概要
本来、悪魔の召喚には高度な知識と莫大な霊力が要求され、魔法陣の構築や生贄の準備にも手間がかかるもの。しかし、当プログラムはコンピューターの簡単な操作さえできればプログラムが召喚儀式をエミュレートしてくれるため、誰でも簡単に悪魔を呼び出す事ができる。
しかし「呼び出す」だけであり、召喚した悪魔を制御する機能はないため、素質のない者や強力な悪魔を呼び出すと悪魔に襲われる危険性がある。
シリーズによっては悪魔との交渉をサポートしたり、合体を行うアプリが用意されていたりする。
シリーズによる違い
女神転生
初出は小説のデジタル・デビル・ストーリー。
高校生にして天才プログラマーである中島朱実が魔術とプログラムの共通項を見つけて作ったプログラム。最初に呼び出された悪魔はロキ。
小説版とそれを元にしたゲーム版、ゲーム版の続編女神転生Ⅱは基本的に同じ設定と思われる。
なお、こちらの悪魔召喚プログラムはBASICで組まれており、10MBの容量だという。現在ではかなり少ない容量に思えるが、当時のPCではHDDが20MB程度なのでかなりの大容量である。
真・女神転生
謎の男STEVENが開発。
物質転送装置ターミナルが偶然魔界と繋がってしまい、その時のデータを基に作成された。
悪魔による地上侵攻に対抗できる者を増やそうとネットを通じてばら撒き、それを主人公が受け取るところから物語が始まる。
しかし、主人公のように使いこなせた人間は少なく、保持者の多くは召喚した悪魔に殺されている。続編の真・女神転生Ⅱではその点を反省したのか、使いこなせる素質ありと見た人間に直接渡している。
スピンオフの真・女神転生if...でも最初にばら撒かれたうちの1つを主人公が受け取っている。
真・女神転生Ⅲ
主人公が悪魔の力を得た人修羅と化し、プログラムの助力なしで召喚できるため、召喚プログラムは登場しない。
真・女神転生Ⅳ
STEVENが作成し、ネットにフリーソフトとしてリリースした。
悪魔討伐隊のスーツやサムライ衆のガントレットにインストールされている。
スマホでも利用可能であるため、真4Fの主人公など、人外ハンターや東京の人間はスマホで使用している。
悪魔合体が行える邪教の館もアプリとして内包されている。
真・女神転生Ⅴ
ベテルに所属するとプログラムが配布される。スマホのような機器に入っているらしい。
主人公はナホビノとなるためプログラムなしで召喚ができる模様。
真・女神転生STRANGE JOURNEY
セクター・アントリアにて不可視の敵=悪魔に襲われた際、何者かによって司令AI・アーサーを介して調査隊員全員のデモニカスーツにインストールされる。これにより、敵=悪魔の可視化・駆除が可能になった。
初めて出会った悪魔は最初はモザイク状の姿でしか認識できないが、サーチシステムを使って対象をスキャンする事で正しく認識できるようになる。
プログラムには悪魔との会話をサポートするシステムも備えられており、交渉によって仲魔契約を結び、共に戦闘を重ねることで分析が進む。
悪魔合体システムももちろん搭載されており、ブルージェット号のヴェルヌから得た情報で判明する。
デビルサマナーシリーズ
矢来区にあるホテル業魔殿のオーナーで吸血鬼の錬金術師ヴィクトルによって作成。
葛葉流召喚術を解析し、プログラム化したものとされている。
葛葉ライドウシリーズではその葛葉流召喚術を扱うためプログラムは登場しない。
デビルサバイバーシリーズ
主人公の従兄のナオヤが作成。
クライアントサーバー形式をとっており、「悪魔召喚サーバー」で行われた結果を主人公らが持つ改造COMPへ結果を送っている。