を転倒させるが、相手が6人しかいなかったのでストライクの基準を満たさず爆弾は不発。
「ん?ええと、爆発しない…しまった〜!! そもそも10人いないから爆発しないじゃ〜ん!?」
これでピンクから「ひょっとして…、おバカさん?」と言われてしまったので、「くう~ッ! こうなったら、仕切り直しだ! さらばだ!!」との捨て台詞と同時に邪面から煙幕を吹き出しその場から逃走した。
その後場所を変えて再出現するも、すぐにキラメイジャー3人に駆け付けられ苦戦。
だがそこへヨドン皇帝の秘書官・ヨドンナが現れ彼女の後ろに控える様命令される。
そして彼女がキラメイジャーに宣戦布告、『ハイパーベチャット』を作り出しての使役で相手を圧倒するのを見物する。
エピソード26
余談
爆弾モチーフの戦隊怪人は『烈車戦隊トッキュウジャー』のバクダンシャドー以来、6年ぶり。
声を演じる木村氏は『動物戦隊ジュウオウジャー』のボウリンゲン以来、4年ぶりに敵怪人の声を演じる(※2年前のサウンドトラックで出たゲスト怪人も含めるなら2年ぶり)。
なお奇遇にもボウリンゲンも人間ボウリングを行った丸い頭の怪人で、アテレコ時にキャラへ被りがある事をプロデューサーの望月卓氏は気付いたと言う。
因みに望月氏はかつて『宇宙戦隊キュウレンジャー』チーフプロデューサーを務めており、そこでは木村氏が球体型のキーアイテムのアナウンスを務めていた。
そして以上の経歴により、バクダン邪面はボウリング(球)に強い由縁のある怪人と呼ばれる事となった。
関連項目
ラグビー邪面:同じ爆弾使いの邪面師。ただしバクダン邪面とは違ってこちらは何度も爆破に成功しており、効率良く闇エナジーを集めている。
ボウリンゲン:上記の様に同じ声優が声を演じた怪人で、攻撃手段もボーリングの投球等オマージュを思わせている。因みにこちらのボウリングの腕前はプロ級。