もしかして→ヤタガラモン
データ
概要
三本の脚を持つ、異形の完全体の妖鳥型デジモンであるヤタガラモンの亜種個体。漆黒の体は見るものに邪悪なイメージを与えるが、デジタルワールドの東方に存在する「黄金郷」へ選ばれし者を導くデジモンだと伝えられている。デジタルワールドの東方は未だ謎の多い地域であり、「黄金郷」は幾重の聖なる結界に守られているといわれている。ヤタガラモンの導きによって結界が解除されるというが、口伝ではヤタガラモンから出される「三重の試練」を乗り越えたものだけが「黄金郷」に辿り着け、試練に耐えられなかったものはダークエリアへ送られてしまうと伝えられている。
デザインと亜種であること以外は通常のヤタガラモンと設定が共通している。
ヤタガラモンとしては基本的にこちらが採用されるケースが多い。
暗黒の空間を発生させる羽黒と、独鈷杵から発生させたエネルギーを前足から放つ甕布都神が必殺技。
作品での活躍
デジモンセイバーズ
デジモンアニメシリーズでは、今作が初登場となる。
イクトのファルコモンの完全体として登場。ギズモンXT戦で初進化。
デジモンネクスト
ショウのペックモンが進化。アトラーカブテリモン戦で初進化。
デジモンクロスウォーズ(漫画)
スパロウモンの回想で登場。シノビゾーンの長。
デジモンゴーストゲーム
「カアアァァー!!」
CV:増谷康紀
第7話に登場。アニメ版では前述の「セイバーズ」以来15年振りのカムバック登場となる。
モチーフはアルフレッド・ヒッチコックによる名作ホラー「鳥」へのオマージュがされている。
仲間のカラス達に自身の力の一部としてデジタル細胞を分解する『甕布都神』を与え電子ロックを解除するのを始め、初めて姿を見た時から自身を崇拝する人間の協力者・ダイゴ(CV:飛田展男)と共に鳥を飼っている人間を襲撃し、飼われている鳥たちを解放していた。姿は周囲に度々見かけられており、「鳥型ドローン」だと認識されている。
ただ、鳥たちの解放はダイゴの認識であり、アンゴラモンも「黄金郷に鳥達を導く」としているが、鳴き声以外一切言葉を発さないタイプのデジモンだった為その真意は不明(まぁ、アイツらだって喋んなかったし)。
ダイゴの助力を得て次々と鳥達を解放していき、次の目的地として「富士ノ花鳥類園」に狙いを定めるも、場所を特定した宙達に待ち伏せされてそのまま交戦を開始。
空中戦では無類の強さを誇り、ガンマモン達の攻撃を物ともせず、『羽黒』で漆黒の闇に包まれ自由に動けない相手を一方的に圧倒し、カラスにチョコを取られた仕返しとばかり(本当は前半の帰り道、宙のリュックの中で買ってもらったチョコに早く食べたくて、はしゃいでいた所を3個落としたガンマモンの自業自得で、それを拾って食べたカラスに罪と言うか悪気はなかったが…)に自身にしがみ付いたガンマモンを脚で大きく投げ飛ばして転落させようとするが、「飛びたい」と願ったガンマモンがカウスガンマモンに進化を遂げ、互角に立ち会えるようになり戦況が一変。
最後は『ウルダインパルス』を連続で受けたことにより戦意を喪失し、カラスたちと共にダイゴを放置して何処かへ飛び去っていった。
また解放した鳥達は、飼い主の元といった自分のいるべき場所へと戻っていった(宙曰く、『どこで誰と一緒にいるかは、選ぶのは鳥の自由』とのこと)。
その後の彼については、あのデジモン>セイレーンモン]]達のように改心してくれるか、アイツみたいに懲りずにまた悪さをするのかは、鳥型デジモンである彼の自由なので、今後の動向が気になる所。
因み、次回予告では「ホログラム・ゴースト」共通のノイズ混じりのホログラムの様な姿だったが、本編ではシルエットに変更されている。
尚、彼の声を演じた増谷康紀氏は過去のデジモンアニメシリーズではエテモンやメルキューレモン等を演じたことがある。
またセイバーズでは前述の通りイクトのパートナーデジモンであるファルコモンの完全体として登場したが、セイバーズでは敵キャラになったパートナーデジモンだったやつらが登場したことがある(1体を除けば)。
進化ルートの一例
プワモン→ピナモン→ファルコモン→ペックモン→ヤタガラモン→レイヴモン
余談
公式のデジモン図鑑ではヤタガラモンのみ(2006アニメ版)の表記が半角になっている(ほかのセイバーズ版は数字が全角)。そのため図鑑検索機能で2006で調べようとしてもほかのセイバーズ版のデジモンたちと一緒に出ない。
誤植だと思われるのだがクロスウォーズ版の(2010アニメ版)は半角で統一されているので全角と半角どちらが正しいのか不明。