スカイタイプ(ウルトラマントリガー)
すかいたいぷ
『Ultraman Trigger Sky Type.』
『Boot up, Runboldt.』
「天空を駆ける、高速の光!!」
「ウルトラマン…トリガーッ!!!」
『Ultraman Trigger Sky Type.』
データ
ウルトラフライ(空中飛行) | マッハ7 |
---|---|
ウルトラジャンプ(陸上飛躍) | 1000m |
ウルトララン(陸上走行) | マッハ2 |
ウルトラスイム(水中潜航) | マッハ1 |
ウルトラドリル(地中移動) | マッハ1 |
※身長・体重は3タイプ共通のため省く、表中の数値はすべて最大値のもの
概要
特撮ドラマ『ウルトラマントリガー』の主人公・トリガーの形態の1つ。ティガのスカイタイプ同様にスピードに秀でた形態であり、サークルアームズを弓形の「スカイアロー」に変形させて戦う。PVではキック技を多用していた。
変身時にはティガと同様にまずトリガーの全身を青紫に変色させ、続いて全身のラインやプロテクターの形状を変化させて後述の容姿へと激変する。
容姿
基本カラーは紫と水色。
胸部のプロテクターはウルトラマンダイナ・フラッシュタイプのようにカラータイマーの下を通り抜ける形状になっており、頭部は鶏冠がウルトラマンフーマのようにやや高く、スリットも金のラインが入らないシンプルなものになっている。耳元は金の装飾で縁取りされているため他のタイプより耳が大きく見えるのも印象的。
シャープな耳や頭部から、一見するとTDG作品以降に製作されたハイコンセプト世代を思わせるが(メビウスインフィニティー、ウルトラマンヒカリなど)、頭部のクリスタルや額付近の皺状の意匠からTDG三部作のうち『ウルトラマンダイナ』の要素が強いと思われる(余談だが、トリガーの元ネタの一つとなった劇場版ティガではダイナのスーツが無名の光の巨人や闇の巨人のスーツに改造されたという逸話がある)。
その一方、2021年に20周年を迎えるウルトラマンコスモスのルナモード、およびエクリプスモードにも近く、実際にコスモスとトリガーには、「自力タイプチェンジで頭部が大きく変わる」という共通点が存在している。
なお、頭部の造形と胸部のディテールがティガとともにピラミッドの中で眠っていた巨人像の一体(ティガの右に位置していた像。メルバによって破壊され、その残骸をゴルザに踏み砕かれた)にも似ているが、関連性は不明。
戦闘スタイル
原点のティガ・スカイタイプと同じくスピード重視の素早い攻撃を主軸とした戦い方を基本とし、目にも止まらぬ速さでガゾートやヒュドラムと激しい空中戦を繰り広げた。反面、格闘能力や防御力自体はマルチタイプ時よりも低下しているものの、サークルアームズを利用した近接戦もそれなりに行えるため、アームズを含めた総合的な火力はむしろティガのスカイタイプを上回る。
基本3タイプが出揃った現時点では「サークルアームズで近遠距離に対応」「空中戦やスカイアローによる戦闘映え」などもあってか多用されている。トドメ役を担う事も少なくなく、ゼットとのコラボ回ではデルタライズクローと共に反撃の場面でタイプチェンジしている。
なお、本来はもっぱらサークルアームズをスカイアローに変形させてから戦闘を行うが、デスドラゴ戦においては敵の電撃を防ぐよう一時的にマルチソード状態に戻して防御を行ったり、第6話のヒュドラム戦ではマルチソードによる高速の突きで相手を翻弄する場面もある。
必殺技
- ランバルト光弾
ティガのスカイタイプと同様の必殺技。発動時には他のトリガーの技と同様、当然の如くプロテクターの紋様が発光する。ゼペリオン光線やランバルトアローストライクよりも威力は劣るが、代わりにチャージや弾速が速いというメリットもある。ちなみに、発射時には名前通り光弾を放つものと持続して光線のように放てるビーム式の二種類が存在する。
- ランバルトアローストライク
スカイタイプのハイパーキーを装填したサークルアームズから青い閃光の矢を発射して敵を貫く必殺技。着弾時には敵に青いエフェクトが起こるのも特徴。第5話ではデスドラゴの強力な電撃を逆手に取る形でサークルアームズに電撃を蓄積させた強化版を使用した。劇中だと一瞬なので分かり辛いが、通常版と異なり発射時にアームズが電気を帯びているのも確認できる。
- トリガーハンドスラッシュ
右手から連続して青い光弾を撃ち込む牽制技の一つ。マルチ・スカイのどちらでも使用できる汎用性の高い共通技である。
- トリガー・スカイパンチ(正式名称不明)
左手に青色のエネルギーを溜め込んで放つ、スカイタイプとしては珍しい格闘技の一種。発動時には一度両腕を合わせるのが特徴。デルタライズクロー形態のゼットと共に使用した。
- ウルトラシールド(正式名称不明)
両手から虹色に光る盾を放出して敵の攻撃を防ぐ防御技。一応ティガのマルチタイプも同様の防御技を持っているが、他の形態でもシールドを使えるかは不明。第三話のガゾート戦において初めて使われた。