日本の漫画家。90年代に様々な名作を手掛けたアニメーター、特にキャラクターデザイナーとして一世を風靡した事でも知られる。
漫画家として独立した後は、80年代少年漫画風の非常に荒い線や空間構成で、全く逆となる80年代風少女漫画風の繊細な表現を用いる「荒繊細」とすら呼ばれる独特の画風を用いた作品を発表している。
略歴
1983年に葦プロを母体として独立したアニメ制作会社「カナメプロダクション」(カナメプロ。現在は解散)に入社しアニメーターの道を歩み始める。
カナメプロ出身者である事からいのまたむつみより教えを受けた弟子筋にあたるとともに、金田伊功は(直接の系譜上では関係はないが)大師匠相当であり、両者の影響をより色濃く受けた画風および作風(ならびに感性)を持つとされる。
1988年カナメプロの崩壊を前に独立しフリーとして活動。「勇者シリーズ」など多くの作品のキャラクターデザインを務めた。
2000年代以降、アニメ業界より退き漫画家として活動している。
アニメーター時代に後輩である大張正己と結婚したが、9年の結婚生活の後に離婚。
とはいえ離婚後も交流はあり、離婚の経緯は大張の了承を得た上でエッセイコミック『りこん猫』中で公表している。
広島東洋カープのファンで、マンガ作品『球場ラヴァーズシリーズ』を発表している。
また2019年頃からの手塚治虫トリビュート企画では『Heisei七色いんこ』(原作:七色いんこ)『三つ目がわらう』(原作:三つ目がとおる)を自らの作風で手掛けている。
代表作
アニメキャラクターデザイン
「勇者シリーズ」
漫画
『アニメがお仕事!』
『球場ラヴァーズ』
ゲームキャラクターデザイン
関連リンク
現在「マンガ図書館Z」にて、
『からくり変化 あかミックス! 』
『ふわふわカタログ』
『わがまま戦隊 ブルームハート! 』
『ラブんラブ』
『ひきこもり探偵 おにいちゃんとマコ』
『ぴゅあ☆どる』
『石田敦子短編集 姉さんゴーホーム』
が無料公開されている。