その他曖昧さ回避
いずれも原義は英語の「skyline」に由来する。
(本来の意義)
- 地平線
- 風景における山並みや高層建築物と大空との境に当たる輪郭線。
本稿では列車と乗用車について取り上げる。
スカイライン(列車)
国鉄が運行していた優等列車で、水郡線の水戸駅(茨城県)と福島駅(福島県)を結んでいた。
1964年5月に臨時準急として設定され、10月からは定期運用化。
名前の由来は、福島の観光用山岳道路「磐梯吾妻スカイライン」からの採用とされており、当時カタカナの列車名は珍しくとてもユニークであったとされる。
1966年には急行に昇格したが1968年にひっそりと廃止され、今となっては知る人ぞ知る存在である。
使用車両
スカイライン(乗用車)
日産を代表する看板車種の一つ。
基本はFRベースの4ドアセダンで、モデルによっては4WDや2ドアクーペ、派生車種も含めてステーションワゴンやクロスオーバーSUVが設定された。
1957年に富士精密工業(後のプリンス自動車工業)より、初代モデルALSI型が発売。
その後プリンスを合併した日産が商標も継承し、以来トヨタ自動車のクラウンと並び日本を代表するセダンとして現行のV37型まで13世代に及ぶ長い歴史を誇る。
10代目にあたるR34型まで(~2002年)と、11代目のV35型以降(2001年~)では乗用車としての設計コンセプトが大きく変わっており、前者は運動性能も重視したスポーティー・スポーツカー、後者は快適性と高級感を重視した高級車となっている。
最上級スポーツグレードのGT-R(スカイラインGT-R)はR34型までの設定であり、現在のGT-Rはスカイラインから独立した事実上のスーパーカーである。
V35型からは海外での正規販売が行われているが、日本以外の地域ではスカイラインという車名ではない。
歴代モデル・プリンス・スカイライン 初代~2代目まで
SI型/S2型
- (1957年-1963年)
BLRA-3型/R21B型
- (スカイライン・スポーツ。初代のスペシャリティーカー。1962年)
S5型
- (1963年-1968年)
3代目~10代目まで
C10型
- (通称/ハコスカ。1968年-1972年)
C110型
- (通称/ケンメリ。1972年-1977年)
C210型
- (通称/ジャパン。1977年-1981年)
(前期型)
(後期型)
刑事ドラマ『西部警察』で登場したマシンXは、このC210型後期型をベースにしている。
R30型
- (通称/前期型=ニューマンスカイライン(1981年-1983年)、後期型=鉄仮面(1983年-1985年))
(ニューマン)
(鉄仮面)
先代C210型に続き『西部警察』に、このR30型の前期型が特殊装備を搭載してマシンRS(その後PARTⅢで改造されてRS軍団のRS-3)として登場している。
R31型
- (通称/7th、都市工学スカイライン。1985年-1989年)
R32型
- (通称/超感覚スカイライン。1989年-1993年)
R33型
- (1994年-1998年)
R34型
- (1998年-2002年)
11代目~13代目まで
v35型
- (2001年-2007年)
v36型
- (2006年-2016年)
v37型
- (2014年-)