「ノコギリよぉ~、今夜もぉ~…ありがとう!」
CV:五代高之
データ
作製者:害地大臣ヨゴシュタイン
作製モデル:チェーンソー
身長:229cm(産業革命時:57.2m)
体重:245kg(産業革命時:645t)
概要
ヒラメキメデスが密かに回収したノコギリバンキを改良し、「チェーンソー」をモデルにリメイクした害地目蛮機獣。基本的な外見はノコギリバンキと一緒だが、顔の全面と両腕のノコギリは強力なチェーンソーに変わっている。そして全身のノコギリも増加し、その全てが電動ノコギリ型へとパワーアップ。口癖も新しく「ソウソウに」、「~ギリ」となったが、「ギリギリギリ…」を連発する点は変わらない。ただ、パワーアップしてより凶暴さに磨きが掛かったのか、口調がノコギリバンキだった頃と比べてやや粗暴になっている。
上記の通り両腕に装備した強力なチェーンソーによって、より効率良くビル等をぶった斬る破壊活動を行える様になった。ノコギリによる殺傷能力のみならず知能面にも磨きが掛かっており、チェーンソーによって発生する大量の木屑や粉末に紛れ、その姿を隠して奇襲したり、飛び散った木屑から粉塵爆発を引き起こす等の新たな戦術を身に付けている。
だが1番強化された点は何と言ってもノコギリバンキ時代の左腕のボルトの緩みであり、腕をノコギリからチェーンソーに変えた事でその問題も解消された。
必殺技は、両肩の回転ノコギリから丸ノコ状の光弾を飛ばして攻撃する「必殺ぶっとバズソー」。
活躍
ヒラメキメデスに改造されて生まれ変わると、再び街へと出現。ノコギリバンキの頃と同様、両腕のチェーンソーでビルと次々と切り倒して行くと、例によってゴーオンジャーが駆け付けた為に交戦となる。
5人との戦闘の際は、先程ビルを切り倒した際に発生した大量の粉塵の中に姿を隠す事でゴーオンジャーを翻弄するも、其処へゴーオンウイングスが遅れて参上。ゴールドのウイングトリガー・サーチモードによって粉塵に紛れる自身を発見された所へ、シルバーのウイングブースターの射撃を受けて怯む。
微塵が晴れて7人の前に姿を現すと、両肩から繰り出す「必殺ぶっとバズソー」で迎撃するも、7人の行動データを確認したヒラメキメデスから撤退を命じられた為、再度繰り出した「必殺ぶっとバズソー」でゴールド以外の6人を変身解除に追い込み撤退した。
撤退後、某所にある木材倉庫で大量の木材を切り込み、そこを木の粉で満たす事によって相手の武器による微塵爆発の誘発を画策する。
駆け付けたゴーオンジャーとシルバーが蛮機兵ウガッツと交戦している間、倉庫内の木材を次々と切り込み、倉庫内を木の粉で満たすと同時に武器を使わせる様にシルバーを誘導。折しも大翔と喧嘩しており、自棄になっていたシルバーの放つウイングブースターによってまんまと倉庫を爆発させる事に成功した。
爆発に巻き込まれた7人を変身解除に追い込むが、駆け付けたジャン・ボエールの放水で倉庫の火事を消し止められてしまう。
蛮ドーマSPの率いる蛮ドーマ軍団がジャン・ボエールを攻撃する中、自身も倉庫から脱出した7人と対峙し、再変身したゴーオンウイングスに立ち向かう。だが2人の連携に圧倒され、怯んだ所へブースターフライトを喰らい敗北。蛮ドーマ軍団もジャン・ボエールによって一掃されるのだった。
直後にビックリウムエナジーによって産業革命を起こして巨大化すると、巨大戦ではトリプター、ジェットラス、ジャン・ボエールの3機のウイング族が炎神合体したセイクウオーと交戦。「必殺ぶっとバズソー」を繰り出して応戦するも、空中を飛行するセイクウオーに回避され、地上からのジェットリータービュランスと空中からのセイクウソニックに怯んだ所へ、止めのセイクウインパルスを喰らい上記の台詞と共に爆散した。
余談
モチーフである「チェーンソー」は、電動回転する鎖状に繋がった細かい刃で木材などを切断する道具である。
上記の台詞は石原裕次郎主演の映画「夜霧よ今夜も有難う」が元ネタとなっている。
声を演じた五代氏は同じニチアサにおいて2年前、『ふたりはプリキュアSplash☆Star』にアクダイカーン役で出演していた。
関連タグ
ヂェンゾス:『星獣戦隊ギンガマン』に登場したチェーンソーモチーフの先輩。同じモチーフのチェーンソーバンキの登場まで丁度10年のスパンを要した。
グロンケン:『帰ってきたウルトラマン』に登場した怪獣で、頭部と両腕がチェーンソーになっている。