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伊吹コウジの編集履歴

2022-02-22 21:35:55 バージョン

伊吹コウジ

いぶきこうじ

「伊吹コウジ」とは、『カードファイト!! ヴァンガード』、『カードファイト!! ヴァンガードG』に登場するキャラクターである。

cv:宮野真守

※中の人である宮野真守はGシリーズではOP主題歌も担当していた(「BREAK IT!」、ストライドゲート編の「SHOUT!」)。



概要

伊吹コウジ」とは、『カードファイト!!ヴァンガード』に登場するキャラクターである。


初出は原作コミック『ヴァンガード0』。なお、映像作品においては劇場版アニメ『劇場版カードファイト!!ヴァンガード ネオンメサイア』(以下映画版と略す)で初登場。テレビアニメにおいては、『カードファイト!!ヴァンガードG』(以下Gと略す)が初出扱いとなっている。


また、作品によっては性格等が微妙に異なっている所がある。


『ヴァンガード0』及び映画版で語られた設定によると、小学生時代の櫂トシキ三和タイシの同級生。

性格は根暗で気弱であるが、ヴァンガードファイターとしては優秀で、櫂トシキと彼と同じ高校に通う三和タイシにヴァンガードを教えた先導者でもあった。

よくアルビノを連れている。


なお、映画版ではあまり明言されることはなかったものの、原作漫画版(高校生編)及び2018年版シリーズでは福原高校に通う高校2年生であることが判明している。


ネオンメサイア

ここでは、劇場版「ネオンメサイア」序盤におけるネタバレが含まれます。下記にご注意下さい。







































かつての小学生の頃の面影は殆ど無くなっており、遊星ブラントから地球に干渉してきた「威圧する根絶者ヲクシズ」によって櫂たちとの思い出を消された上で過去のトラウマを利用され「メサイア・スクランブル」で暗躍していた。


それは、惑星クレイと遊星ブラントを衝突させ、ヴァンガードを消滅させるべくユニットの全滅を行うことであった。


切り札となるヲクシズで、大会前にレンやキョウたちを倒し大会の出場権を剥奪させ、「メサイア・スクランブル」に参加。


そして、Bブロック1回戦でアイチ、プライベートファイトでミサキとレオン、準決勝でカムイを次々と敗退させ、その大会の賞品である「ハーモニクス・メサイア」を盗み出した。







その後、「ハーモニクス・メサイア」の争奪のため、それを賭けて先導アイチと櫂トシキとの1VS2の変則ファイトを行うが、アイチが覚醒させた「ハーモニクス・メサイア」の目の前で敗北。敗れたことで、ヲクシズら根絶者(デリーター)からの支配から見事解放され、かつての自分を取り戻した。





その後、別れ際にアイチから調和と再生の能力を持つメサイアのカードを渡され(この時点で「ハーモニクス・メサイア」は「ネオンメサイア」に変化していた)、もう一度ヴァンガードを始めるため旅に出たのであった…。


ヴァンガードG

Gでは鍵を握る人物。

「ネオンメサイア」と同一人物であるが、多少物腰が柔らかくなっている。

ビジュアルも劇場版と多少違う。(特に髪が…うどんとか言っちゃいけない。)

ユナイテッド・サンクチュアリ支部の関係者であるが、詳細、目的は未だ不明。

クエストを受けて待ち合わせをしていた新導クロノと『依頼人の代理』として現れ、彼とファイトすることになり、そこで彼の未熟さを思い知らせるかのようなファイトをする。

そして次第にクロノを追い詰めるも、「GEARS」が緊急停止したため、ファイトは中断されてしまい、クロノに名を名乗らないまま「知りたければ、強くなれ」と言葉を残し、彼の元から去った。

第12話ではクロノとハイメ・アルカラスのファイトを陰から観戦し、安城マモルにクロノのファイトを見て「運が良かっただけ」と評している。

22話にて、ヴァンガードをやめようとするクロノに対しカウンセリングファイトを仕掛け、見事更生に成功させた。(尚この時点ではまだ名乗っていない)

24話において安城マモルに誘われ居酒屋で飲みながらファイトし(飲食しながらファイトはやめましょう)、ユナイテッドサンクチュアリ支部の不穏な噂に対する相談を含めて交わされた会話の中で何かしらの思惑を抱えている事が示唆された。(因みにほっとした様な描写もあった。)



Gの第12話でヴァンガード普及協会「ユナイテッドサンクチュアリ支部(通称・ユナサン支部)」に在籍、24話で正確には本部からの派遣された協会員であることが判明している。

そして全国大会の予選でユナサン支部の直属チーム「チーム・ディマイズ」のコーチである事が視聴者とクロノの両方に判明し、その姿を目撃したカムイにユナサン支部の事を含めた現状を問われ、ファイトを通じて自分の目的をカムイに説明する。この時点では「ヴァンガードの未来」に関わっているものと語っていたが…。

ディマイズとトライスリーのファイトが終わった後、偶然クロノと鉢合わせて、かつてクロノに放った「ファイトに現れる人間性」と合わせ、「(ディマイズに負けた)この結果が今のお前たちの全てだ」と言い去っている(この時点でもまた名乗らなかった)。

明日川タイヨウの変貌をはじめ、勝利主義の蔓延るユナサン支部の闇を見たクロノの前に姿を現し、ユナサンの横暴を含め「タイヨウが(勝利主義に染まった事を指して)あんな風になったのはお前の指導のせいか」と責めるクロノの言葉を肯定した事で彼の怒りを買う。

その後、来日したハイメに「クロノドラゴン・ネクステージ」のカードをクロノに渡すよう頼み、その際に自分が渡したことを伝えない様にしていた。

ディマイズとクロノ達トライスリーのスペシャルマッチの最中、神崎の野望の根幹である「ディペンドカード」を強奪、更にはその研究データを抹消して神崎へ宛てて聖書の文句を引用した皮肉のメッセージを残す。その後にカムイへ、クロノ達に神崎の真意を見せる為必要な物(ユナサン支部のセキュリティカードやマップ)、そしてクロノへの「タイヨウを頼む」という伝言と奪取したディペンドカードを託している。

支部を去った後、伊吹は自分同様にユナサン支部を去った東雲ショウマと対峙し、まさかのリアルファイト展開に。

その際に東雲から、自分の行動がメサイアスクランブルでの行いの贖罪かと問われており、「劇場版」と「ヴァンガードG」の物語が地続きであることが完全に明言された。

その問いに応えず東雲を一蹴した伊吹は「自らトリガーを引くつもりのないファイターなど、相手にする価値もない」と吐き捨てている。


クロノとの二戦目、東雲と戦っている最中の回想で劇場版直後の伊吹の動向が明かされた。

メサイアスクランブル後、放浪していた伊吹はどこかの砂漠の街で謎の人物と出会い、そこでギアクロニクルの存在を知る。更にその人物から、ヴァンガードの未来に関わる「ある人物の野望」を教えられている。


スペシャルマッチ終了後、神崎が支部長を辞任したユナサン支部の立て直しのため、本部から派遣された伊吹はディペンドカードの研究施設の撤去、神崎の方針に異議を唱え排除されたスタッフの復帰などの事後処理に現れ、レンを支部長の後任と決めていた。

タイヨウに渡した地図の通りに現れたクロノに真意を語ろうとするも、今までの自分のやり方に納得のいかないクロノからファイトを挑まれる。

激闘の果てにクロノに敗北し、約束通り(すでに知っているとはいえ)自分の口から名乗り、和解する。


伊吹「伊吹コウジだ」

クロノ「知ってた」


真意

G48話で明かされた彼の真意、それは「明神リューズ」なる人物の野望を阻止する事であった。砂漠で出会った新導ライブらしき人物からギアクロニクル、ディペンドカードの事を聞かされた伊吹は明神の野望を阻止するために行動を開始した。

そのためにディペンドカードを持つ神崎に近づき、その行動に手を貸したが明神は動かなかったらしく、更に大掛かりな仕掛けとして「Plan.G」なるものを計画している。

話を立ち聞きした安城マモルが普及協会そのものが明神の野望に関わっているのかと言う問いには答えず、それを知ることは命の危険がある事を暗に示した言葉を返している。

どうやら以前の飲み会ではマモルが明神側の人間ではないかと疑い、(一応は)そうで無かった事にホッとしていたらしい。



まさかの…

そしてクロノとのファイトから数日後、クロノの下駄箱にカードを入れた封筒を入れようとしている所をクロノ達に見られ(しかも構わず下駄箱に封筒を入れている)、何事もなかったかのように去り一言、「ばれたか」と呟いている。


視聴者からはクロノにカードを送っていた人物として以前から本命として推測され、ネクステージの件から確信になりつつあったが、カードの送り主はやはり彼であった。

つまりはあのソバの出前も伊吹が頼んだものだったのだろうか。



続く「ギアースクライシス編」では、明神の動向を掴むためのプランとして、櫂トシキ達に協力を頼んでGクエストを隠れ蓑にしたと思われる「Plan.G」を発動した。



現在も鴉を連れてるかは不明。


ギアースクライシス編以降での活躍

ギアースクライシス編

新導クロノに与えられた3枚の「奇跡のカード」を覚醒させるために「Gクエスト」を開催しており、自らもスターゲート支部のGクエストで試練を与えたである。


…なのだが、クロノにこれまでの行動から「このストーカー野郎が」などと暴言(?)を吐かれたり、更に「オッサン」呼ばわりされた時には「俺はまだ二十歳だ!!」と激昂することも。当然、櫂ですら呆れていた。


ストライドゲート編

明神リューズの野望を止めるべく、ラボに突入するが逃げられてしまい、その後クロノが自分の父親の生存を知ってしまった事から彼との関係に溝ができてしまう。

更にドラゴンエンパイア支部にて弓月ルーナが召還した「クロノビート・バッファロー」の攻撃でドラゴニック・オーバーロード像までぶっ飛ばされて重傷を負ってしまった。


そして、東雲ショウマの仕掛けにより「最後の審判」の際にリューズのイメージの影響を受けることができない状態で、なんとか単身リューズのもとへたどり着き、ファイトを挑むがあえなく敗北してしまう。その際、かつてヴァンガードを消滅させようとした罪の重さに耐えながら、世界中をさまよっていた時にライブに会いギアクロニクルを与えられ、「自分に課せられた使命」としてクロノを見守り育て、導いてきたことを回顧していた。


その後、リューズはクロノに敗北し、野望が阻止されてから2ヶ月後、普及協会の再建のため新体制の下で新たな協会本部長に就任することになった。


カードファイト!!ヴァンガードGNEXT

2年の歳月が経ち、協会本部長となった彼は、3人一組で出場できる超大型大会「U20チャンピオンシップ」の大会運営本部長に就任した。

だが、前年度のU20優勝者であり、今年度も出場している鬼丸カズミの行動に警戒し、その目的を探るため、葛木カムイに対しU20出場を要請していた。


カードファイト!!ヴァンガードGZ


破壊神ギーゼの復活を目論む使徒達に対抗するため、各支部の支部長、および先導アイチら民間の協力者を集め、「レリクス」に捉えられたクロノ達を救出すべく奔走開始した。


クロノ達の救出後、クリスマスイブにて、キャピタル2号店でクリスマスパーティに参加しようとしていた所、(日比野アルテに憑依していた)ガスティールの襲撃を受け、異空間に囚われる事態となる。


過酷なファイトの最中で同じく異空間にやって来たクロノと協力し、共にガスティールを撃破することに成功。


手に入れた「終焉のゼロスドラゴンダスト」は(何故か)クリスマスプレゼントと称してクロノに渡した。しかし…。


原作漫画版/2018年版

時期的には劇場版(及び「G」)よりもこちらの方が先に登場している。


当初は一時期ヴァンガードから離れていたため、周りからファイターとして認識されず、一匹狼のような面を見せていた。


『根絶者(デリーター)』と呼ばれるユニットを使用し、「コンサートマスター」として活動していた立凪タクトを破り「ディスティニーコンダクター」のタクトを呼び覚ましたが、結局本人はどちらのタクトも嫌っている模様。


その後、テツを始め、キョウやスイコ、櫂を次々とデリートした後、PSYクオリアゾンビと化したアイチもデリートするものの、惑星クレイの助けで元に戻ったアイチの猛攻により敗北する。


続・高校生編」では安らぎを取り戻したが、代償としてその記憶は失ってしまった。現在も一匹狼のような立場でテツからヴァンガード部への入部を拒否されている。またこの頃では過去にアイチとのファイトを思い出し自分が変わったことを悩んでおり、同時にグレイヲンの悪夢に苦しめられている。


そんな中、偶然出会った牛丸に連れられて立凪邸を訪れた彼は、なし崩し的にスイコとファイトするが、デリートを使わない消極的なファイトで敗北してしまう。今度は突如現れたレオンとファイトを挑まれ、こちらでも相変わらず消極的なファイトで押されるが、レオンが語った言葉に影響したのか、ようやく悪夢を振り切った彼は、本来の性格を取り戻しグレイドールにライドしてレオンに勝利を収めた。


しかし、この時点では既に根絶者からは遊星ブラントとの繋がりは切れており、クレイとの絆を断ち切る力は消失していた。


そして、自ら救世主になることを決意した彼は、決別した直後に現れた「ネオンメサイア」のカードを手に入れ、同じ福原高校のファイターである鳴海アサカと対決。勝利した際に福原高校の主将の座を収め、ヴァンガード甲子園を順調に勝ち進む中、準決勝の合間に櫂を探していた三和と共に三人でファイトした思い出の場所にて櫂との蟠りを解消させた。


そして、決勝戦の大将戦にて石田ナオキを追い詰めるが、コーリンの叱咤で持ち直したナオキに惜しくも敗北した。


外伝イフ-if-

カードファイト!!ヴァンガード外伝イフ-if-』では、先導エミシュカ立凪スイコと共にメインキャラになった。

ある日、ノームとスイコに呼び出されて、世の中の出来事をすべて記述した書物「アカシック・ブック」に吸い込まれる形で異なる世界(つまりカードファイトが通用しない世界)に飛ばされてしまい、そこでエミとシュカに出会う。その後、スイコ共にエミ達のサポートを行うこととなるのだが…。


作中ではシュカから『おじさん』と呼ばれたり、ジャマーに対してカードファイトを挑もうとして結局返り討ちにされるまさかの女装、...などなど従来に比べてコミカルな面が多いどころか、完全に振り回され役と化している。


ジャマー伊吹

第1・2話で登場する伊吹(明確にはG時系列の伊吹)に化けたジャマー。if本編で最初に対決した敵である。もう一度言うが、元の本人とは別である。


伊吹とブラスターペア(エミとシュカ)が未来に到達した序盤で既に行動が怪しく、その行動原理は(未来の)新導クロノのロッカーにギアクロニクルデッキを入れず、代わりに大量のゴミ(?)などを入れるという悪さを行う存在であった。


その途端、(ノームの命令で未来に送り込まれた、本物の)伊吹とエミ、シュカに見つかり、このギアクロニクルデッキをゴミ箱に捨てた未来の自分の正体が偽物(ジャマー)だと発覚する。

ついに正体を現したジャマーは、伊吹が昔使っていたユニット『絆の根絶者グレイヲン』の姿に変身。カードファイトで勝負を挑んだ伊吹をあっけなく返り討ちにするが、エミとシュカが召喚したギアクロニクルのユニットクロノジェット・ドラゴンの猛攻によりダメージを喰らい、最後はブラスターブレードの攻撃によって倒された。その後、ジャマーによって入れ替わっていた未来の自分は元の世界に戻ったのであった。


使用クラン

アニメ・漫画共に『リンクジョーカー』を使用しているが、作品によってデッキの構築内容が大きく異なっている。


根絶者 (漫画版ではデリーター)

劇場版、漫画版、2018年版アニメで使用。

ユニットを裏向きにして能力とパワーを失わせる能力を持ったユニットが中心であり、劇場版では全てのファイトで雀ヶ森レンを始めとするファイター達を、漫画版ではテツや櫂、PSYクオリアゾンビになったキョウやスイコなど次々とデリートする力を見せた。


漫画版では『根絶者(デリーター)』が『リンクジョーカー』のユニットであることは最後まで明言されることはなかった。


メサイア

ヴァンガードGで使用。

当初はリンクジョーカーではなく、かげろうのデッキを使ってGの主人公である新導クロノと対決したが、22話においてメサイアデッキを使用した。こちらがG時系列の彼の本来の仕様デッキの模様。


なお、彼本来のデッキのファーストヴァンガードである「ネオンメサイア」は劇場版のラストシーンにて先導アイチより譲渡された「ハーモニクス・メサイア」が変化したカードである。また、「オルターエゴ・メサイア」を自らの分身としている。


漫画版及び2018年版の続きである「続・高校生編」でも同様にメサイアデッキを手にしている。


関連イラスト

ショタヴぁん- Deleter -

【ヴァンガ】おたんおめ息吹おっさん~DELETE END


関連タグ

カードファイト!!ヴァンガード 櫂トシキ 三和タイシ ヴァンガード 先導者 デリーター


カードファイト!!ヴァンガードG 新導クロノ


カードファイト!!ヴァンガード外伝イフ-if- 先導エミ シュカ 立凪スイコ


外部リンク

劇場版 カードファイト!! ヴァンガード公式サイト | 劇場版 カードファイト!! ヴァンガード<実写+アニメの豪華2本立て!>で2014年9月13日公開!

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