《Number four zero》
概要
歌星賢吾が生成したナンバリング最後の40番目のアストロスイッチ。
フォーゼドライバーに装填することで仮面ライダーフォーゼを最強形態・コズミックステイツに変身させる。初登場は第31話。
01から39のスイッチ全てを完成させる事で具現化する強化変身用の大型スイッチで、フォーゼを完全無欠の超人に変える力を備えているという凄まじい設定を持つ。
フォーゼは「宇宙の大いなる存在との接触を目的とした強化宇宙服とそのシステム」が本来想定した姿であるため、「完全無欠の超人」と称する位の強化が必要なのかも知れない。
外見
メテオストームスイッチやNSマグフォンのように接続部の上にパーツが増設されていて、高さは通常のスイッチの約二倍超。下半分はロイヤルブルー。上半分はシルバー。
増設パーツの天面は「ゲートフォルドハッチ」という誤作動防止用のシールドに覆われていて、簡単には起動しない様になっている。起動にはまず正面にある「アイドリングスライダー」というスライドスイッチを押してハッチを展開し、内部の黄色と黒の枠に覆われた"いかにも"な赤いボタン「エンハンスドキー」を押すという手順を踏む。「エンハンスドキー」は側面のスイッチを押すとOFFになる。10の倍数のアストロスイッチの例に漏れず、対応するソケットは○型。
機能
ドライバー非装填時の挙動
「エンハンスドキー」をONにすると《DANGER!》という電子音声が鳴る。2度目は1回、2度目はループして同じ電子音声が鳴るだけで何も起こらないが、
3回繰り返すと《Good Bye》の音声が鳴り自爆する(自爆と言ってもコズミックスイッチ自体は無傷なので、周囲のコズミックエナジーかなにかが爆発している模様)。
一度自爆するとキーを押してもエラー音がするのみになり、「アイドリングスライダー」を戻すと《System recover》と鳴り操作可能になる。
ドライバー装填時の挙動
装填すると《Cosmic》のシステム音が鳴り、従来と同じ手順でベースステイツに変身。その後「アイドリングスライダー」を下げると警告音が鳴り始め、それと同時に点滅を始める「エンハンスドキー」を押す事で「Cosmic ON」の電子音と共に36個(ベルトに装填済のコズミック+3つ以外)のアストロスイッチがフォーゼと一体化し「仮面ライダーフォーゼ・コズミックステイツ」にステイツチェンジする。
変身前に「エンハンスドキー」を押しておくことで直接コズミックステイツに変身する事も可能。
フードロイドの起動に使われていた場合は自動的にスイッチが抜かれて機能停止するが、メテオのスイッチは対象外なので変身が解除される事は無い。
リミットブレイク
コズミックステイツのモジュール・バリズンソードと連動した必殺技。
ソードのグリップエンドに存在するソケットにコズミックスイッチをセットして発動。
アラートと「Limit break!」の音声が交互に鳴り、トリガーを引くことでバリズンソードのモードに応じたリミットブレイクが発動する。
白いロケットを模した槍形態「ブーストモード」では別の場所へ空間跳躍する「ワープドライブ」を、青とオレンジの刀身が露出した剣形態「スラッシュモード」ではコズミックエナジーを攻撃に転用してあらゆるものを両断する「ライダー超銀河フィニッシュ」を発動する。
再使用にはもう一度抜き差しする必要があり、動作の際に弦太朗は「抜いて挿す!」と口にする。
詳細は「バリズンソード」を参照。
立体物
DXアイテムが「アストロスイッチ コズミックスイッチ」として2012年4月28日に一般販売。
「コズミックモジュール DXバリズンソード」とは別売りである。
余談
- ドライバー操作による必殺技は存在しない。必殺技にはバリズンソードが必須となる。
- ライダーのツールには予告無しで変身したら手遅れな物や、使用してからリスクが判明する物や、勝手に割り込んでくる物などなど物騒な物が散見され、特に前作の物はリスクの塊であった。それらと比較すると重大なデメリットも存在しないコズミックスイッチは《DANGER!》というシステム音に反してかなり安全な方である。
- コズミック=cosmicとは「宇宙の~」をという意味。アストロ=Astroは「天体(星)の~」という意味。ツール的には「アストロスイッチの1つがコズミックスイッチ」だが言葉としては逆である。
- 我望光明はゾディアーツを「生体ワープの為の超進化生命体」と称しており、「"完全無欠の超人"をも凌駕した進化した人間」とすればコズミックステイツの旗色の悪さもむべなるかな(ゾディアーツが精神崩壊や消滅などのリスクを抱えている事もお忘れなく)。
関連タグ
スタンパー←コズミック
恐竜系コアメダル←コズミックスイッチ→インフィニティーウィザードリング