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センシティブな作品

「おーほっほほ!どう?驚いたオーレンジャー!私って強いでしょ?じゃ、またね♡」

CV:山田美穂

スーツアクター:吉尾亜希子

概要

超力戦隊オーレンジャー』第40話より登場。

マシン帝国バラノイアの美少女型機械生命体。年齢は(長い間眠らされていた事から違う可能性もあるが)ブルドントと同じく人間の年齢に換算すれば10代後半~20代前半だと思われる。

皇妃ヒステリアの姪で、本人の発言によれば伯母の指示により次期王妃として地球とは違う惑星で眠りについていたらしく、カイザーブルドントの誕生と共にヒステリアによって起動させられ地球へと降下。火の球となって突如として出現した。

ちなみに先代王妃や両親については劇中では明かされておらず、その存在は本編の描写から察するにヒステリア以外は知らなかったようである。

名前の由来はマルチーズチワワであり、劇中でもバラガードがその姿に化けていた。

容姿

伯母にあたるヒステリアとはあまり似ていない。肌は完全に鋼鉄で構成されていて無機物然としているが他のマシン獣と比べると人間寄りな外見とフォルムをしていて巨乳でグラマラスな体型をしている(バッカスフンドの趣味だろうか?)。目の比率がデカいので昨今の萌えキャラ的でもあるが。

性格

夫のカイザーブルドントに対しては無邪気にはしゃぐ年相応の少女のように振る舞っているが、その本質は夫同様に残酷かつ冷酷なサディストボンバー・ザ・グレートを粛清するカイザーブルドントの行為に「面白そうだから」という理由で便乗し、更に泣きながら命乞いするグレートを兵器に改造して、一時的に正気に戻って苦しむように設定された服従プログラムを埋め込んだり、赤ん坊を人質にとるなどの非道極まりない行為を見せている。

また夫の思想に感化されているのかそういう風にプログラムされているのか、機械生命体を至上の存在と考える一方で生物全体を見下しており、愛する人や仲間以外には至って冷淡。時折、バッカスフンドや夫以上に非情で機械的な部分を垣間見せていた。

その一方で夫のカイザーブルドントにだけは従順で、超ラブラブな相思相愛の関係にあり、互いに愛称で「マルピー」「プルピー」と呼ぶ仲。見ているこっちが恥ずかしくなるぐらいのバカップルぶりを披露してくれる。

後に最愛の夫との間にブルドントJr.を授かっているが、どういった経緯で誕生したかは不明。

戦闘能力

他のマシン獣達に比べると動きは俊敏であり、搭載されているAIが優秀なのか動作も生物的である。しかし高度すぎる機能(後述参照)を詰め込みすぎたマシン故に体重が重たいのか回避能力がやや低いが、その欠点を補うかのごとく防御力は半端なく高めで、並の攻撃では傷一つ付かないほど頑丈。さらに火の玉と化して生身で大気圏に突入しても、無傷で地上へと到達できる程。

また、それまで登場したマシン獣とは比べ物にならない程の戦闘力を誇り、格闘術にも長け、前述の通り高い運動神経と高速スピードで相手を翻弄する全く隙の無いスペック。バッカスフンドより戦闘能力は高いと推測される。

白兵戦はその重量を活かした蹴り技を中心とし、屈強なガンマジンをも蹴飛ばせる威力を持つ。

自身の意思で剣にも弓矢にもなるマルチアローを武器としており、遠距離からの攻撃を得意としている。

またマルチアローから破壊光弾をビームの様にして連射することが可能なほか、手からの破壊光線、牽制用として放たれる投げキッスを放ち、周囲に爆発を発生させる事ができる。

人間態への変身能力を兼ね備えており、右目には人間態でウィンクを放つ事によって、それを見た男性を催眠術に掛けて洗脳できる機能が備わっている。

また、オーピンクと激戦をし、彼女を追い詰めたこともある。

最大の必殺技は愛する夫・カイザーブルドントと一緒にハート型の閃光となって体当たりするネーミング的にもビジュアル的にもどこかで見たことがある愛の共同作業(合体技)『ラブラブペアアタック

このように、明らかに他とは一線を画した多彩な能力を有しているが、おそらく彼女を制作したであろうバッカスフンドが、何故ここまで多種多様な機能を積み込んだかについての目的は不明(そもそも外見も仕草も人間寄りのため、他のマシン獣達より破格に良い条件で製造されたのは確かである)。

かくも完全無欠の彼女だが日本一の男…ではなく三浦参謀長とは相性が悪いらしく、催眠術が通用しなかった上に、本来の姿になった上での格闘戦でも退けられていた。三浦が徹底的に分析した成果とも言える。

最期

地球征服後から半年後に行われたオーレンジャーたちとの最終決戦において、カイザーブルドントと同じく『超力ダイナマイトアタック』で大ダメージを負ったため、最後の手段として夫と共に自力で巨大化。

オーレンジャーの4大ロボと壮絶な戦いを繰り広げるが、最後はキングピラミッダーの『スーパーレジェンドビーム』の直撃を受け、無言のままオーバーヒート状態で愛するブルドントに寄り添いながら本当の機械人形のように倒れて爆散した。

海外版での設定変更

サバン版『パワーレンジャーZeo』ではPrincess Archerinaという名称でPrince Gasket(カイザーブルドント)が彼女の主人となっている。前述のPrince GasketはPrince Sprocket(ブルドント)とは別人設定になっているため成長前の姿をしたブルドント(Prince Sprocket)がマルチーワの義兄弟という扱い。また日本版では存在自体が語られなかった父親のKing Aradonが台詞のみだが登場。Queen Machina(ヒステリア)はここでも伯母という設定。編集の都合上、日本ほど絡みがない。King Mondo(バッカスフンド)は伯父(義理の父親)という事になっており、こちらでは逆にマルチーワとの接点がヒステリアより多い(当然ながらマルチーワの登場は劇中だとバッカスフンドの死後のため二者に一切絡みはない)。

母親の存在に関しては日本と同様に最後まで明かされる事はなかった(そもそもロボットなので肉親という概念自体は本来存在しないが)。

また州の法律上、従兄弟同士の結婚は認められないため二人は他人同士という設定。出自などに謎が多い点は日本と同じだがこちらでは国民性の違いか、ぶりっ子な性格はオミットされており編集の都合か史実で見せたような残虐性は薄れていてお茶目な性格になっており、やや好戦的な範疇にとどまっている。要するにラミイに近いキャラクター設定に変更されたのである。

また日本版では見せなかった身体を量子化して物に忍び込むという技やテレポートも披露している。なお、こちらでは子供を作っており死亡もせず主人や他の身内と同様に生存してKing Aradonの命令により別の惑星へ左遷された。(バンドーラ一味を想像していただければいいだろう)。

余談

当作品に関わっていた高寺成紀は彼女に対して思い入れが強く、造形スタッフに頭部を何回も作り直させた。また宇宙船78号に掲載されていた阿部統による自作のフィギュア(正式にマルチーワの商品化はされていない)やコラムに掲載されていたイラストでは魔法少女を思わせるデザインであった。(本人によるホームページのコメントによれば今見るとCCさくらっぽいデザインとの事だが、CCさくらのアニメ版はオーレンジャーより数年前のため先見の明があったとされる)しかし決定稿では前述のデザインとは真逆かつ実写よりも太ましい体型のデザインとなっている(何故こうなったかの経緯については未だに不明でデザイナーも黙秘し続けている)

関連タグ

超力戦隊オーレンジャー マシン帝国バラノイア

カイザーブルドント バカップル ブルドントJr. 皇妃ヒステリア

ブレイバー(PSO2) メタルおっぱい ロリ巨乳 ドS ロボっ娘→容姿、性格関連で

コロン(ライブマン) - 外の人繋がり。性格は真逆

マブシーナ - 同上で名前も役職も似ている。上記と同じく性格は真逆

フェイイェン - 外の人繋がり

エージェントのメタルA - 機械的な外見をした女性型ロボット繋がり

エスケイプ・エボルブ - 上記に同じく。恐らく身長や体重も彼女と同等ぐらい(マルチーワの身長と体重は非公開)。

マルシーナ - 名前が似ている

ゾンネット - 次番組の女幹部。同じく巨乳で子供番組らしからぬ妖艶な雰囲気を持つ

大魔女グランディーヌ - 中の人繋がり。性格はマルチーワより更に残忍かつ冷酷

バスターマシン - 絶大なる戦闘能力を持ったスーパーロボット繋がり。

安藤まほろ - 上記に同じく。こちらは女性型ながらも男性型並の運動能力を保有しているという点で似通っている。また名前の頭文字がMから始まるという点でも(安藤はあくまでも偽名のため、まほろが正式な名前である)

ノノ - 同上

ラビ - 同放送局の約一年前の特撮番組にて、同じく人間の姿でウィンクで洗脳する技を披露した。

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