概要
フォーゼモジュールの1つ。初登場は第32話。
フォーゼドライバーに装填したアストロスイッチナンバー40「コズミックスイッチ」を起動することで実体化する。対応箇所は右腕(〇)。
基本的には仮面ライダーフォーゼ コズミックステイツが使用する武器だが、劇場版ではコズミックスイッチを使わないメテオフュージョンステイツも武器としていた。
槍(ランス)形態のブーストモードと、レバー操作で刀身を露出させた剣形態のスラッシュモードの二形態を持ち、更に空間跳躍やコズミック以外の〇対応のアストロスイッチの力を引き出すことも出来る。
モード
- ブーストモード
バリズンソードの基本状態である槍型モード。
ロケットを模したカバー部分「バリアントシリンダー」はフォーゼモジュール定番の超硬質合金・アストリウム製。刀身を保護しコズミックエナジーのパワーを制御する役割を担い、打撃・刺突武器としての運用にも耐え得る強度を誇る。
グリップの「コントロールアーム」は強度を限界まで高めるため、刀身まで続く一体構造になっている。基部には3基のエネルギー排出ノズル「クルージングマズル」を配置。余剰エネルギーを放出して出力を制御、リミットブレイク時にはそのエネルギー噴射を利用して推進力を生み出す。
- スラッシュモード
刀身「トランジションエッジ」を露出させた大剣モード。
コズミックエネルギーで覆われた刀身から強力な超斬撃を飛ばすことができる。
スイッチングレバー「マスターコントローラー」を手前に引くと連動してシリンダーがバリッと左右に分割し、エッジを開放。完全に引き切ると赤いエネルギー切替ユニット「コズミックキャパシタ」により刀身が前後に分かれズンと伸びる。
展開したシリンダーは「ヘルドスプリンター」と呼ばれるジョイントパーツによってグリップ横に固定され、ナックルガードのような配置になる。
スイッチ連動
グリップエンドにある「スイッチスロット」に〇対応のスイッチを装填、起動し「ブラスオフトリガー」を引いて発動。スイッチをオンにした際にコーラス調の音声が流れる。
コズミックスイッチ以外での効果
コズミックステイツ胸部の「スイッチングラング」で発動したエレキスイッチの効力を乗せて発動。「クルージングマズル」からのロケット噴射で間合いを詰め、電気を纏った斬撃を浴びせる。
炎を纏った斬撃を浴びせる。劇中では胸部「スイッチングラング」で発動したランチャー+フリーズモジュールの攻撃で氷漬けにしたアリエス・ゾディアーツに使用した。
3つに分裂させた刀身で敵を切り裂く。劇中ではアクエリアス・ゾディアーツの回復を封じるために使用。
メテオストームスイッチについている円盤・ストームトッパーを回すことにより攻撃エネルギーを吸収し、バリズンソードにエネルギーを与える。ファイヤーステイツが火を吸収したアレと原理的には一緒。ジェミニ・ゾディアーツ戦で使用。
コズミックスイッチでの効果
- ワープドライブ
ブーストモードのリミットブレイク。
敵の背後にワームホールを発生させて突撃し対象ごと空間跳躍する。
主に地上で倒すと爆発の余波で近隣の環境などに被害を及ぼすホロスコープス級のゾディアーツを宇宙で倒すために使用することが多いが、最終回ではサジタリウス・ゾディアーツを天高の体育館へとワープさせたことからワープ先は宇宙以外でも指定可能な模様。
- ライダー超銀河フィニッシュ
スラッシュモードのリミットブレイク。
刀身にコズミックエナジーを纏わせ敵を切り裂く。
コズミックエナジーの斬撃を飛ばすパターンと、直接斬るパターンの二種類がある。
ワープドライブ後はそのまま連続使用はできないため、ソードを変形させた後スイッチを再度抜き差しする必要がある(弦太朗曰く 「抜いて、挿す!」 )。
商品化
2012年4月28日に「コズミックモジュール DXバリズンソード」が発売。
コズミックスイッチを始め付属のスイッチはなし。
余談
- 名前の由来はバリッと開いてズンと伸びる剣(ソード)で語感は「ハリソン・フォード」に寄せている。
- 企画段階では「ヤリケンソード」や「キルゼスター・ズバドーン」という、採用されれば間違いなくライダー史に残ったであろう先輩もビックリな奇抜過ぎる名前だったが、長すぎて商品パッケージに収まらないという理由で変更になったらしい。
- スーツアクターの高岩成二氏曰く激重で、かなり苦労したらしい。
- ちなみにDX玩具も約6.24gとボーイズトイとしてはかなり重い。
関連タグ
スタンパー←バリズンソード