概要
基本的には、見た目(や声)が幼いが、実年齢が18歳以上、基本的に20代以降の女性を指して使われる。
元ネタは声優の金田朋子だが、基本的にはフィクションのキャラクターが対象となる。
現実世界では男性諸氏が求めるモノが得られるかは微妙(詳しくはリンク先)。
解説
現代法治国家において少女(ロリ)を性愛の対象とすることは不徳であり、実行に移そうものなら直球で犯罪になるが、たとえ見た目が少女でも、実年齢が成人に達していることを証明できれば大丈夫(合法)という理屈になる。
単なる成長不足から、ファンタジーの人外キャラのように人間基準では図れない年齢となっている「長命種族・不老不死者」まで、内わけはさまざま。
非合法のロリ
「合法でない」場合は違法ロリ・違法ババア(違法お姉さん)などという。
違法ロリの場合は「外見も実年齢も幼女」であるが、違法ババアの場合は「外見や性格はババア(成人女性)だが、実年齢は幼女」ということがほとんどである。
例えばセリオ(『Toheart』のメイドロボ)のように、見た目は大人だが実年齢(製造からの経過時間)は3ヶ月ほど(しかしロボットなので法律上の規制はない)という場合は「違法ババア」の範疇であると同時に「合法ロリ」に含まれることもある。
フィクションにおける合法ロリの扱い
ロリババアなどと同様、「実際のロリでは不可能な行動を問題なく起こすことができる」という舞台装置として利用されることがある。たとえば、飲酒・喫煙のような、成人していないと違法となってしまうことも「見た目がロリのまま」特に問題なく実行させることが可能となる→月詠小萌など。
また、いわゆる擬人化の場合、本人の見た目が幼くても元ネタが「大正生まれのチャーミングレディ」レベルの話であるため「合法」とカウントされることも(例:艦隊これくしょんにおける駆逐艦娘や海防艦娘など。ほとんどが小〜中学生程度の外見である)。
時に、「漫画の世界で行われていた劇だった」というメタなオチがお約束の一つとしてあり、制服を着た女子中高生が登場するアダルト作品はこのオチが省略されているとも取れる。
現実においても「成人した俳優が未成年を演じる」という機会は普通に行われている。特にグラビアやAVなどでは「美少女」・「ロリ」というジャンルが当たり前に存在するが、実際には「少女」と呼ばれるような年齢でも、「ロリ」に該当する年齢でもない18歳以上の女優が演じている(「ロリ」が実年齢を指すものではなく、外見などの属性を指すものとなっている)。これも一種の「合法ロリ」であるといえる。
「合法」の取り扱い
あくまでも「合法ロリ」という表現はオタク界隈で使われているネットスラングであり、表現規制のグレーゾーンを揶揄して笑い飛ばすシニカルなジョークとして生まれたものである。→来いよアグネスなど。
ここでいう「合法」とは、実際の司法とは別にゲームやアニメなどの倫理機構の審査(レイティング)を通過可能かどうかや、SNSや電子掲示板の規約に違反しないコンテンツかどうかという側面の方が強い。
世間一般の尺度ではとても「合法」といえないだろう幼女(に見えるキャラクター)のアダルト作品を示して「登場人物はすべて18歳以上(成人)である」と言い張っても、それの公開方法や流通の乗せ方によっては逮捕や起訴される可能性は日本の現行法でも否定できない。
なお、日本では問題ないとされる表現でも、海外で必ず同じ判断が為されるとは限らない。インターネット経由で作品を公開する時は、サーバ設置国や運営会社の本社の方針によって「違法」になる場合も当然ありうる。
また、性的かつ露悪的な表現であるため、現実の女性に向かって言うのは大変な失礼に値する。本人が(芸能人などが自身の外見的魅力をアピールする目的で)自称でもしていない場合は控えるべきである。
属性としての「合法ロリ」
上記の通り、本来は言い訳やシニカルジョークなのであるが、明示的にこの属性を設定すると合法ロリが合法たる根拠である「子供ではないので適切な判断力を有している」と見做される。
体自体は小さいほうが好きでも、無知シチュに嫌悪感や罪悪感があり適切に合意を結びたい人や、リードされたり尻に敷かれたい人、逆に強者をぶちのめすことにこそ意義を感じる人などの場合、違法ロリが公然と許可された状況でもこちらのほうが良いという場合がある。
また、中身が大人であるため子供特有の面倒臭さがないことや、将来的に体が大きくなったり精神が成長して変化する可能性が低いという点も評価対象となる。