概要
「サイバー」の名の通り「機械竜」で、融合体や派生体を多く持つ。
アニメ遊戯王GXで丸藤亮が使用。彼の人気もあり、多くのデュエリストから愛されている。
テキスト
(1):相手フィールドにのみモンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
解説
アニメと同じ条件で特殊召喚へと変更された。
追加で通常召喚が行える為、長らく幅広いデッキで使用される優秀なアタッカーとして活躍した。
サイバー・ドラゴンの融合体「キメラテック・フォートレス・ドラゴン」が登場した事で、相手の機械族を素材として除去できる一方、相手に除去されるリスクを抱える様になった。
更にシンクロモンスター登場後も素材として重宝されたので、一時制限カードになった。
しかし、その後はデュエルの高速化が更に進み、攻撃力のインフレも進んだ為、このカードの攻撃力ではやや苦しくなった。
また、エクシーズモンスターはランク4が主流である事、似たような特殊召喚持ちが増えた事で、現在は制限解除されている。
環境の第一線からは退いたものの、ランク5のエクシーズモンスター中心のデッキでは強力な効果を持つセイクリッド・プレアデスの素材にできる事から採用を検討される。
その後も何かと新規カードを投入されている為、根強い人気があるカード。
2019年7月28日に遊戯王OCG公式Twitter上で行われた「遊戯王OCG 10000種突破記念大投票」第4期投票では第1位に輝いた。
制限改定
アニメ・漫画
初登場は「VS十代」1戦目。
この時は「相手フィールドにのみモンスターが存在する場合、生贄(現在のリリース)無しで召喚できる」という効果だった。
E・HEROフェザーマンを戦闘で撃破するも、返しのターンにE・HEROサンダー・ジャイアントの効果で破壊されてしまった。
しかし、死者蘇生で復活、手札の2体目と融合してツイン・ドラゴンとなった。
更に終盤では「融合解除」でフィールドに戻った後、パワーボンドで手札の3体目と共にサイバー・エンド・ドラゴンへと融合する。
その後も亮のデュエルではかなりの割合で登場。効果は使わずに融合素材にされる事も多いが、「融合解除」で複数体フィールドに並ぶ姿も度々見られる。
使用カードが変わっている事が多い漫画版でも亮が使用している。
攻撃名は「エヴォリューション・バースト」。
初登場時は炎を吐いていたが、再登場時には融合体同様、光線を発射するものに変更された。
後に「DUEL TERMINAL-シンクロ覚醒!!-」にてカード化されているが、こちらのイラストも光線になっている。
カテゴリとしてのサイバー・ドラゴン
サイバー・ドラゴンやその派生型を中心としたカテゴリ。
プロト・サイバー・ドラゴンを筆頭にサイバー・ドラゴンと同名カードとして扱う効果を持つ下級モンスターが多い。
単体では通常魔法のエヴォリューション・バーストやユニオンモンスターのアーマード・サイバーン、融合素材としてはサイバー・エンド・ドラゴンやキメラテック・フォートレス・ドラゴンに対応するなど、幅広く運用できる。
墓地でもサイバー・ドラゴン扱いになるモンスターも多く、オーバーロード・フュージョンを使った墓地融合からのキメラテック・オーバー・ドラゴンに繋げることもできる。
その後、同名カードの数を大量に増やせる点でコンセプトを確立できたのか、サイバー・リペア・プラントやサイバネティック・オーバーフローなどのサイバー・ドラゴンの数に左右されるカードも登場している。特に、サイバネティック・オーバーフローは「『サイバー・ドラゴン』を任意の数だけ選んで除外する(同じレベルは1体まで)。」という表記で、レベルがバラけている点で発動に制限を設けている。
遊戯王GX放送以降の遊戯王OCGで、派生体の1つであるキメラテック・フォートレス・ドラゴンが機械族テーマを牽制するカードとして活躍した影響が大きく、サイバー・ドラゴンをそのまま使う事にもリスクが生まれてしまうほどになっていた。2009年には新たな派生体として、カード名をサイバー・ドラゴンに変更できるサイバー・ドラゴン・ツヴァイが登場している。
フィールドでは起動効果によってサイバー・ドラゴン化するため、キメラテック・フォートレス・ドラゴンの起点にされづらく、墓地ではサイバー・ドラゴンとして扱う唯一のカードとしてオーバーロード・フュージョンや融合解除などの組み合わせで使用する事ができる。なお、登場時点で既にサイバー・ドラゴンが無制限カードに緩和されていたため、サイバー・ドラゴンが優先されて影に追いやられていたのが実情ではあった。
2013年に発売された構築済みデッキ「ストラクチャーデッキ-機光竜襲雷-」が発売される際には「サイバー・ドラゴン」としてカテゴリ化が行われた上、サイバー・ドラゴンの派生体にエクシーズモンスター「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」が登場する。
さらに、二年後の歳月を経て、2015年のレギュラーパック「クロスオーバー・ソウルズ」ではワールドプレミア枠という形でサイバー・ドラゴン・インフィニティが登場したが、同弾の星守の騎士 プトレマイオスとの組み合わせ(俗称「プトレノヴァインフィニティ」)が猛威を振るう事になる。
この時、中継ぎで採用されたノヴァが高騰したことは察して余りある。
2018年には、「CYBERNETIC HORIZON」「COLLECTORS PACK 2018」「デュエリストパック レジェンドデュエリスト編3」、さらにVジャンプ付録で新規カードが大幅に増加。新規融合モンスターやサポートカード、リンク召喚をも取り入れ飛躍的な強化を受け、環境の第一線デッキとも互角に戦える程の強さへと進化した。
「サイバー・ドラゴン」モンスター一覧
ルール上「サイバー・ドラゴン」として扱うモンスター
効果モンスター
- サイバー・ドラゴン
フィールド上・墓地限定で「サイバー・ドラゴン」として扱うモンスター
効果モンスター
- プロト・サイバー・ドラゴン(フィールド上のみ)
- サイバー・ドラゴン・ツヴァイ(フィールド上は起動効果で適用)
- サイバー・ドラゴン・ドライ
- サイバー・ドラゴン・フィーア
リンクモンスター
「サイバー・ドラゴン」のカテゴリにのみ属するモンスター
効果モンスター
エクシーズモンスター
派生カード
特殊召喚モンスター
レベル6
レベル7
融合モンスター
レベル8
レベル10
キメラテック
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