フィー・クラウゼル
ふぃーくらうぜる
プロフィール
本名 | フィー・クラウゼル |
---|---|
所属 | 西風の旅団→トールズ士官学院《Ⅶ組》→エレボニア遊撃士協会 |
肩書 | 生徒(閃I・II)→正遊撃士(閃III以降) |
異名 | 西風の妖精(シルフィード)、妖精 |
年齢 | 15-16歳(閃I・II)→17-18歳(閃III・IV) |
出身地 | 不明 |
生年月日 | 七曜暦1188年8月31日生まれ |
武器 | 双銃剣(ダブルガンソード) |
CV | 金元寿子 |
概要・戦闘能力
本作におけるヒロインの一人。トールズ士官学院の特科クラス《Ⅶ組》に選ばれた生徒の一人。
年齢は15歳でリィン達より年下。
常にけだるそうにしており、重度のめんどくさがり。授業以外では日陰や保健室で居眠りをしており、自分からは積極的に他人と関わろうとしないが、意外と人付き合いは悪くはない。その言動からよく猫っぽいと言われる。
Ⅶ組メンバーの中でもかなり小柄だが、身体能力は極めて高く、爆薬などの潜入工作用の道具を持ち歩いている(入手経路は本人曰く「企業秘密」)。
日曜学校に通っておらず、エマやアリサから勉強を教えてもらっており、特にエマとは何かと一緒にいることが多い。
学院では園芸部に所属し、たまたま入学前から持っていた花の種を育てている。
過去
士官学院に入る前は猟兵団「西風の旅団」に所属。幼少期に旅団のリーダーである「猟兵王」ルトガー・クラウゼルに拾われ、以降は旅団の一員として各地を転々とし、10歳で実戦を経験。その卓越した戦闘技術から猟兵の間では「西風の妖精(シルフィード)」の通り名で呼ばれていた。しかし猟兵王が西風の旅団と並ぶ最強の猟兵団である「赤い星座」の「闘神」との戦いで死亡し、旅団は解散。行き場をなくしたところをサラに拾われ、現在に至っている(その後『Ⅱ』にてルトガーの遺言により団員達がそうなるように仕向けていた事が判明する)。なお孤児とはいえ旅団内では娘同然の様に溺愛されていた様で上記の様な経緯もあってか家族という物に人一倍強い想いを抱いている。ちなみにサラとは彼女が遊撃士の頃、旅団の作戦中に何度かやりあっていたらしい。
入学後は学院生生活を送っていたが、バリアハートでの実習以降にかつて猟兵だったことを打ち明けた後、騎士道を重んじるラウラと反りが合わなくなり、険悪とまではいかないがギクシャクした関係が続いていた。帝都での特別実習の中でお互いの素直な気持ちを打ち明けたことで和解している。ちなみにこの2人はリィンいわく、本来戦闘面でも性格面でも相性は抜群であると述べるほどである。このことをきっかけに一層絆が深まっている。
また猟兵として過ごして来たからか作中では特別実習や非常時等でリィンのフォロー役に回る事も多い。
前作の終盤に内戦勃発し、貴族連合によるトールズ士官学院占拠後、Ⅶ組も散り散りとなるが、フィーはマキアスやエリオットと共にケルディック近郊に潜伏しており、彼らに続いてリィンと合流する。Ⅶ組女子メンバーの中では一番早い合流である。
しかしその後まもなく、かつての『西風の旅団』の仲間かつ兄貴分でもあるゼノとレオニダスと対峙する。この二人は貴族連合首魁であるクロワール・ド・カイエン公爵に雇われており、フィーにとって敵対関係であることを知る。
終盤、最終決戦地・帝都ヘイムダルの皇城バルフレイム宮が「煌魔城」と化し、ゼノ・レオニダスもまた待ち構えていた。戦いののち、フィーはゼノとレオニダスより「西風の皆は団長を取り戻す行動に出ている」と告げられた。
内戦終結の功によりフィーも飛び級でトールズ士官学院を卒業。卒業後はサラの誘いもあって遊撃士協会に所属し、準遊撃士から正遊撃士に最年少でその資格を得る。
正遊撃士になってからはサラと共に行動しており、また前作で共闘したトヴァルや、リベール王国より助っ人にきたアガットとの知己を得た。
サザーラントでの特別演習ではリィンら第Ⅱ分校を援護し、かつて旅団とは商売敵にあった猟兵団『赤い星座』の大隊長シャーリィ・オルランドと対峙、猟兵時代とはうってかわって互角の戦いを演じた。
そして死んだはずの古巣の団長・ルトガー・クラウゼルと驚愕の中再会する。
《黒キ聖杯》では、アリサやサラと共に《蒼のジークフリード》、アリサから離反したシャロン、そして因縁あるシャーリィ、ルトガーの4人と戦ったが…。
《黒キ聖杯》での戦いはミリアムの討死やリィンの鬼化と敵勢力にその身を奪われ、事実上敗走を強いられてしまう。
エマの故郷・エリンの里に退避したものの惨敗・再起不能にⅦ組一同はフィー含めて意気消沈となり、このまま黄昏を待つのみの状況だったが、そんな様を後輩でリィンの教え子かつ新Ⅶ組の一人ユウナが激高、一喝を受ける目となり、これでフィーも他のⅦ組一同同様目が覚めることになる。
そしてリィン奪還のため行動を開始し、その後黒の工房最奥にてリィンを奪還した。絆イベントでは、選択次第でリィンに想いを告げることが出来る最初の人物となる。
また、今作では遊撃士の先輩格で、『空の軌跡』の主人公コンビであるエステルとヨシュア、そしてその姉貴分であるシェラザードとも知己を得た。
『七の相克』ではハーメルに顕れた『龍の霊場』にて、ゼノ・レオニダスを打ち倒したのち、養父・ルトガーと対決。その後ルトガーが駆る騎神・ゼクトールとの戦いの末、ルトガーは敗れて消滅するが、そこにおいてルトガーとの最後の別れを行い、見送った。
本編DLCに「魔法少女まじかる☆アリサ」においてのフィーの衣装・「くのいち☆フィー」が用意されている。設定では魔王の手先によって滅ぼされた「くノ一村」のくノ一として人間界をさまよっていたところをアリサと出会い、行動するようになったというもので、キャラクター的にも似合う衣装である。
最終決戦の決着後は、帝国遊撃士協会の再建とともに、共和国のジンとも知己を得て共に遊撃士の任務に就いていた。そしてミリアム復活後にオリビエとシェラザードの結婚式に参加する。
リィンルートにて参戦。クロスベル入りするリィン達に合流し、本作のキーパーソンとも言える人物とMWL内にて戦闘となる。前作の引き継ぎ状況やストーリー序盤での選択によって、リィンと特別な関係でストーリーを始めることが出来る。その場合は、リィンと合流した際の会話に変化がある。
また、本作ではかつて旅団にてルトガーの右腕を務めていたガルシアと再会。ガルシアからは前作でのルトガーの最期を話してくれと頼まれている。
バトルスタイル
登場作品共通として、使用武器は短剣と拳銃が合体した「双銃剣」。猟兵時代の異名『西風の妖精』の異名は伊達ではなく、Ⅶ組メンバー随一のスピードと回避力に特化しており、攻撃力もまずまず高いため、そのスピードを生かした手数の多い攻撃がフィーの基本的な立ち回りである。その反面、防御力が低いのが弱点。オーブメントの属性は「時」と「風」。
「閃I」ではラウラ同様、初期状態からSクラフトを使うことができる。「閃Ⅱ」以降はカウンター攻撃が斬撃から銃撃になった事によるカウンター射程の延長、円クラフトが指定敵中心型から指定地点中心型となる調整がされた為、扱い易さが大幅に上がっている。また固定絶対回避率30%を持っている為、装備やクォーツの組み合わせ次第では(必中攻撃を持っている敵もいるので絶対ではないが)回避率100%として物理攻撃を回避してカウンターを当てる不沈要塞と化す事も。
関連タグ
閃の軌跡 創の軌跡 遊撃士協会 サラ・バレスタイン ラウラ・S・アルゼイド
猟兵時代の関わりある者たち
ランディ・オルランド シャーリィ・オルランド…猟兵時代の商売敵「赤い星座」の者。