基礎データ
進化
ガラルカモネギ→ネギガナイト(1バトル中に急所に3回あて勝利すると進化)
概要
『ポケットモンスター ソード/シールド』に登場するポケモンで、カモネギのリージョンフォーム。正式名称は『カモネギ(ガラルのすがた)』。
『ソード』バージョンのみの出現であり、『シールド』ではガラルサニーゴが登場する。
通常のカモネギと比べるとやや黒ずんだ配色となっているほか、目付きもより鋭く、眉毛もキリッとしている上に特大のネギを背負っている。
勇猛な戦士として知られ、戦闘時にはこの巨大なネギを大剣よろしく豪快に振り回して敵をなぎ倒す。
そんな強化(?)の影響か、ノーマルもひこうもかなぐり捨ててかくとうという全く異なるタイプへと変貌。
飛べる種モチーフの鳥ポケモンでありながら、ひこうタイプではないという珍しい個性を得て、なんとそらをとぶも覚えられなくなっている。
ただし飛行する能力自体は失われておらず、極太のネギを手放した状態なら、原種と同じ要領でパタパタと空中を羽ばたく事が出来る。
原種も元々地上を主な活動圏にしていたポケモンだが、こちらは抱えたままでは飛べない程デカいネギと共生するべく、地上での活動がしやすい様に自らを鍛えていったのだろう。
重量について
このガラルカモネギも進化後のネギガナイトも、体格(背の高さ)自体は0.8mと、原種カモネギと全く変わっていない。
だが原種の体重が15Kgに対し、このガラル種は42Kg、進化後に至っては117Kgと大幅に増加しており、その詳細は公式から明言されてない。
その為「本体15kg程の体重に超重量のネギが加わった数値」なのか「ネギを抜いた本体のみの体重」なのか人によって解釈が分かれており、オプション込みでの重量とされるメガヤミラミ等がいる事から、ファンの間では前者で捉える人が多い模様。
アニメでも「自分の倍以上の重さと高さのネギを常に持ち手放さない」と、前者の解釈で説明が入れられている。とは言え、ひこうタイプを捨てて格闘タイプになっているので、増強した筋肉分の体重増加もそれなりに影響はあるのかもしれない。
どちらにせよ、原種とは桁外れに筋肉質となっている事が伺え、その精悍さとパワフルな戦いぶりに魅了されたユーザーも多いことだろう。
ゲーム上での特徴
基本的には『ソード』バージョン限定での出現となり、ネギと関連付けてか、農業が盛んな町・ターフタウンのすぐ隣りにある5番道路にて初めて出没する。
ワイルドエリアでも曇りの日に巨人の鏡池エリアに現れる。意外にも、調理用アイテムの「ふといながねぎ」が落ちている巨人の帽子エリアには生息していない。
『シールド』版ではガラルカモネギも彼らが持つ「ながねぎ」も入手し辛い為、孵化余り等を流す場合はながねぎを持たせて交換に出すと喜ばれる。
アニポケ
サトシのガラルカモネギ
CV:三木眞一郎
新無印第27話で登場。好戦的な性格で、シュートシティの橋を通ろうとするトレーナーにバトルを挑み続けていた。
設定通りゴウの原種カモネギを一撃で倒す凄まじいパワーを持ち、サトシのリオルと壮絶なバトルを繰り広げるが、最終的に立ったまま気絶するという根性を見せて敗北。
その後ポケモンセンターに連れて行かれ、その闘争心を見込んだサトシの誘いを受けてゲットされた。
使用技は「つじぎり」「ぶんまわす」「れんぞくぎり」「きあいだめ」。
かくとう単タイプにして当初は悪タイプの技しか使えなかったが、それでかくとうタイプのリオルと良い勝負が出来た点でポテンシャルの高さが伺える。
サトシのポケモン初となるリージョンフォーム種にして、ガラル地方初のゲットとなった。
しかし、仲間となってからの戦歴はお世辞にも良いとは言えず、同じ格闘タイプのルカリオにお株を奪われがち。
そのせいか、久々に登場した第51話ではサトシをあまり省みなくなっており、技の指示は聞くものの闘争心のまま突っ走りがちに。
同話のバトルでは、ゲンバのドテッコツが持つ鉄骨をネギで叩き割る豪快な勝利を飾るも、直後に戦ったリントのエルレイドには手も足も出ず敗北。
リント曰く「パワーは凄まじいがそれに頼りすぎて粗削り、大事なものが見えていない」との事で、これを受けたサトシはカモネギとも向き合っていく事を改めて決め、共に特訓へと励みだした。