プロフィール
九州地方の方言で「いいよ、いいよ」を意味する「よかよか」から名付けられた。
父スクワートルスクワート(Squirtle Squirt)はアメリカ合衆国で現役生活を送り、ブリーダーズカップ・スプリントなどGⅠ2勝。引退後に日本で種牡馬入りし、地方競馬重賞馬は複数輩出していたが、ヨカヨカが初のJRA重賞産駒となった。
なお、「Squirtle」とはゲーム『ポケットモンスター』のゼニガメ英語名である。
母父デインヒルダンサーはアイルランドでGⅠ2勝。デインヒルの後継種牡馬として、2009年英・愛リーディングサイアーを獲得している。
祖母ハニーバンは、イギリスとアイルランドで繁殖生活を送っていた繁殖牝馬であり、半弟にジャパンカップなどGⅠ6勝のピルサドスキー、半妹に秋華賞・エリザベス女王杯勝ち馬ファインモーションがいる。
2003年にデインヒルダンサーの仔を宿した状態で日本へ輸入され、翌年に日本で産んだ子がヨカヨカの母ハニーダンサー(いわゆる持込馬)である。
戦歴
2020年(2歳)、栗東トレーニングセンター谷潔厩舎からデビュー。6月の新馬戦(阪神競馬場・芝1200m)では上がり3ハロン最速の末脚で1番人気モントライゼを差し切り、新馬勝ちを飾った。
さらに地元九州小倉競馬場に凱旋しての2歳OP戦フェニックス賞・ひまわり賞と3連勝。九州産馬の星として一挙に注目度が高まった。
12月、熊本県産馬として初のGⅠ挑戦となる阪神ジュベナイルフィリーズに挑むも、ソダシの5着。
2021年(3歳)、始動戦のフィリーズレビュー(GⅡ)はシゲルピンクルビーの2着も、収得賞金を加算しオープン馬入りを果たすとともに、桜花賞の優先出走権を確保。
しかし桜花賞本戦では、再びソダシの前に17着大敗。
この敗戦を機に、短距離路線に距離を絞る。
同年8月22日の北九州記念(GⅢ)では、逃げを打った前年の高松宮記念馬モズスーパーフレアをゴール板直前で差し切り勝利。熊本県生産馬としてJRAの重賞初制覇を挙げ、小倉競馬場に集まったファンから喝采を浴びた。