概要
1989年に公開された映画。劇場公開時には『映画 ドラゴンボールZ』のみの題で放映された。
時系列はラディッツ襲来の直前であり、まだ悟飯とピッコロは師弟ではない。
本作のラスボスであるガーリックJr.は後にアニメオリジナルエピソードで復活を遂げることとなる。
なお、本作は無印時代の中華テイストを多く反映した演出が光る作風であり、珍しく悟空が「Z」の時系列でも如意棒を持っているという設定。カリン様から借りてきたのだろうか。
タイトル
本作のタイトル「オラの悟飯をかえせッ!!」は最初から付いていたわけではない。
実際はVHSビデオのパッケージ裏のタイトルロゴの下に大きくキャッチフレーズとして付いていたものを、集英社がDB大全集6巻にタイトルとして載せてしまい、そこから誤った認識が広まっただけである。
正式なタイトルではないが、タイトル名がドラゴンボールZのままだと非常にややこしいのでサブタイトルに「オラの悟飯をかえせッ!!」を掲載しているサイトが多く存在する。
英語版のサブタイトルは「Dead Zone(デッドゾーン)」。
ガーリックJr.が使用する技の名前がサブタイトルになっている。
あらすじ
かつて、地球の神と神の座をかけて争った魔族・ガーリックの息子・ガーリックJr.が復活した。ガーリックJrは先代に仕えた三大魔族と共にピッコロ(マジュニア)を倒すと、ドラゴンボールを集めるため世界を奔走。
その魔の手は孫一家にも伸び、悟空が漁に出ていたある昼下がり、三魔族はチチと牛魔王に暴行を働き、四星球を持つ悟飯を誘拐してしまった。家に帰った悟空は惨状を見るや一路カメハウスに向かい、ドラゴンレーダーで悟飯の攫われた場所を探し当てる。
果たして悟空は愛する息子・悟飯を救い出すことが出来るのか? そしてガーリックJrがドラゴンボールに賭ける願いとは何なのか?
オリジナルキャラクター
ガーリックJr.
本作の悪の親玉。該当項目参照。
ジンジャー
CV:戸谷公次
ガーリック三人衆のリーダー格。三人の中で一番小柄。
ニッキー
CV:千葉繁
ガーリック三人衆の一人で、オカマ口調で話す軟派な男。
サンショ
CV:堀之紀
余談
また本作のボスキャラであるガーリックJr.は後にアニメ「ドラゴンボールZ」のアニメオリジナル回にも登場。当時、度々この映画がテレビスペシャルなどで放送されていたとはいえ、本作を見ていない視聴者もいたため、本作を見てない視聴者からは困惑の声があがった。
他の劇場版よりも時系列の矛盾が少ないため起用されたのだと予想される。
関連項目
摩訶不思議大冒険 → オラの悟飯を返せッ!! → この世で一番強いヤツ