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編集者:3knock
編集内容:セフィロトについて追記

ジャアクリード!

『闇黒剣月闇!』

概要

仮面ライダーセイバー』に登場する聖剣の一つで、属性は。対をなす光剛剣最光と共に一番初めに作られた聖剣の内の一本。ベースカラーは紫で、エンブレムに当たる部分はカリバーのマスクと同じパーツで覆われている。

ワンダーライドブック邪剣カリバードライバーに装填し柄で打ち込むことで所有者を闇の剣士たる仮面ライダーカリバーへ変身させる。また、光に向かうほど切れ味を増す性質を持ち、使い手によっては空間をも斬り裂くことが出来る。

ワンダーワールドに初めて1人の巫女と5人の人間が降り立った後に起きたメギドと人間の闘争の中で、ユーリが光剛剣最光と共に二刀流で使っていた。ユーリが持つ剣を元にして作られた最初の人造聖剣が火炎剣烈火であり、柄飾りが似ている理由にもなっている。

読み込んだワンダーライドブックの能力を闇属性で包み込む「ジャアクリード」によりあらゆる能力を我が物とし、ワンダーライドブックを深く読み込ませることでその力を宿した必殺技を発動することができる。

腰の必冊ホルダーに納刀することで必殺技「月闇居合」も発動できる。

「禍々しい暗闇を生み出して、全てを静寂へといざなう」能力を持っているらしく、この聖剣と相性が良いジャアクドラゴンの『生物が恐怖し、物語も生まれぬ暗闇は、すべてを近づけなかった』との朗読を併せて考えると、聖剣の中でも世界を滅ぼしかねない非常に危険な剣である事が窺える。

第13章では、「真理への扉」をくぐろうとしたカリバーを阻止すべく、セイバー・ドラゴニックナイトが「神火龍破斬」を繰り出したことで、カリバーの手から離れた。

その後、賢人の命を救う切っ掛けになるとして、飛羽真たち全員が必死になって探しても中々見当たらず、努力の甲斐なく賢人は闇に呑まれて消えてしまった。

しかし、直後に行方をくらませていた闇黒剣暗闇がどこかで怪しく光り、闇に消えたはずの賢人の姿を捉えているかのような描写が描かれ、賢人の目はジャオウドラゴンの様な鮮血の赤に染まっており、闇黒剣月闇の鼓動と妖しく同調している様子が確認できる。

第15章ではデザストに致命傷を負わされた上條大地が飛羽真に託そうとするも、上條の絶命に合わさるかのように煙叡剣狼煙の能力によって煙に包まれ神代玲花に回収された。

その後はサウザンベースで保管されていたが、噴き出した闇と共に闇の世界から帰還し新たなカリバーとなった賢人の手に渡ったことが『ソードオブロゴスサーガ』で判明した。

真の能力

第26章で、この聖剣の真の力が判明している。

大きく分けて以下の3つ。

  • 空間を切断し、闇に至る

カリバーの代表的な能力。最光の「光あれ」に相当する力で、文字通り空間を切り裂き、闇を通路にして自在に移動することができる。

作中でカリバーが登場や撤退の際に多用している能力であり、上條はこの能力により、賢人を斬ったと見せかけて剣の中の「闇の世界」へ転送するよう仕掛けていた。

  • 聖剣の封印

聖剣が悪用された場合に備えてのセーフティ機能。切っ先を聖剣のエンブレムに突き立てて封印エネルギーを流し込み、聖剣としての全ての機能を完全に沈黙させる。

本来は対である最光に対するカウンターとしての力の様だが、模造品である他の聖剣も封印にも十全に作用する。

但し物理的に分割できる機構を持つ聖剣の場合、封印された時の形態によっては部分的な機能の封印に留まる事がある。

闇黒剣月闇の存在理由の一つで、「聖剣を悪用されないように」という強い願いの現れでもある。

一度でも所有者の元を離れた場合、聖剣の封印は解かれてしまう。

  • 未来の災いの啓示

歴代の使い手たちが最も恐れ忌避した能力。未来における災いを闇の剣士に疑似体験させるという恐ろしいもので、あらゆる可能性における災厄を再現する。

賢人はこの能力により、「全ての聖剣が揃った時に全知全能の書が復活し、その力で世界が滅びる」か「全知全能の書により滅ぶ世界を、飛羽真が己の存在と引き換えに救う」という共通の結末を何度も体験しており、その中で唯一世界と飛羽真が救われている「月闇以外の聖剣を全て封印し、月闇の使い手がその身を引き換えにする」未来に希望を見出し、聖剣の封印によって事態を収拾する道を選択した。

また一度追体験を終えた後も、適宜短いヴィジョンを見せる形でも発動しており、所有者が追体験していない事象が起こった場合でも、それで未来の災いが避けられたかどうかをある程度判断する事が出来る模様。

賢人の体験した未来や、カリバーのマスクの「闇の中に光を見出す」機能から推定すると、災いの起きる複数の未来と、災いから逃れる為の方法を一つ見せるという能力だと思われる。

過去に月闇の持ち主だったユーリ、隼人や上條も同様の疑似体験を経ている。

上記の聖剣特攻の能力の数々に加えて、ライドブックや変身者の組み合わせによっては複数の剣士を同時に相手取っても圧倒してしまう力もあり、作中でもトップクラスの性能を持つ聖剣と言えるだろう。

また、第37章では剣先から闇を放出する事で対象を闇に葬る能力がある事が判明。全知全能の書の力の一端を持つ仮面ライダーソロモンですらも逃れられないほどの強力な力だが、それは使用した剣士ごと闇の世界に消えるという捨て身の技でもあった。賢人を失う事を良しとしないセイバーの妨害によって未遂に終わった。

またユーリが使用した際最光と共鳴するような描写が見られ、時間稼ぎ程度とは言えソロモンを封印しており、始まりの聖剣のポテンシャルの高さが伺える。

全知全能の書復元の儀式においては、セフィロトの9番・イェソドの座の配置に似ている。ただし、パスがティファレトの座の雷鳴剣黄雷とマルクトの座の時国剣界時にしか繋がっておらず、ホドの座の水勢剣流水とネツァクの座の風双剣翠風とのパスが存在しない。

立体物

DX玩具はジャアクドラゴンワンダーライドブックが同梱。

他のワンダーライドブックを読み込ませると『ジャアクブレイブドラゴン』『ジャアクライオン』などとジャアクに染まった音声が鳴る。

レジェンドライダーワンダーライドブックを読み取った場合は、そのライダーと敵対した怪人や組織の名を呼ぶ。

必冊ホルダーに装填できるが、聖剣ソードライバーには納刀ができない。軟質の素材で若干大きくなっている刃が入らないためである。逆に言えば、その軟質の素材を分解などの作業によって外すことで納刀が可能となり、音声ギミックも鳴るようになっている(ただし、本来の仕様ではないため、音声タイミングが異なる)。

余談

剣の音声は他のアイテムと同じく大塚明夫氏が担当しているが、今までのアイテムと違い低く禍々しいものとなっている。

セフィロトのイェソドはを象徴しており、名前の月闇はこれがモチーフとなっている。

編集者:3knock
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