プロフィール
生産は、北海道日高町の天羽牧場。半姉にシゲルピンクダイヤがいる。彼女の馬主の森中蕃が、所有馬の世代の区別を付けるため毎年決まったテーマで馬名を付けており、2018年産の競走馬は会社での役職名を名づける予定だったが、シゲルピンクダイヤの半妹にあたることから、例外的として姉の馬名から連想したものに名づけた。
父モーリス、母ムーンライトベイ、母の父ハイシャパラル。
戦歴
2020年11月15日、阪神競馬場でデビューしたが、姉とは異なりデビュー戦でいきなり1着となった。「姉譲りのセンス良し」とみられたが、同年12月13日の阪神ジュベナイルフィリーズでは逆に17着に終わってしまった。
3歳となり、2021年3月14日のフィリーズレビューでは先団の後ろから競馬となり、最後はヨカヨカをクビ差で差し切って重賞初制覇した。森中が所有する競馬としては、1995年のセイユウ記念制覇のシゲルホームラン以来となる、平地重賞タイトルとなった。
その後は目立った成績を出せず、みちのくSを最後に引退となった。通算戦績17戦3勝。
引退後
2022年10月、「シゲル」の冠名で競馬界を沸かせた名物馬主・森中蕃オーナーが亡くなり、啓子オーナーに引継ぎされたが、その啓子オーナーも2023年11月に死去。
上述に記載しているオーナー二人の娘、關美和氏が引継ぎいた。
その後は姉のダイヤと同じように「ジェイエス繫殖馬セール2024冬季」にリストアップされ、ノーザンファームが1億4,500万円で落札した。