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メトロイド(クリーチャー)の編集履歴

2020-12-28 17:45:26 バージョン

メトロイド(クリーチャー)

さいきょうなるせんし

メトロイドとは、メトロイドシリーズに登場する地球外生命体。

概要

「メトロイド」とは、METROIDシリーズに登場する地球外生命体である。

惑星SR388に生息する「浮遊生命体」であり、シリーズタイトルにもなっているその名は鳥人族の言葉で「最強なる戦士」という意味を持つ。


攻撃性・防御能力・増殖性等、生物兵器として非常に優れた性質を持ち、その為銀河連邦スペースパイレーツが度々軍事転用を目論んでいる。メトロイドを巡るこれらの謀略が、シリーズの多くの作品における事件の発端・中核の要素となっている。また最終時系列では主人公であるサムス自身がメトロイドDNAを獲得しているため、現状仮にメトロイドが出てこないメトロイドシリーズでもサムスが主役ならば成り立つ構図が出来上がっている。


なお、メトロイドの設定・生態が物語の中心となったのは「メトロイドⅡ」だが、そのフルリメイク作品である「メトロイド サムスリターンズ」においてかなりの部分で設定の変更があったと思われるため、当記事内では別個に解説する。

METROID

詳細

惑星SR388で生息・繁殖していたメトロイドだが、元々は、惑星ゼーベスより入植してきた鳥人族が、同惑星内に現住する危険生物Xを駆除するために作り出した人工生命体である。またメトロイドプライムを起源とするターロンメトロイドも存在しこちらにも多くの種類に派生している。

青緑色の半透明な外殻に覆われた3つの細胞球と、その下から大小2本ずつの計4本存在する鋭い牙(下アゴ)が特徴。全体的にクラゲの様なシルエットを持ち、その外観と分類の通り宙空を浮遊して移動する。


生態

あらゆる物体に取り付き、「生体エネルギー」なるものを吸収するエネルギー吸収能力を持つ。

浮遊しながら獲物を探し、発見すると素早く接近し、覆い被さるようにして獲物を捕らえ、エネルギーを吸収する。犠牲者は体細胞が崩壊し、衝撃で粉末状に崩れ去るミイラの様な物体となって残る。

吸収したエネルギーはメトロイドが持つ特殊な臓器に貯蔵され、その量に応じて全体の質量も増大し、巨大化する。この貯蔵されたエネルギーは体外に放出して分け与えることも可能で、この性質から高効率のエネルギー資源としての平和利用も可能であると見込まれているが、彼らが生体エネルギーを分別・蓄積する仕組みや、そもそも彼らが循環させる生体エネルギーの正体など、この生態については未だ謎が多い。

これについては、スペースパイレーツはもちろん、銀河連邦の一部によって、X共々悪用されるのを防ぐため、鳥人族が情報を秘匿したからであり、後に彼らの懸念は現実になっている。


このエネルギー吸収能力によってビーム兵器を無効化し、強度と弾性を併せ持つ殻によって衝撃を無力化するため防御能力が非常に高く、さらに獰猛に獲物に襲い掛かり未知のシステムで瞬く間にエネルギーを吸収しミイラ化させてしまう攻撃性の高さから度々生物兵器として着目されており、特にスペースパイレーツが率先して培養・実験を繰り返している。結果はお察しください

更には洗脳や調教に対して完全な耐性を持つため指示に従わせる事が出来ない。そのためパイレーツの研究施設においてカプセルを破壊してメトロイドを解放しようものなら、瞬く間に彼らはメトロイドの餌食になってしまう。


唯一冷気エネルギーにだけは弱く、摂氏10℃以下の低温環境下では活動が鈍り、まともに浴びれば瞬く間に凍結して無力化してしまう。メトロイドを破壊するには、この凍結した状態で爆発などの衝撃を与える必要がある。

メトロイドの軍手転用実験・研究においては多くの場合で「冷気耐性の獲得」が最初の目的となっており、連邦部隊が「フリーズガン」を装備しているなどかなり普遍的な弱点として定着しているようだ。

しかしパワーボムや、惑星を破壊するほどの爆発など、あまりにも常識はずれに強いエネルギーなどは無効化しきれず、そのままダメージを受けてしまう。


β線の照射によって分裂増殖する特性を持つが、本来は卵生の生物で、ある程度成長した個体が産卵することで繁殖を行う。惑星SR388においては「クイーンメトロイド」と呼ばれる最上位の1個体のみが産卵を行う特殊な社会形態を取っていた。

ただし、成長については鳥人族にとっても想定外であり、そのせいで彼らはSR388の開拓を断念せざるおえなくなった。

他者のエネルギーを吸収する本能に忠実な、凶暴な性質の生命体だがある程度の知能はあり、同族・仲間とそれ以外とを明確に判別している。同族と見た相手には攻撃行動をとらないだけでなく、その相手を害する存在には積極的に怒りや攻撃性を示すなど、同族に対する仲間意識に近い物も確かに有している模様。鳥人族はこの性質を利用し、マザーブレインの精神感応能力(テレパシー)によって意思疎通を行い制御していたが、惑星ゼーベスがスペースパイレーツの侵略をうけたことで管理ができなくなり野生化した。

他には、孵化時のインプリンティング(刷り込み)によって異種の生物を「親」と認識することもあり、「親」の危機には自らの命を賭して救おうとする。サムス・アランが体験したこの生態を銀河連邦も注目しており、「OtherM」ではこうした疑似親子関係を「理想的な関係性」と呼んでいる。


低温を除くあらゆる環境下に適応し、そして外部からの影響で様々な最適な形へと変態を行う。SR388においては惑星のコアからβ線を含む放射線が放出されており、この環境下に限り

幼体→(脱皮)→アルファ(α)→ガンマ(γ)→(脱皮)→ゼータ(Ζ)→成体オメガ(Ω)

という完全変態のような成長過程を経る。成長に伴って爬虫類的な外観になり、筋力、生命力も増大し鋭い爪や電撃など攻撃手段も増加する。

SR388が舞台であるメトロイドⅡで邂逅できる他、「メトロイドフュージョン」においても、SR388の環境を再現した「B.S.L」のシークレットラボ内で標本を確認できる。

変態

サムスリターンズ

  • 幼生メトロイド

無題

一般的に最も知られた形態で、いわゆる「メトロイド」とは基本この姿を指す。上記の生態は全てこの幼生の物であり、シリーズでもほぼ何らかの形で登場している。

なお、作品やメディアによって微妙に外観(特に半透明の外殻の形状)が頻繁に変化しているが、これが単なるデザイン上の誤差なのか、それとも環境によって実際に微妙に変異している設定なのかは不明であるが性質上後者である可能性が高い。


OtherM」では遺伝子操作によって冷気耐性を獲得した幼生メトロイドが登場する。寒冷環境下でも活動し、アダムが「サムスでは勝てない」と断言するなどその危険性が窺えるが、大半はサムスと交戦することなくアダムの手によって施設ごと自爆し、実際に対峙した個体も孵化したばかり、あるいは遺伝子改良されずに誕生した為かサムスのアイスビームが通用するため、結局のところメトロイドの耐性面で連邦の研究がどこまで成功していたのかはわからずじまいとなった。


  • アルファメトロイド

/ テテテーン!! \

幼体から脱皮した姿。幼生時を思わせる赤いコアと、それを覆う半透明の膜を腹部に持つ。

青い目と、同じく青色だが満遍なく緑色の斑模様のついた甲殻を持つ。新たにできた、ゾウムシの様な特徴的な頭部からは一対の牙の他に一本の角が生えている。また、体の側面には未熟ながらも小さな脚が確認できる。

ゆっくりと移動し、攻撃方法も基本的には体当たりしかしてこない。

この形態以降冷気への耐性を獲得し凍結しなくなるが、ミサイルで直接ダメージを与えられるようになっている。アルファは通常のミサイル5発で破壊可能である。

アルファメトロイドから十分に成長すると、甲殻などが発達し次のガンマメトロイドとなる。

  • ガンマメトロイド

ガンマメトロイド

アルファが成長した姿。身体が大きくなり、目が三対の複眼になっている。

脚が大きく発達し虫の様な姿になっているが、ゲーム中では地上を歩行することはなく、背筋を丸める様な姿勢で空中を飛行する。なお、アルファに比べて飛行速度が上がっており、さらに口からイナズマを発し下から上に薙ぐ攻撃を新たに獲得している。

こちらはミサイル10発で破壊できる。

  • ゼータメトロイド

ガンマが脱皮した姿。尻尾が生え、四肢も強靭になって二足歩行の爬虫類を思わせる姿に変貌した。

頭部が胴体から独立し、さながら二頭身の様な外見になっている。

サムスと同じくらいの背丈で、体形が変わったためかガンマの頃よりも小さくなったように見える。

発達した手足を持つが歩行することはなく、やはり他の形態同様空中を飛行して移動する。攻撃方法は火炎弾と体当たりで、こちらの攻撃は腹部と背中にしか通らない。

ミサイル20発で破壊でき、背中が弱点となっていて倍のダメージを与えられるが、常にサムスの方向を向くため狙って当てるのは難しい。

  • オメガメトロイド

ゼータが成長した姿で、通常種のメトロイドにおける成長の最終段階。「メトロイドⅡ」公式サイトでは「成虫」と呼称されている。複眼が4対になり、手足や尻尾もさらに発達。もはや大柄な怪獣の様な姿となった。

サムスの二倍近い体躯を持ち、強化された外殻は腹部・背中以外への攻撃を無効化する。

より発達した手足を持ちながら歩行や攻撃に用いることはなく、空中を飛びながら体当たりと口からの火炎弾で執拗にサムスを狙う。

フィジカル面も含め高い攻撃力を誇り、スクリューアタックで上手く距離感を調節してやるのが撃破のコツ。ミサイル40発分もの高い体力を誇るが、やはり背中が弱点であり倍のダメージを与えられる。


フュージョン」では生きた個体が登場。B.S.L脱出を狙うサムスの前に現れ、実質のラスボスを務める。

通常のミサイルはおろか冷気を搭載したアイスミサイルすらも無効化する強固な外殻を持ち、また、尻尾がパイプの切れた様な独特の形状をしており、背中にもパイプ状の謎の器官を持つ。

飛行せず、体当たりをしたり火炎弾を吐くこともなく、ただひたすらサムスににじり寄り爪で切りかかるのみの単調な攻撃しかしてこないが、その爪はフュージョンスーツで防御力の低いサムスの体力をいくつだろうと必ず残り1にし、完全装備のサムスと同等のスペックを誇るSA-Xをも一撃で吹き飛ばしノックアウトさせてしまうでたらめ過ぎる攻撃力を誇る。誰が呼んだか、「ぼくがかんがえたさいきょうのメトロイド」。

オメガの一撃によってコア-Xへと戻ったSA-Xから全ての装備を奪還し、アイスビームを打ち込むことでようやくダメージを与えられるようになる。

スーツがいつものオレンジになった後は攻撃の直撃もエネルギータンク1つ消費に抑えられる上、膝立て状態からの復帰もあっという間になり、更にパワーアップしたサムスのアイスビームの影響でかなり頻繁に怯ませる事が出来るため倒すのは容易。

なお、B.S.Lではメトロイドの研究の結果「幼生から一気にオメガへ変態させる」という実験を行い成功したことが判明している。幼生メトロイドの巨大な脱皮跡があることから、このオメガメトロイドもまた実験で誕生した個体であることがわかる。

恐ろしい咆哮や、途方もない攻撃力は研究による成果かもしれない。

  • クイーンメトロイド

メトロイド、ひいては惑星SR388の生態系の頂点に君臨する生物で、「メトロイドⅡ」のラスボス。オメガをはるかに上回る巨体を誇り、群れの中で唯一メトロイドの卵を産むことができる個体。

通常のメトロイドではクイーンになれず、特別な個体のみがオメガからクイーンへと進化するが、一方でクイーンになれる因子を持つ個体はいかなる環境下でもクイーンへと進化し繁殖を行うことができる

蜂や蟻の群れで言う女王にあたり、生まれたメトロイドに攻撃指令を与え外敵を迎撃させることもできる。どこかで群れのメトロイドが撃破されるとそれを感知することができるらしく、その激昂から惑星に広がる洞窟全体を揺らし地形を変えるほどの地震を巻き起こす。

本体後部にチューブ状の器官があり、産卵管であると言われている。尻尾が存在しないことから、進化の過程で退化した代わりに発生したか、あるいは尻尾がそのまま産卵管へ変化したと思われる。


首を伸ばして獲物に噛み付いたり、口から火炎弾などを吐き出して攻撃する。

全身の外殻はあらゆる攻撃を防ぐ強固な装甲であり、本来弱点であるコアもうつ伏せで四足歩行という姿勢から狙うことができない。巨大な口の内部だけは柔らかくミサイルでダメージを与えることができるが、その場合100発以上ものミサイルが必要となるなど非常にタフ。

ただしコアがある腹部での内部からの爆発に弱く、クイーンが怯んだ隙にモーフボールで口から体内に侵入し、腹部でボムを爆破させることで大ダメージを与えることができる。この弱点はメトロイドⅡ公式サイトでも記述されているなど推奨・正規の戦法だと思われるが、体内侵入中はダメージを受け続ける為忌避感を覚えるプレイヤーもいる。


「OtherM」ではボトルシップ内でベビーメトロイドの細胞から再生された個体が成長して登場。これによりベビーもまたクイーンになれる特別な個体であったことが明らかとなった。サムスに傷付けられ逃走したリドリーを襲ったらしく、クイーンの居住エリアの近くに干からびたリドリーの抜け殻がある。この抜け殻は後に回収され、Xに寄生され復活した

オリジナルの遺伝子を保存するため遺伝子組換えがされておらず、またSR388環境下でないため一足飛びにクイーンへと進化した影響か、あるいはベビーメトロイドからのエネルギーを与えられたサムスの攻撃力が増した影響かビームでダメージを与えることが出来る。

卵から孵化したメトロイドを格納・保護する器官を背中に持ち、最初はそこからベビーメトロイドが飛び出し襲ってくる。このベビーメトロイドはマザーメトロイドから直接産まれた遺伝子組み換え前の個体であるため冷気に弱く、従来通り凍らせてスーパーミサイルで粉砕することで撃破できる(遺伝子組み換えされた個体はセクター0に保管される)。

頭頂部から首にかけて水晶状の突起がいくつか生えており、ベビーを全滅させると激しく怒り、この突起を鶏冠状へと大型化、第二のコアとして本格的に攻撃を開始する。

主な攻撃手段は、突進や床を叩きつけての衝撃波と口から吐き出す火炎放射で、特に火炎放射はダメージが非常大きく、さらにセンスムーブ回避ができない等非常に危険。頭部コアの発光が火炎放射の予兆になるのでよく見てスペースジャンプで回避しよう。

頭部コアをすべて破壊し体力をゼロにしても油断は禁物で、即座に起き上がって頭部コアを再生し、攻撃態勢に入る。だが、ボトルシップの急停止によって横倒しになり、弱った腹部コアに直接攻撃を打ち込むことができるようになる。弱った状態からの腹部コアへの攻撃で怯んだクイーンは無防備に口を開き、火炎放射のチャージを始める。その隙にモーフボールで体内へ侵入しコアでパワーボムを爆破させることでようやくの撃破となる。

クイーンの体内でボム」がはっきりと正規撃破手段になった唯一の場面なのだが、(ムービーから推察できるとは言え)パワーボム解禁のアナウンスなどは流れないので注意。また、Ⅱプレイ経験者はクイーンの体内に侵入することを知っていても、今度はⅡ当時の感覚でボムを連発するばかりでそのまま凄まじいスリップダメージで死亡するなんていうパターンもあるようだ(一応、ボムでもダメージはあるにはあるが、クイーンの回復力が上回るため実質ノーダメージである)。

このためか公式PV『メトロイドと私』ではクイーンメトロイドを体内からボムで倒すムービーが流れており、序盤のチュートリアルでもパワーボムの使い方まで教えてくれる。

パワーボムを起爆すれば、骨すら残さず消滅する。

SR388でクイーンを撃破したサムスが発見した、卵から孵ったばかりのメトロイドの子供。

幼生メトロイドをそのまま小さくしたような姿をしているが、内側の下あごが小さく未発達であるなど差異もある。

刷り込みによって自分を親と慕うベビーをサムスは攻撃できず、規則・命令違反になることを理解しつつも「研究目的の為」との建前でSR388から連れ帰った。

後に宇宙科学アカデミーに預けられ、銀河連邦の陰謀とサムスの数奇な運命の始まりとなった。


続編となる「スーパーメトロイド」でも引き続き登場。宇宙科学アカデミーに預けられ、その特性を平和利用するべく研究が進められていたが、コロニーをスペースパイレーツが襲撃、救援にやってきたサムスの目の前でリドリーによって攫われてしまった。

その後、スペースパイレーツを再び壊滅しベビーを救うためにゼーベスを訪れたサムスの目の前に現れたのは、何らかの遺伝子操作を受け、変異できない環境化で過剰にエネルギーを摂取させられた結果、超大型化しあらゆる攻撃への耐性をも身に着けたかつてのベビー、「スーパーメトロイド」であった。


「OtherM」では多数が登場。

ゼーベスでの最終局面で、飛び散ったベビーの細胞片がサムスのスーツに付着しており、これを採取し研究することで再生、クローニングさせた。

併せて、サムスが体験した「刷り込みによる”理想の関係性”」がメトロイド制御に使えると判断され、その実験の為ボトルシップで開発された人工知能「MB」に人型アンドロイドの肉体が与えられている。

最初のクローンはマザーメトロイドに成長し、その事からサムスになついたベビーメトロイドは上述の特別な個体であった事が判明した。

生体兵器として利用するべく遺伝子操作を施され、冷気耐性を獲得したらしい。だが、サムスの前に現れた個体は産まれたばかり、または遺伝子改良されていない個体であったため、いずれも冷気耐性が不完全であり、連邦のフリーズガンでも撃破できるほどか弱い。


クイーンは孵化したばかりのベビー達を背中の器官に負ぶっており、戦闘時にはそこからベビー達が飛び出してくる。


銀河連邦軍の一部のメトロイド軍事利用に関する暴走、ベビーとの疑似親子交流によって自我が芽生えたMBとその反抗など、「OtherM」における全ての発端となっていた。


しかし、銀河連邦に採取・保存されていたメトロイドの細胞は、後のフュージョンにて、Xに蝕まれていたサムスを救う事になる。


変態(サムスリターンズ)

SAMUS RETURNS

メトロイドⅡからフルリメイクされるにあたり、メトロイドの生態・設定も大幅に変更された。

全体で変更された部分は大まかに以下の様なものである。

作品メトロイドⅡサムスリターンズ
変態アルファ、ゼータへは脱皮して変態全ての形態で脱皮して変態
耐性アルファから冷気耐性を獲得外殻以外冷気に耐性を持たない
弱点腹部のコア(ゼータ、オメガは背中も)腹部のコアと本体正面の口腔内
BGMクイーン以外全形態で共通各形態に専用BGMがある
撃破時爆発四散して消滅コアが激しく発光し、外殻が融けるようにして消滅

また、全形態が脱皮して変態するようになったのに合わせて、アルファからオメガまでの各形態に脱皮間近の亜種が登場。

全身の外殻が赤黒くなり、さらに緑の蛍光色の粘液に網目状に覆われた、全体的に毒々しい外観となっている。また、複眼が通常の個体より一対増え、次の形態と同じ数になっている。

体格も通常より大きくタフで、さらに新たな攻撃手段を得ている場合もある。


アルファ以降の形態は、同作の多くのクリーチャー同様メレーカウンター可能な攻撃を行う。メトロイドのメレー可能攻撃は全形態で共通して噛み付きとなっているが、形態によって予備動作が大きく異なる他、アルファ・ガンマはエネルギーバリアを纏ったメレー不可能なタイプの攻撃も行うので注意。

メレーカウンターをヒットさせ、ビームやミサイルで追撃するとグラブシーケンスという専用のアクションに派生する。どうしても攻撃タイミングの限られるメトロイド戦で貴重なダメージソースになるだけでなく、サムスのダイナミックかつスタイリッシュなスタントを魅せてくれるので積極的に狙っていきたい。


アルファ~オメガまでのメトロイド撃破時には他のクリーチャー同様エネルギーオーブ等を出すほか、「メトロイドDNA」なる物を1体につき1つ放出する。これはメトロイドだけが持つ特殊な遺伝子で、サムスのアームキャノンに格納することができ、古の鳥人族が作った封印の像を起動し溶解液を流し出すための鍵にもなっている。

仮に途中で次に倒すべきメトロイドの居場所が分からなくても、持っているメトロイドDNAを封印の像へセットすればヒントを貰える。

  • 幼生メトロイド

リメイク前から大幅な変更はないが、内側の二本の牙が細く小さくなっており、牙というより虫などの”触肢”のようになっている。

また、半透明の外殻がより球形に近くなり、リメイク前に比べやや小柄に。食い付かれたらボムで引き剥がすのも同様。

本作発売にあたり新造されたamiiboではサムスに並び非常にハイクオリティな仕上がりに。独特な感触も再現された。


リメイク前同様ゲーム終盤に大量に孵化、クイーンを討ちに来たサムスを迎撃してくる。

アイスビームの弱体化によりただ当てるだけでは一瞬しか凍結せず、チャージアイスビームをしっかりと命中させた上でミサイルを5発もしくはスーパーミサイル1発を命中させることで撃破できる。

チョウゾ純正メトロイドということもありパワーボムでもさほどダメージ受けないという、地味ながら恐るべき強固さを持つ。

  • アルファメトロイド

地面に降りた幼生の殻を破って登場する。脱皮直後は全身が白っぽくなっている。

リメイク前に比べ、目が赤く小さくなり、角がなくなった。代わりに牙が三本に増え、前面にある三本の中央に無数の小さな歯のついた口腔が見て取れる。側面の未発達の脚は細く節立っており、昆虫の脚部の様になっている。

通常個体は電気、成長個体は炎のエネルギーを内包しており、 空中をゆっくりと移動しながらそれらをエネルギー弾としてコアから落下させて攻撃してくる。溜め撃ちをしてくることもあり、溜めエネルギー弾は地面に着弾すると一面に衝撃波を発生させる。


メレー可能攻撃は突進。少し身構えた後口部が鋭く発光するのが目印で、高速で大きくUの字を描きながら噛み付こうとしてくる。タイミングよくカウンターしグラブシーケンスに移ると専用のアングルとなり、ふらつくメトロイドのコアに追撃ができる。

また、最初に遭遇する脱皮直後の個体を除きエネルギーをバリアにして纏うことがあり、このバリア状態での突進はカウンターできない。


チャージアイスビームを腹部のコアに当てることでコアが凍結し、しばらくの間移動速度が低下する上バリア無しの突進しかできなくなるため、メレーカウンターがしやすくなる。

  • ガンマメトロイド

暴れ馬

アルファから脱皮して進化。

サムスが上に乗って攻撃できるほど大きく成長し、さらに節足動物の脚のように発達した四肢で地上をすばしこく歩行するようになった。これまで通り空中を飛行することも可能であり、脚を横倒しにして畳み空中でもやはりすばしこく飛び回る。

かなりの強化がされており、アルファ同様のバリア突進や空中からのエネルギー弾爆撃に加え、口から地形を貫通するビームを発したり、少し力を溜めた後広範囲への衝撃波や足場全体にエネルギー波を発生させるなど、攻撃方法も非常に多彩。

攻撃時以外でもエネルギーバリアを維持する能力を獲得しており、弱点である口や腹部のコアをガードしている。この状態ではミサイルをも無力化するので、相手が各種攻撃によってバリアエネルギーを喪失するのを待つか、アイスビームで引きはがしてやる必要がある。

通常個体は電気を用い、脱皮間近の成長個体は炎を用いるようになるのだが、この成長個体がクセモノで、ただでさえ迎撃の困難な攻撃が多い上に体格が大きく、通常のジャンプでは飛び越すのに失敗して接触ダメージを受け易い。


カウンターのチャンスは地面歩行中にバリアを纏わない噛みつきを繰り出す時。グラブシーケンスでは牙を掴んでガンマの頭に飛び乗り、頭の上から口腔へアームキャノンを突っ込み連撃を叩き込む。

また、バリアを発生させずに飛行している時に腹部コアにチャージアイスビームを当てるとアルファ同様コアが凍結し、その重さに耐えきれず落ちてくる。コア凍結中は一部攻撃ができなくなるなど非常に有利になるが、落下して噛みついてくるまでミサイルを5連発以上当てると、こちらから背を向けて氷を割ろうとする。多くのプレイヤーがカウンターのチャンスに恵まれないのは、このためである(そのため、RTA走者はミサイルを4発まで当てて、噛みつきを誘発させている)。

中盤からはある程度ダメージを受けると巣をくぐって逃走し、近くの部屋に移動するようになるが、プレイヤーの腕次第ではダメージの調整や逃走される前にフェイズドリフトでサムス以外の時間の流れ自体を遅くする事で倒すことも可能。また、メレーカウンターから、ミサイルとビームバーストを交互に切り替えながら撃ち込む事(通称ミサイルバースト)により短時間での撃破も可能で、主にRTA走者がこの方法を使用する。

  • ゼータメトロイド

ガンマから脱皮して進化する。

昆虫や節足動物の様だったガンマまでとは打って変わり、細身の爬虫類の様なスマートな外観になった。後頭部から伸びるトサカ状の大きな部位が特徴的。

脱皮によって飛行能力を完全に喪失しているが、大きく発達した四肢により細い柱や壁、そして天井までも縦横無尽に這い回る。中に柱に張り付いて擬態、あるいは仮眠している個体も。

特に後ろ足の発達が目覚ましく、安定した姿勢で直立したり、視界外から一気に跳躍して出現するなど、非常に高い脚力を獲得している。更に吐き出すブレス攻撃も多彩で、火炎放射に火炎弾、そして部屋内をバウンドする電撃弾の他、新たに強酸弾を吐き出せるようになった。


メレー可能攻撃は地上での噛み付きで、小さく咆哮した後素早くとびかかってくる。グラブシーケンスに移ると、カウンターで怯み後ろに飛びのいたゼータの尻尾をサムスが掴んで地面に叩きつけ、マウントポジションで腹部のコアに連撃を叩き込む。ゼータもすぐさま体勢を立て直し、再びサムスに飛び掛かってくるが、サムスは両足でこれに抵抗しつつコアに追撃、最後はゼータを大きく後方に蹴り飛ばすという、今作中でも飛び切りダイナミックなアクションが見られる。なお、この一連のアクションシーンはPVでも採用されている他、公式のメレーカウンターのイメージ画像でもカウンターで殴り飛ばされているゼータが登場している。


基本的に四足歩行で地面を這っているためコアに攻撃を当て辛い。先述したグラブシーケンスの他、天井で蹲っている際に甲殻の隙間から現れるグラップルポイントを引っ張ることで、ゼータを地面に叩き落としコアを露出させることができる。

ただし、ゼータの真下で引っ張ると落ちてきたゼータに当たってダメージを受けるため、ノーダメージクリアを目指す場合は、ライトニングアーマーをまとうか、斜め下から引っ張る事をお薦めする。


成長個体はエリア5の片隅に一体だけ出現する。体色が変化し体も若干大型化しているが、耐久力が上がっているぐらいでそこまで強化されているわけでもなく、影は薄い。

  • オメガメトロイド

VSオメガ

ゼータから脱皮して進化。脱皮殻はわかりにくいが、初登場時のムービーで画面奥に転がっているのが確認できる。登場時オメガによって蹴飛ばされ潰れてしまうが、この演出は「フュージョン」のセルフオマージュだろうか。

後ろ足がさらに発達し、完全に直立二足歩行できるまでになった。大柄な体躯に全身を覆う堅牢な甲殻と鋭い爪を備えた四肢、そして凶暴な牙の生えた恐ろしい口を持ち、その外観は完全に特撮怪獣のソレと言えよう。

やはり弱点は口腔と腹部のコアなのだが、なんと新たに甲殻を生成することでコアへの攻撃を遮断してくる。さすがに全身の外殻ほどの強度はないが、それでもかなり堅牢で、スーパーミサイルを以てしても複数発命中させなければ破壊出来ない。パワーボムなら一撃で破砕できるが、外殻の生成は一度だけでなく複数回行うことも可能である。


攻撃手段も豊富かつパワフル。引っ掻きや尻尾の薙ぎ払いなど、強靭に発達した肉体による物理攻撃の他、尻尾で地面を強く叩くだけで小さな地震を起こし天井を剥落させ、口から吐き出す火炎は完全に収束・安定し熱線攻撃と化している。熱線攻撃のパターンも豊富であり、正面への発射だけでなく、上下に薙ぎ払ったり、地面に吐き出すことで辺り一帯の地面を火の海にすることも。

直接的に放つ熱線はいずれもサムスの現在の位置目掛けて放たれるため、真っ正面のみでなく上下にも対応している。

特に火の海攻撃が厄介。確定で落石攻撃とセットで行われるのだが、この落石が何とスクリューアタックが大幅に弱体化した影響で粉砕できないどころか接触ダメージを受けてしまうため、スペースジャンプで落石を掻い潜るしか対処の方法がない。特にスペースジャンプやエネルギータンクの取れないアイテム縛り攻略では実質回避不可の即死攻撃と化し、オメガがこの攻撃をしてこないよう歴戦のプレイヤー達はチョウゾの神か偉大なる指導者様に祈る羽目となった。


コアを露出させた状態で接近戦を挑むと、小さく咆哮した後にメレー可能な噛み付きをしてくる。グラブシーケンスでは、カウンターに怯み大きくのけぞったオメガにサムスが飛び付いてダウンさせ、腹部にまたがってコアに攻撃を叩き込む。オメガも苦し紛れに爪で攻撃するがサムスはこれジャンプで回避して首元に着地、牙を押さえつけてオメガの動きを封じつつ更にコアへと連撃を加え、オメガが起き上がると自らも大きく後方へ飛びのきスーパーヒーロー着地。ゼータ戦ほどアクロバティックではないが、オメガのデザインも相まって特撮アクションの様な華麗なアクションシーンとなる。

海外のCMにもこのシーンは使用されている。


成長個体はエリア7、チョウゾ・ラボの奥地に一体だけ出現する。ゼータ同様体色の変化や肉体の大型化などが見られるが攻撃方法に変化は無い。しかし、体が大きくなったことで相対的に肉弾攻撃の危険度も上がっている上、 元々高い耐久が更に強化されているため、この個体との戦闘では自身の体力だけでなくミサイル等弾薬の残量にも気を遣う必要がある。

  • クイーンメトロイド

SR388の奥地、チョウゾ・ラボを抜けた先にあるエリア8にて最後に戦闘するメトロイドとして登場。

そこに至るまで数多くの同胞、それも子供たちを殺害してきたサムスを激しく憎んでいる。その怒りの咆哮に対し、サムスがアームキャノンを突き付ける事で戦いの火蓋は切って落とされる。


デザインだけでなくサイズも大きく変更されており、直立状態のサムスですらも丸呑みにしてしまえる程の大顎と、それすら霞んでしまうような長大かつ巨大な体躯を持つ。その巨大さは戦闘中はクイーンの胸部より前方しか姿が見えず、ムービーなどでも全容を見ることができないほどである。

体が非常に大型化したためか再び四足歩行に戻っており、短いながらも太く発達した四肢を持つ。 長く立派な尻尾の生え際には産卵管と思しき一対の管が左右に伸びており、背中の巨大な外殻にはベビーや幼生を収納するための物と思しき空間が見える。設定画などでようやく確認できるその姿は、さながら大型の恐竜か、はたまた翼を持たないドラゴンのようである。全身の皮膚は、もはや腹部のコアすらもあらゆる外部からの攻撃を受け付けないほど強固となっており、実質的に体内部分が露出している口腔部のみが唯一攻撃可能部位となる。その大顎には、上顎に新たに鋭い爪を持つ舌の様な器官が生成されている。


その巨体による肉弾攻撃や、オメガよりさらに強化された熱線に加え、中空に滞留するエネルギー弾やサムスを吹き飛ばすほどの肺活量をもってサムスを攻撃してくる。そのすべてが致命的な破壊力を誇り、特に頭部の振り回しや噛み付きは作中最強クラスの威力となっている。その衝撃は、スパイダーボールで壁や天井に張り付いているサムスを地上に落としてしまうほどである。

確実に攻撃を回避、あるいはキャンセルさせ、その隙をぬって攻撃を口腔内に叩き込むテクニックが必要となる。


的確にダメージを蓄積させていくと緑→黄→赤へとクイーンの体色が変化し、さらに攻撃を続けるとクイーンが大きく怯んで体色が元に戻る。しばらくの間口を開いて無防備になるので、この間にさらに追撃をかけよう。クイーンが立ち直った瞬間にサムスが近くにいると、上顎に格納していた舌状の器官を伸ばし、強烈な噛み付きをしてくる。この噛み付きこそがメレー可能な攻撃であり、見事カウンターを決めるとクイーンが気絶してグラブシーケンスに移行する。グラブシーケンスでは直接攻撃を行うのではなく、クイーンが気絶してグラップルポイントとなった舌をグラップリングビームで引っ張り、クイーンの頭を地面に叩きつけさせる。無論このままさらに連撃を叩き込むこともできるが、モーフボールとなって口から腹部コアへと侵入すれば、おなじみの「体内でボム」ができる。なお、体内侵入中はやはり継続して大ダメージを受けるので、十分なエネルギーを確保するか、ライトニングアーマーでダメージを防ぐのがベスト。

コアへと侵入し、Other M同様パワーボムを設置、起爆すればクイーンも爆発四散…はせず、体力こそ減っているが何ともないかのように攻撃を続行する。それどころかさらに攻撃が強化される。

クイーンとの戦闘は複数回にわたって相手の耐久をゼロにする段階戦闘であり、「生物を瞬時に蒸発させる」とされ、事実Other Mでもボトルシップのクイーンメトロイドを跡形もなく消滅させたパワーボムの威力を、それも体内で受けながら三度目の爆発にしてようやく力尽きるという、すさまじいタフネスの持ち主だったのである。

パワーボムはサムスリターンズにおいても弱点であるモノアイセンサー周囲以外一切攻撃の通用しないディガーノートを言葉通り影も形も無いレベルに消し飛ばしているため、いかにSR388のクイーンの耐久力が異常かが伺える。

またスパイダーボールとパワーボムを組み合わせてモーフボールで強力な突進を行うスパイダーブーストならば全ての攻撃をキャンセル可能。

クイーンの攻撃はいずれも強力で、中には回避が困難なものもある。上手く使おう。


  • ベビーメトロイド

クイーンの巣のさらに奥地で一つだけ残されていた卵から、サムスの目の前で孵化したベビー。

生まれたばかりとは言えメトロイドは危険な生物であり、サムスは即座にアームキャノンを構えアイスビームをチャージする。

しかし、銃口を向けられながらも敵意を抱かずサムスを親として慕うベビー。サムスはベビーメトロイドを保護する事を選んだ。


何と、今作では事実上クリア特典のマスコット兼オトモとして登場。クイーンを撃破したご褒美として、ベビーと共に探索することができる。

ベビーがいて初めて探索できる場所などもあるので、惑星SR388をくまなく見て回り、ベビーの愛らしい姿を堪能しよう。サムスのはもちろん、敵の攻撃にも当たらない上、パワーボムの爆発でも死なないため、存分に探索しよう。

そして、スターシップの元まで帰り着き、いよいよ帰還となったこの疑似親子の前に、ヤツが立ちはだかる。



その他のメトロイド

メトロイドプライム」シリーズ

ゼーベスのスペースパイレーツ壊滅時に逃れた一部の部隊がメトロイドを連れ帰っており、兵器として運用するべく様々なアプローチで研究していたことが判明している。

ペットとして飼育しようとしたり射撃練習の的にしようとした愚か者もいたようだが。その結果、メトロイドと同じケースに閉じ込められて、貪られる羽目になった者も

ゲーム本編では、実験研究の一環で放射性物質「フェイゾン」が注入され「ターロンメトロイド」などと呼称されている。またメトロイドプライム自身が生み出す事が可能な他、よりクラゲらしい姿のハンターメトロイドや、パイレーツの研究によって凍らない上に特定の攻撃以外への耐性を獲得し、更にβ線無しで増殖する事も可能になったデバイドメトロイドが登場している。

メトロイドハッチャーやメトロイドホッパー、フェイゾンメトロイドの他、ダークサムス=メトロイドプライムであるため進化の派生は非常に多く、環境次第で多くの人々が知る姿からかけ離れ、より凶悪でより強力な存在になる事が確認された。


サムスではなく、銀河連邦の一般兵が主役となる外伝「フェデレーションフォース」でも登場。

一部の任務で登場し、相変わらず洗脳も調教も全く受け付けずにパイレーツを食い散らかしている。サムスと違いMECHはモーフボールになることもボムの使用も出来ないため、仮に食い付かれたら死物狂いで暴れるしかない。MECHの圧倒的な膂力を持ってしても頑張れば何とか振りほどける程度で、味方がいるなら味方にメトロイドを撃破してもらう方がずっと手際よく任務を進められる。

ある条件を満たすと、銀河連邦が確保したメトロイドの卵が謎の人物によって奪取されるシーンをムービーで確認できる。


一覧

  • ターロンメトロイド

メトロイドがフェイゾンの影響で、変異して生まれた亜種。通常個体より牙が大きいのが特徴。

名前も、実験施設を建設した惑星ターロンⅣから付けられた。

狂暴性が増しており、ガラスをぶち破って襲いかかる事がある。しかし、改造の影響で通常兵器への耐性がなくなっており、アイスビーム以外の攻撃も通用するようになっている。もちろん従来通り、アイスビームで凍結する。

一定のダメージを与えると電撃をまとって体を震わせ、一定時間無敵になる。この無敵時間中はパワーボムやフェイゾンビーム以外の攻撃を一切受け付けなくなる。

なお、プライム2における個体は、劣悪な環境でエネルギーを抑制され、挙げ句動力源にされたためか、ストレスにより赤く変色。興奮状態になっている。こちらはチャージしたダークビームで固める(アイスビームで凍結するのと同じ)ことができる。

プライム3では惑星ウルトラガスの研究所にて、解剖された標本が置かれている。


  • ハンターメトロイド

プライム1のみ登場。

ターロンメトロイドから更に変異した個体。不規則な凹凸のある縦長の体に、2本の長い触手が特徴的。

ビームを発射して獲物を捕らえ、エネルギーを吸収するという遠距離からの攻撃方法を得ている。ビームに捕らわれると脱出できないが、動きは制限されないため、反撃することは可能。

こちらもターロンメトロイドと同じく、アイスビームで凍結する事ができる。


  • デバイドメトロイド

プライム1のみ登場。

ターロンメトロイドの突然変異種。姿はターロンメトロイドと似ているが、白色なのが特徴。

耐久力はターロンメトロイドより優れている上に、冷気への耐性を獲得した。また、一定以上のダメージを与えると分裂するという強敵。

だが、分裂した個体の色から弱点武器の特定が可能であり、パワーボムなら分裂させずに倒すことができる。最終決戦ではこれでもかとばかりに沸くが、フェイゾンビームなら一瞬で倒すことができる。


  • ベビーメトロイド

プライム2のみ登場。

Ⅱ、スパメトなどに登場する個体とは別種。いわば、ターロンメトロイドの幼体。スペースパイレーツによって携帯エネルギーとして用いられている。

エネルギー吸収能力は弱いものの、フェイゾンに触れるとターロンメトロイドに急成長する。


  • メトロイドコクーン

プライム2のみ登場。

ベビーメトロイドを扶養する運搬用の保管庫。ターロンメトロイドが変異したものであり、その名のとおりベビーメトロイドの繭である。

戦闘用ではないため、装甲を持たない。


  • ダークメトロイド

ターロンメトロイドがイングにスナッチされた姿。ダークエネルギーへの耐性を獲得し、攻撃力と耐久力が上がっている。

しかし、エネルギーを捕食するメトロイドの本能にイングが影響されるというまさかの結果が発生し、イング側の戦力として有効ではない。

ダーク側でありながらチャージされたダークビームで固まる上、スナッチの影響でライトエネルギーに弱く、光に当てると怯む。

プライム3では、惑星ウルトラガスにて輪切りにされた標本が置かれている。


  • フェイゾンメトロイド

プライム3のみ登場。

重度のフェイゾン汚染によって突然変異したターロンメトロイドの亜種。従来のメトロイドに似ているが、頭部が2つに割れており、背部が大きく突き出ている。

次元を転移する能力を持ち、障害物をすり抜ける他、アイスミサイルなどを回避してしまう。また、体力が一定以上の時には凍結に耐性を持つ。

しかし、高周波エネルギーで核を狙い打ちされたり、フェイゾン兵器には耐性がない。


  • ミニロイド

プライム3のみ登場。

成長過程が変化し、未発達の状態で誕生したフェイゾンメトロイドの幼体。

戦闘能力は低く、大規模な群れで狩りを行う。プライム2のベビーメトロイドと異なり、フェイゾンに触れても成長しない。


  • フェイゾンホッパー

プライム3のみ登場。

フェイゾンメトロイドがさらに突然変異し、飛行能力と次元転移能力を失った代わりに、フェイザイトによる装甲と、節足生物のような強靭な四肢を持つようになった。いわば、フェイゾン版ガンマメトロイドと言ったところか。

外殻のトゲによる体当たりや、口から放つ液体フェイゾン弾、さらにハイパーモードで攻撃力と耐久力を強化できる。また、冷凍に対する耐性を持つ。


  • メトロイドホッパー

プライム3のみ登場。

フェイゾンホッパーの幼体。外殻は未発達で、耐久力と冷凍耐性が弱いが、群れで行動する。

さらに、こちらもハイパーモードを使用する。


  • メトロイドハッチャー

プライム3のみ登場。

極度のフェイゾン汚染によって突然変異したフェイゾンメトロイド。従来の飛行能力の他、長い触手と硬い外殻を持つ。

触手で相手を捕獲してエネルギーを吸収するが、触手を攻撃すると引っ込めて体力回復のためにフェイゾンを吸収し、フェイゾンメトロイドを生み出す。

ただし、吸引時に口を攻撃されると触手を出して気絶し、無防備になる。この触手を引っこ抜くことでダメージを与える事もできる。

また、フェイゾンホッパー同様、高周波エネルギーで核を狙い打ちされると即死する。


メトロイドプライム

プライム1のラスボス。惑星ターロンⅣに衝突した隕石によってできた、インパクトクレーターの最深部に潜むフェイゾン生命体。フェイゾンを生成する能力を持ち、ターロンⅣがフェイゾンで汚染されていた原因である。そのため、鳥人族によって封印されていたが、それでも星を汚染するほどの力を持っている。

厳密には鳥人族が作ったメトロイドとは違うものの、ターロンメトロイド達を産み出す能力を持ち、プライム2ではダークサムスもパイレーツの施設に捕らわれていたメトロイド達を解放して回っており、「メトロイド」の名を冠していることから何かしらの関係性を臭わせている。


後にプライム3にて、ターロンⅣやエーテルに衝突した隕石は惑星フェイザから送り込まれたものではないか、という意見がある。

現にフェイザ内ではメトロイドプライム似の脱け殻がある他、フェイゾンメトロイドとその亜種が自生している。


「起源」を意味するプライムから、メトロイドプライムやターロンメトロイドを目撃した鳥人族が、それを参考にメトロイドを作成したのではないかと推測するファンも存在するが、真相は今のところ不明である(そうなれば、ターロンメトロイドは突然変異ではなく先祖返りということになる)。


なお、海外版では隕石の中に迷い込んだメトロイドが、フェイゾンの影響でメトロイドプライムになったという設定だが、こちらは今のところ海外のみの設定である。


ダークサムスについては彼女の項目を参照。


他作品への出演

ひでぇやw

星のカービィ3において敵キャラクターとして登場。

5-2のステージのある小部屋1~3体ずつに潜んでおり、通常の攻撃は一切通用しないが、元ネタ通りアイス系の攻撃を当てることで撃破可能となる。

このメトロイドを全て倒してゴールするとゴール手前の地点にいるサムスからハートスターが貰える。


ちなみにメトロイドに触れると思いっきり噛みつかれるが、環境に適応するメトロイドの性質上ここでは進化やエネルギー確保の必要が無いのか、ダメージを受けることはない。

ただ可愛らしいカービィがやや恐ろしげなメトロイドに覆い被さられている絵面は見ていて面白いものではないかもしれない。


戦士の休日

スマブラDXでは、フィギュアのみ登場。


キャラクターとしては「X」から出演。「X」ではアシストフィギュアとしての登場。

出現すると近くのファイターの頭にかじりつき、エネルギー吸収を行う(ダメージを継続して与える)。

噛み付かれたらレバガチャで振り払おう。


3DS/WiiU」では、アシストフィギュアの他にも「フィールドスマッシュ」でのザコキャラとしても登場する。

ザコキャラとは言ってもファイターがそこそこパワーアップしてから出現する、比較的強めの敵キャラとして登場する。

AFと同じくファイターの頭にかじりついてエネルギー吸収をする。

かじりつかれている時は動けなくなり、他の敵キャラからの攻撃を受けやすくなるためこれまたレバガチャで素早く振りほどくべし。

耐久力もかなり高いが、倒した時のアイテム量は多め。原作通り氷属性の攻撃に弱いが、本作ではアイスクライマーが欠場となっており、氷属性の攻撃を持ったファイターが極端に少ない。

大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALでもアシストフィギュアで登場しており、こちらは原作通り凍らせなければ攻撃が通らないようになった。本作ではアイスクライマーやリュカなどといった氷属性攻撃を持つファイターが登場する。


  • パルテナの鏡シリーズ

光神話・パルテナの鏡にメトロイドとそっくりな「コメト」という敵が登場する。メトロイドと同じくピットに噛み付いて攻撃してくる。

続編新・光神話パルテナの鏡』にも登場。ピットが「コメトって小さいメトロイドだからコメトという名前?」とコメントしている(直後にナチュレに「こっちの世界とあっちの世界は違う」と遮られたが)。

デザインは丸っこく、群れでいる事が多い。メトロイド本編におけるメトロイドモドキやペトラシル同様、あくまで似ているだけの別物であるため凍らせなくても倒せる。


家具「メトロイド」が登場する。かなりの貴重品という設定で、調べるとメトロイドのタイトル画面のBGMが流れる。

関連イラスト

メトロイドクリア記念メトロイド


関連タグ

メトロイド

メトロイドⅡ(メトロイドサムスリターンズ) スーパーメトロイド メトロイドOtherM

メトロイドフュージョン


鳥人族:生みの親

メトロイドプライム

ベビーメトロイド


メトロイドと因縁の深いバウンティハンター。鳥人族によって鍛え育てられ、不可能とされる任務の数々を悉く完遂した。幾度に渡り単身で宇宙を救い、フュージョンではとうとうメトロイドDNAから作られたワクチンを接種しメトロイドの強力な特性も獲得した、正真正銘「メトロイド(最強なる戦士)」である。

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