デーモン(遊戯王)
でーもん
「デーモンの脅威が世界を襲う!」
概要
古くから存在するカテゴリーの1つである。大半のモンスターは闇属性・悪魔族であり、属するモンスターも悪魔族をサポートするものが多いが、カテゴリー自体は種族を指定しないためドラゴン族やサイキック族など様々な種族のモンスターが入り交じっている。
特徴としては、まずカードを維持するのにライフコストが必要なものが多いことが挙げられる。これは専用のフィールド魔法「万魔殿-悪魔の巣窟-」で回避することが可能。
また、ある条件下で自壊したり、破壊された時に効果が発動するモンスターも多い。
サポートカードは「万魔殿」の他に「堕落」や「デーモンの雄叫び」、もう一つのフィールド魔法「伏魔殿-悪魔の迷宮-」等がある。特に「堕落」はフィールド上にデーモンと名のついたカードがあるだけで相手のモンスターを奪えるのでかなり強力。
ちなみに、デーモンを指定する場合魔法罠などの種類も問わない場合が多いため、「デーモンの斧」なども有効に使える。
近年では、天変地異以外にも、森羅・エッジインプシリーズなど、相性のいいカードが増加した「デーモンの宣告」も注目されている。
原作・アニメでの登場
「デーモン」と名の付くモンスターが原作に登場したのは闇遊戯が使用したデーモンの召喚が最初であり、かなり早いのだが「デーモン」をカテゴリとして扱うカード(デッキ)が登場したのはアニメ遊戯王GXに登場するタイタンが使用するチェスの駒をモチーフにした「チェスデーモン」が最初である。また、彼はセブンスターズの一員となって再登場した際には「チェスデーモン」とは異なる「デーモン」を使用していた。
遊戯王5D'sにおける鬼柳京介は回想シーンによるとチーム・サティスファクション時代に「デーモン」を使用していたようであるが、この時のデッキはセキュリティに逮捕された際に没収されたとの事で本編には登場していない。
また、ジャック・アトラスはエースモンスターのレッド・デーモンズ・ドラゴンを初めとする「デーモン」と名の付くモンスターを多用していたが、「デーモン」に関する効果を持つカードは使用していない。
主要デーモン一覧
デーモンの召喚 | 遊戯王のデーモンといえばこのモンスター。何回かに渡ってリメイクされている。 |
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デーモン・ソルジャー | 下級通常モンスター。与えられた任務を確実にこなす戦闘のエキスパート。 |
迅雷の魔王-スカル・デーモン | デーモンの召喚リメイクその1。1/2の確率でこのモンスターを対象とした効果を無効にできる。 |
暗黒魔族ギルファー・デーモン | 墓地に送られた時攻撃力ダウンの装備カードとなるうざったいモンスター。 |
ジェネラルデーモン | 専用フィールド「万魔殿(パンディモニウム)」をサーチする、出来る将軍。 |
インフェルニティ・デーモン | インフェルニティに属するデーモン。今日もどこかで満足している。 |
トランス・デーモン | 除外された悪魔族を回収できるイケメン。別名「暗黒界のトランス・デーモン」。 |
ミストデーモン | リリース無しで通常召喚できる代わりに、ターン終了時に墓地に送られデメリットとしてコントローラーに1000のダメージを与える霧の悪魔。 |
スクラップ・デスデーモン | スクラップに属するシンクロモンスター。特にこれといった効果はない。 |
ヘル・エンプレス・デーモン | 同族モンスターの身代わりと蘇生ができる、部下思い(?)の女帝。 |
トリック・デーモン | ヘル・エンプレス・デーモンの幼少時の姿。あらゆるデーモンをサーチできる。魔界発現世行きデスガイドとも好相性。 |
戦慄の凶皇-ジェネシス・デーモン | 新たに登場したデーモンの長。万能破壊効果を持つ。でかい。 |
デーモンの騎兵 | 効果で破壊された時デーモンを蘇生できる。ヘル・エンプレス・デーモンの立場が危うくなってしまった。 |
デーモンの将星 | デーモンの召喚リメイクその2。手札から特殊召喚でき、アドバンス召喚時には同レベルの同族を蘇生できる。 |
悪魔族以外のデーモン
ブラック・デーモンズ・ドラゴン | ドラゴン族。真紅眼の黒竜とデーモンの召喚が融合した姿。最初に青眼の白龍を超えたモンスターとして有名である。 |
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デーモン・ビーバー | 獣族。地霊使いアウスのお供として有名。実はデーモンの中でも一番最初に出たモンスターである。 |
デーモン・テイマー | 戦士族。デーモンを操るはずが逆に操られてしまっている。 |
アンデット・スカル・デーモン | アンデット族。アンデット化したデーモンの召喚。シンクロ条件はキツイがペインペインターさんのおかげで多少は出しやすくなった。 |
メンタルスフィア・デーモン | サイキック族。ディヴァインのエース。基本的にレモンよりも優先されやすかったが、有用だが地味な効果のためか、双方ともに採用率が低下気味。 |
CNo.102光堕天使ノーブル・デーモン | 天使族。ドルベのエース、No.102光天使グローリアス・ヘイローがランクアップしたカオスオーバーハンドレッド・ナンバーズの1つ。デーモンの名を持つ珍しい天使族モンスターである。 |
ベクター・スケア・デーモン | サイバース族。藤木遊作/Playmakerが使用するリンクモンスターの1体。 |
チェスデーモン
ジェノサイドキングデーモン | 「チェスデーモン」の一体。ジェノサイドキングサーモンではない。 |
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インフェルノクインデーモン | 「チェスデーモン」の一体。デーモンにはプリズンクインデーモンやヘル・エンプレス・デーモンなどなぜか女王が多い。 |
レッド・デーモン
レッド・デーモンズ・ドラゴン | 元キングの魂。pixivで「デーモン 遊戯王」で検索すると一番多く出るのはこいつ。 |
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琰魔竜王レッド・デーモン・カラミティ | 絶対王者の最強の切り札にして漫画版のダブルチューニングによってシンクロ召喚されたシンクロモンスター。デーモンモンスターの中でも最大攻撃力を誇る。 |
英語版について
英語圏の遊戯王OCGでは「Demon」という表記が宗教的理由でNGと判断されたらしく、日本語版で「デーモン」と表記されているカードは「Archfiend(高位の鬼・悪魔といった意味合いでサタンを指す事もある)」と訳されている。
また、上記の通り漫画・アニメ及び遊戯王OCGにおいて「デーモン」と名の付いたカードは初期から多数存在するのに対して「デーモン」がカテゴリー化されたのは割と遅かったため、それ以前に「デーモン」と名の付いたカードが「Archfiend」と付かないカード名に訳されてしまったケースも多く大きな混乱が見られた。
最近ではそうしたカードは英語名を「Arcfiend」と付くものに変更したり、「このカードは『Archfiend』カードとして扱う」という効果をエラッタ(カードテキストの変更)で付け加えるといった形で対応されている。