「もういい!見かけ倒しで痛いのばっかりね」
「非公認?スーパー戦隊じゃない……パチモン?」
演:穂花
初登場話:第1話「痛さは強さ」
概要
グラマラスな体型に黒いエナメル質の軍服とロングブーツを纏った美女であり、戦隊オタクである赤木信夫/アキバレッドからも「理想の幹部」と評されるほど外見・スペック共にレベルが高い。
ステマ乙は彼女以外に幹部と言える人物が物語終盤に登場したデリューナイトくらいしかおらず(ドクターZは首領ポジションであり幹部とは少し違う)、また様々な事情があるとはいえアキバレンジャーと手を組むことなども多く、敵ではあるがある意味ヒロインのようなポジションにいるとも言える。
アキバレンジャーの妄想力を利用して現実世界へ飛び出し暗躍するが、黒幕であるドクターZと新幹部デリューナイトの登場で幹部としての立場に危機感を感じるようになる。その際ペンタゴンへ招集されアメリカへ向かおうとしていた赤木信夫と共に、お互いの境遇が「番組の改変が行われている」フラグである事に気づき、自分自身が八手三郎によって創造された「非公認戦隊アキバレンジャー」という番組の登場人物であることを知る。アキバレンジャーとは敵対しながらも番組打ち切りに反抗すべく、主に八手の影響を受けたドクターZの説得という形で協力した。
デリューナイトが倒れた後、ステマ乙の首領となりアキバレンジャーと番組を半年くらい「ゆるーく」続けるべく戦いを繰り広げるが、八手の介入によって現れた「オワリ」のエンドマークを撃退すべく、アキバレンジャーと共闘し、そこで番組終了と共に出番を終える。
シーズン痛
ステマ乙時代後半の活動が大幅に改変された「シーズン痛」の世界では「新次元頭脳改造地下真帝国バロスw」の幹部として復活している(「北極の氷の下から復活した」というヘドリアン女王を意識した台詞も存在するが、あくまでこれは上役が考え与えた「設定」とのこと)。
不平不満を言いつつもツー将軍の言う事を聞いてきたが、時の拳魔ムトウムシテの登場によりお払い箱に。氷漬けもとい透明プラスチックのケースに(目の保養にするために)封印され、洗脳されてツー将軍の忠実な下僕となる。
ツー将軍が歴代戦隊の敵組織マニアなせいか、前期と比較してより戦隊の女幹部としてのシチュエーションが増えている。
しかし、ツー将軍を利用して亀有アルパカを作らせ、自身の洗脳を解くと共に救星主のブラジラのごとくツー将軍から公認様の敵組織の知識を奪い、その結果現実世界ではすべてのスーパー戦隊シリーズ全37作がスーパーマルシーナシリーズとなり、死亡フラグと勝利フラグが逆転した世界を作り上げた。
彼女は妄想世界から現実世界へ出る事が出来る穴と共にもう一つの世界(番組外現実)へ繋がる穴がある事に気づき、それを使って番組外現実世界にいる病床の八手三郎に看護師「丸品」として近づき、「アキバレンジャー」という番組を存続させるべく暗躍していたのである。
しかし本人は「サブキャラ」になるのを嫌い、メインキャラとして戦いたかった為、八手三郎が無意識に生み出した新キャラであるツー将軍が邪魔であり、彼を排除するべくあの手この手で暗躍していたのである。
その後、チガウヨー・プロダクションが送り込んだ非公認巨人プリズムA(エース)の前に敗北。彼がスーパー戦隊の善悪共通の敵であった事から、再びアキバレンジャー、更にはかつての敵であった八手三郎と手を組み、これに立ち向かった。
シーズン痛のEDでは数々のコラボ写真の中に『歴代敵幹部に囲まれたマルシーナ』の写真が確認される。
彼女を囲んでいるメンツは以下のとおり。
- バイオハンター・シルバ (超電子バイオマン)
- 黒獅子リオ (獣拳戦隊ゲキレンジャー)
- 害地大臣ヨゴシュタイン (炎神戦隊ゴーオンジャー)
- 血祭ドウコク (侍戦隊シンケンジャー)
- 闇のヤイバ (轟轟戦隊ボウケンジャー)
- レイン星人エージェント・アブレラ (特捜戦隊デカレンジャー)
さらに第11痛はマルシーナにほぼ占拠された状態。EDはバンドーラのキャラソン「Dolla! 〜魔女バンドーラのテーマ〜」の穂花氏によるカバー版が流された。
能力
姿こそ生身の人間だが幹部の座に恥じず戦闘能力は部下である係長(いわゆる「今週の怪人」)たちと比較しても遜色のないレベルである。
ただどちらかというと実働より裏方仕事の方が多く、声帯模写や変装などその手の活動に向いた技能も持ち合わせている。
シーズン痛では通信と怪人の転送機能を備えた装備「モヤモヤズキューン」を入手しており、より戦闘に適した形態への変身(「邪妄想」)が可能になった。
スーパーマルシーナシリーズ
シーズン痛第11話にて、スーパー戦隊シリーズに代わって出現した悪の特撮シリーズ。
マルシーナがスーパー戦隊全37作、すべての敵組織の親玉として戦隊に戦いを挑み打倒する悪役としての活躍を描いた特撮作品である。女性が主役なせいか、販促対象が女の子になっている。
各特撮の顔出し敵幹部の顔がマルシーナに変わっているが、フルフェイスマスクの敵幹部がどうなっているかは不明。
タイトル一部表記
『黒十字女王マルシーナ』(秘密戦隊ゴレンジャー・黒十字軍)
『犯罪女帝マルシーナ』(ジャッカー電撃隊・犯罪組織クライム)
『邪教巫女マルシーナ』(バトルフィーバーJ・秘密結社エゴス)
『異次元女王マルシーナ対電子戦隊』(電子戦隊デンジマン・ベーダー一族)
『機械女帝マルシーナ対太陽戦隊』(太陽戦隊サンバルカン・機械帝国ブラックマグマ)
・・・
そしてシリーズ最新作は『災厄女帝マルシーナ』(獣電戦隊キョウリュウジャー・デーボス軍)
関連項目
ゾンネット・シボレナ・ケガレシア:公認の戦隊作品でAV女優経験者が演じた女幹部達(マルシーナを演じた穂花氏も、AV女優経験者である)。
ヨドンナ:演者もコスプレイヤーである公認の戦隊作品の女幹部。