ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

マリウス・ブラックの編集履歴

2020/12/04 02:12:53 版

編集内容:本文を修正

マリウス・ブラック

まりうすぶらっく

マリウス・ブラックとは、シリウスとレギュラス・ブラックの母方の大叔父。スクイブであったために家系図から抹消される。

概要

『ハリー・ポッター』シリーズに登場する主人公、ハリー・ポッターの名付け親であるシリウス・ブラック三世の出身である純血の魔法一族、ブラック家の家系図に登場する人物。

シリウス、及び弟のレギュラス・ブラック二世の母方の大叔父に相当する人物。

魔法族の生まれでありながら魔法力を有さないスクイブであったためにブラック家の家系図から抹消された。

そのため姉のカシオペアと妹のドレアの出生年から、1915年から1920年の間に誕生したこと以外は謎に包まれた人物。

血統

ホグワーツ魔法魔術学校校長を務めたフィニアス・ナイジェラス・ブラックの四男、シグナス・ブラック二世の息子で、ブラック家の分家筋の出身。

母親は間違いなく純血の聖28一族出身の魔女、ヴィオレッタ・ブルストロード。

兄にポルックス・ブラック、姉にカシオペア・ブラック、妹に後にポッター家に嫁ぐドレア・ブラックがいた。

兄のポルックスがシリウス三世とレギュラス二世の母、ヴァルブルガ・ブラックの父親であるため、祖父の弟であるマリウスはブラック兄弟にとって母方の大叔父となる。

またベラトリックスアンドロメダナルシッサの父であるシグナス三世もまたポルックスの息子であるため、三姉妹の父方の大叔父でもある。

ブラック家のスクイブ

片親が魔法族であれば、魔法の力は優性遺伝のため高確率で子に魔法の力は遺伝する。

通常であれば魔法族の子供は7歳頃に魔法の力が現れ始めるとされるが、魔法の力を持たないマグルから魔法の力を持つマグル生まれの魔法使い、魔女が誕生するように魔法族から魔法の力を発揮できないスクイブが誕生することがある。

魔法界において障害者に相当するスクイブは魔法を使うことは全くできず、杖を買うことや魔法学校に行くことは許されていない。

ハリー・ポッターらが活躍する時代より昔はスクイブに対して激しい差別があり、スクイブは家庭で座敷牢のごとく隠されたことも多かったという。

マリウスが生まれたブラック家は血の純血性を尊ぶ純血主義の名家であり、時代背景からも7歳以降、一定年齢に達するまでブラック家に閉じ込められ、一族内で冷遇されていたことは想像に難くない。

またネビル・ロングボトムのように7歳を過ぎた後に魔法力の兆候を見せた者もいるが、ネビルはその兆候が表れるまで親族から善意で虐待まがいの不意打ちを食らい続けていたため、ホグワーツ魔法魔術学校の入学許可証が届く11歳までの間、ネビルと同様の仕打ちを受け続けた可能性もいなめない。

ロン・ウィーズリーの大叔母のミュリエル曰く、スクイブは早めにマグルの学校にいれてやるのが最良だったとコメントしているように魔法界ではなくマグルの世界に居場所を見つける者も多いが、誇り高いブラック家が一族の汚点を世に出すとも考えられないため死ぬまで飼い殺しにあっていた可能性も無きにしも非ず。

事実家系図から抹消されてしまっているためにマリウスが何年まで生きたのか、結婚したのか、子供がいたのか不明。

ブラック家本家筋の最後の男が亡くなった後に遺産の相続権がベラトリックスに移ったことからも、スクイブ故に相続権がない可能性はあるが1996年には既に亡くなっており子供もいなかったものと思われる。

世代

家系図抹消のために出生年は姉妹の出生年の間である1915年から1920年の間とされる。

所謂爺世代の代表格であるトム・リドルは1926年生まれであるため、爺世代の最年長、又は曾爺世代の最年少あたりの狭間の年代となる。

爺世代の年長であるアブラクサス・マルフォイあたりと年が近いかもしれない。

家系図抹消の系譜

分家筋のマリウスは甥の一人、アルファード・ブラックの人生に影響を与えた可能性がある。

アルファードもまた後に若くして亡くなった際に自身の遺産を家出をしたシリウス三世に与えたことから家系図から抹消されたブラック家の異端児であった。

アルファードの出生年もまた姉のヴァルブルガと弟のシグナス三世の出生年から割り出すしかないが、シグナスの出生年は初期と後期で大幅に異なっており初期ならば1925年から1929年、後期ならば1925年から1938年の間に誕生している。

仮に初期設定を採用し、兄弟の年の差が等間隔である1927年生まれとした場合、アルファードはトム・リドルと同級生となる可能性が高くなるが、そうなるとマリウスとの歳の差は12歳ないし7歳となる。

同じ分家筋であるマリウスがアルファードと同じ分家筋の館に暮らしていた可能性は全くないとはいえず、物心ついた頃に虐げられた叔父の姿にアルファードの何らかの影響を与えている可能性はいなめない。

またシリウスから過去に遡って家系図を見ると、シリウスの母方の叔父であるアルファード、アルファードの父方の叔父であるマリウス、そしてマリウスの父方の伯父であるフィニアス・ブラックとブラック家の家系図抹消者が軒を連ねている。

アルファードがシリウスの理解者であったように、マリウスがアルファードにとっての理解者であったのかもしれない。

名前の由来

名前のマリウスはローマ神話軍神マルスに由来する。

マルスはギリシャ神話アレスと同一視されるが血生臭い戦の神であるアレスに対してマルスは男性の武勇や闘争心を司り、勇敢で理想的な男性像とされた。

またの嵐の大洋に存在するマリウスという直径は41kmのクレーターがある。

マリウスの近くには数多くのドームが密集しており、ドーム群に絡み合うように多くのリンクルリッジ(しわ)も見ることができ、近くにはマリウス丘、マリウス谷もある。

関連記事

マリウス・ブラックの編集履歴

2020/12/04 02:12:53 版

編集内容:本文を修正