Cosmic
Cosmic On
「みんなの絆で!宇宙を掴む!」
概要
40番のコズミックスイッチを使用する事によってステイツチェンジしたフォーゼの姿。
変身と同時に1~39までのスイッチを吸収し、その能力を使用することが出来る。
非常に強力な力を持つステイツだが変身する弦太朗にライダー部との絆が不可欠であり、戦闘中であっても絆が揺らぐと変身が解除されてしまう。
余談だが、偶然にも基本形態から最強形態へのカラーリングの変化が仮面ライダーイクサと同じ。
スペック
身長 | 206cm |
---|---|
体重 | 98kg |
パンチ力 | 3.5t |
キック力 | 7.3t |
ジャンプ力 | ひと跳び23m |
走力 | 100mを5.8秒 |
能力
胸のスイッチングラングのナンバープレートをタッチする事でスイッチを手元に召喚し、さらにモジュールに他のスイッチの効果を重ねがけすることができる。ただし、付加できるのは同じ部位のスイッチ同士に限られる。
組み合わせ
- ロケット(バリズンソード)+エレキ
- ランチャー+フリーズ:冷却弾を放つ
- ジャイアントフット+フリーズ:巨大な足を凍らせる
- ビート+ネット:音波で網を放つ
- ランチャー+ネット:着弾と同時に網を展開し、ヒットした敵を捕縛するミサイルを連射する
外見
メインカラーは水色と銀であり、今までのステイツでは変わらなかった右足、左足、左腕のモジュールデッカーの色も銀となり、水色のラインが加わっている。
青い部分はスーツ自体の色ではなく、コズミックエナジーをバリア状に纏っている為に青く見えている。
幹部と言えども生半可な攻撃ではこのステイツに傷一つ与えられず、そもそも当たる前に弾かれてしまう。
フェイスに走る黄色のラインが特徴で、パッと見悪役に見えるような面相である。
額のシグナルはゴールドで、他のステイツにあったアンテナの代わりに頭頂部に「スペリオルスパイク」が存在する。
肩部にはウイング状の装甲「スペリオルフラッパー」が、背部にはスラスター「コズモマニューバー」が増設されている。
ツール
- コズミックスイッチ
上部に大きな装置が付いた青いスイッチ。
まるで自爆スイッチのようなデザインであり、ドライバーに挿さずに何度も押すと"DANGER!"の音声の後、"GOOD BYE"の音声と共に自爆してしまう。
- バリズンソード(コズミックモジュール)
コズミックステイツの専用モジュール。ブーストモードとスラッシュモードの二つの状態が存在する。
ブーストモードでは攻撃以外にはワープドライブという空間の跳躍が可能となる。
スラッシュモードは攻撃に特化しているようでコズミックエナジーを攻撃力に変換する事によってあらゆる物の両断が可能となる。
また、右腕に対応するアストロスイッチを挿すとその能力を付加することができ、そこにコズミックステイツの能力で別の効果をさらに重ねがけすることもできる。
名前の由来は「バリッと割れてズンと伸びる剣(ソード)」。
- 使用スイッチ(単体)
必殺技
ワープドライブ
バリズンソード(ブーストモード)にコズミックスイッチを挿す事によって発動するリミットブレイク。
ワープ先は本人が一度でも行ったことがある場所なら自由に変更可能で、天高の体育館にワープしたこともある。
出力を上げれば巨大人工衛星すらワープさせる事が可能だが、当然反動とコズミックエナジーの消耗も大きく、劇中では使用した後にフォーゼの変身が強制解除された上に1〜40までのアストロスイッチもラビットハッチに転送された瞬間に破損するほど。
ライダー超銀河フィニッシュ
「抜いて、挿す!」
敵にバリズンソードを突き立てて敵もろとも宇宙空間にワープドライブし、コズミックスイッチを一度抜いて再挿入することで発動するリミットブレイク。
エネルギーを纏わせたバリズンソード(スラッシュモード)で敵を両断する。
大抵は斬撃波を放つが、すれ違いざまに敵を切り裂くバージョンもある。
ライダーキック
青い光を放つ右足で繰り出すライダーキック。
平成では少し珍しいベーシックなタイプのキックであるが、ラスボスのサジタリウス・ノヴァの必殺キックと同等の威力を誇る。
他の作品ではライダードリルキックを使う場合もある。
ライダーロケットドリルキック
『仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL』で発動。
ベースステイツの時と同じように発動し、Xガーディアンの群れを殲滅した。
フォーゼ&メテオスペシャルアタック
ガンバライド限定技。パワーダイザー、メテオストームと3人でタワーを組み上げて発動。
下の二組が交互にジャンプしてフォーゼを空中高く放り上げ、メテオストームパニッシャーで錐揉み回転の力を加えて敵に突撃してW袈裟斬りでトドメを刺す。
物語での扱い
フォーゼの最強フォームではあるが、劇中では色々と可哀想な扱いを受けている。
まず総合スペックはザビーやラルク等に近く、歴代平成ライダー最強フォームの中でも最弱。
というか二号ライダーの強化フォームメテオストームよりも全体的に劣る(そもそもフォーゼ自体、カタログスペックは全体的に低い)。
初登場のアリエス・ゾディアーツ戦では40個全てのアストロスイッチが使えると同時に相手の攻撃を弾くという強力な特性を活かし撃破したが、その後のホロスコープス戦では相手のポテンシャルが高すぎる故なのか敵の持つ能力に翻弄されることが多く、初見戦では何らかの形で一方的に攻撃を喰らう事が多かった。あと戦闘ではすぐにコズミックに変身していたという原因もある(コズミック初登場以降で変身しなかったのは変身不能だった41話のみ)。
初登場の次の回でメテオストームとの2vs1にも関わらずレオ・ゾディアーツに負けたのは目を疑ったという意見もあれば、ヴァルゴ・ゾディアーツ戦では、善戦すらしていないシーンが一番可哀想だという意見もある。
このような扱いからか、ネットでは「最強フォームとは言い難いやられっぷり」や「ベースの方が強いんじゃないの?」とか批判的な意見がちらほら書かれている。
加えて、多彩な能力が考えられるにも関わらず、モジュールに他のスイッチの効果を重ねがけ出来る能力も前述の9種類しか使われなかった(バリズンソードとの組み合わせを除けば5種類)。スタッフが思いつかなかったのか、それともCGの予算が無かったのか……。それでも後輩達よりは大分マシだが。
一応、最終回付近では弦太朗の決意もあったのか初戦では全く歯が立たなかったサジタリウス・ゾディアーツと互角以上に戦えるようになっている。結局トドメはベースステイツに取られてしまったのだが……。最終フォーム以外で最終戦を飾るパターンは他の作品にも少なからず存在するのだが、普段から不遇な上にラストすら飾れなかった、と言うのがさらに不遇の印象を助長している。
ただ、それはあくまで本編での扱いであり、本編終了後はMOVIE大戦アルティメイタムではアクマイザーの一人のイールを単独で撃破したり平成ジェネレーションズFINALではエニグマの破壊・Xガーディアンの殲滅に貢献したりと、最強フォームらしい活躍を見せている為、今では完全な不遇と思う人は減ってきている。
関連タグ
キングフォーム コンプリートフォーム……いずれも複合繋がりの最強フォーム。ガンバライドではこれらのフォームと違い「宇宙」タイプとなっている。
バーニングブレイブ……ウルトラマンメビウスの強化形態。「仲間達の絆の力で変身する」という設定の先駆け。
プトティラコンボ→コズミックステイツ→インフィニティースタイル