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コンピューターウイルス(ユアストーリー)の編集履歴

2021-01-15 01:10:27 バージョン

コンピューターウイルス(ユアストーリー)

こんぴゅーたーういるす

3DCGアニメ映画、ドラゴンクエストユアストーリーに終盤で登場するキャラクター。

この記事そのものが映画ドラゴンクエストユアストーリーの重大なネタバレである為、読むことに注意。














































概要

映画ドラゴンクエストユアストーリー」におけるラスボス。

まず、ユア・ストーリー自体上映時間が約1時間40分と全体的に尺不足であった為、尺を長めに求められる要素である本来のストーリーにおけるラスボスであるミルドラースは登場しない

しかし、その代わりに捻じ込まれたのが、これである

外見で似ているモノと言えばドラゴンクエストⅩ時元神キュロノス、ドラクエに限らなければコレコレであろうか。

「ドラクエは剣と魔法の世界なのに何でラスボスがコンピューターウイルス?」って思う人もいるだろうが、実はこの映画のストーリーは、DQⅤの世界観とストーリーを基にしたヴァーチャルリアリティーアトラクションであるという。


劇中での活躍

劇中で彼の存在が発覚するのはストーリーのクライマックス。

映画のストーリーにおいて、魔界の門を封印することのできる天空の剣を手にした主人公が、最終局面において魔界の門を封印しようとしたまさにその瞬間に、伏線も何もなく唐突に表れる

現れるや否や、主人公(および観客)に対して上記の事実を告げて、世界を破壊して何もない無の空間に戻した後に、主人公を冷たく突き放すが、実はアンチウイルスプログラムだったスラりん山寺宏一イケメンボイス)が変身した天空の剣同様ドラクエシリーズお馴染みの伝説の剣によって討ち滅ぼされハッピーエンドとなる。


評価


まず最初に断っておくこととして、ドラゴンクエストユアストーリーは、ドラゴンクエストVを原作とした3DCGアニメ映画であり、ドラクエを原案としたオリジナルストーリーではない(※)


その上で、伏線も何もなく唐突に現れ、主人公に対して、『私を作ったハッカーからの伝言だ。ゲームなどやめて大人になれ。現実に帰れと言うまるで毒親の説教みたいな台詞を発し、多くのゲーマーSFC版を楽しんだ観客たちにあまりにも残酷かつ致命的な『痛恨の一撃として突き刺さり、深いトラウマを残した



ゲームは確かに作り物かもしれないが、もう一つの現実であるという趣旨の主人公の台詞、本当に製作者が伝えたかったメッセージを評価する意見もあるが、それを含めても非常に評価が悪い。

理由は幾つかあるが、纏めるとそれを原作付きのストーリーでやるな。という事になる。


原作において最も重要なメッセージは主人公の人間的成長と家族愛と言う普遍的なテーマであり、例えフィクションでもそこに強い愛着を持てば、現実であると言う、一種の人の夢に関するテーマはあくまでも映画独自のメッセージである。


原作のストーリーをなぞる以上、重きを置かれるべきは原作のメインテーマであり、映画化した際に付け加えられたテーマは、さりげなく分かる程度の演出で留めるのが観客に対する礼儀である。

そこを横紙やぶりで無理やり映画のメインテーマを捻じ込んだ上に、その所為でストーリーそのものが崩壊してしまった為、非常に評価の低い作品になってしまっている。


※…Ⅴ本編を原案としたオリジナルストーリーではないが、その一方で本作は仮想現実による世界観を否定した作りになっている。

まず仮想現実により主人公=プレイヤーがリュカの人生を体験する世界観とであるため、リュカが体験や干渉、知覚も認識も出来ない場所や時間の描写はないも同然のため、描写する意味がない事になる。


そのため、中盤に現れる老婆の正体と真意、リュカが石化して魔物が跋扈する時代や蹂躙される人々、石化した父の元へ駆けつけるアルスの活躍などは主人公にとって知る由もなく、むしろ描写した事で次元の壁を越えて映画の観客に向けたものとなってしまっており、余計なものを継ぎ足してしまい、仮想現実ではない世界でなければ意味がないどころか矛盾が生じてしまい、破綻するマイナスな伏線になっている。


更にTVスポット版の予告は「愛する」ことをテーマにⅤの山場である結婚相手の選択に焦点が当てられており、劇場に足を運ぶ観客に仮想現実となったことで茶番と化してしまい、宣伝において理由もなく注文を受けてからメニューが変えられた形になってしまった。


さらに言うなれば、「(制作陣は)ゲーマー達に向けて『ユア・ストーリー』というラブレターをしたためた。だがそれは、熟成されたゴミをプレゼントされるようなものだった」ともいえるモノである。


また、脚本と総監督を担当した山崎貴氏はドラゴンクエストシリーズを全くプレイしておらず三部作として制作する気はない。ドラクエばかりに構ってはいられない」と発言しており、企画を受けた段階で面白い作品にする気は無かったことが明らかにされている。


関連タグ(ユア・ストーリー版)

衝撃の結末 メタ発言 原作レイプ


世界の中心でアイを叫んだけもの……「公式自らファンに唾を吐く」という似たコンセプトでリリースされた曰く付きのシナリオ。当然大炎上を招いた点も同様。

原作そのものか、既存の原作を改悪したものかという違いはある。


ブラック・ノワール:同様のメタ発言をしたり、設定を持つラスボス繋がり。なお、コイツが出た番組SFC版DQⅤ発売の約三ヶ月後に放送開始している。


???:賛否両論あると推測され、結果没になったものだが実際にそれをやってしまったケース。もっともこれについてはやろうと思っていた前から伏線をかなり多く張っていたの

に対し、こちらについては唐突さが強いため質としてはこちらが下回る可能性が高い。


ルパン三世THEFIRST:本作の監督の次回作。ラストバトルでは本作のラストと似た展開があるが現実を突きつける側と付けられる側が逆になっている。

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