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概要

CV:野島裕史

DATSのメンバーにして、大門大(マサル)のライバル。14歳。

ガオモンのパートナー。

14歳の若さでストックホルム王立科学大学を首席で卒業したという筋金入りの天才少年で、医師免許持ちである。

冷静沈着で何事もデータに基づいて行動する反面、プライドが高く、傷つけられると冷静さを失う行動にでることも。知香の誕生日を祝う為に計画を入念に練ったはいいものの、レストランの予約をキャンセルする羽目になったり、格闘ゲームで知香に敗北するなど計算が通じない物事には弱い。

一方でお金持ち特有の庶民的感覚が薄く、お好み焼き屋でキャッシュカードを使おうとして断られ、その際現金を持っていなかったためタジタジになったことがあり、また常識人ではあるが間が抜けてズレているところもある。

病弱な妹がいるからか知香に対しては優しく接している他、卵焼きが食べたいというアグモンの望みに応じようとしたり、憧れのボクサーの目を見て彼がデジモン事件の犯人ではないと信じようとするなど、ただ冷徹な合理主義者というわけではない。

マサルの影に隠れがちだがトーマも身体能力は高く、ボクシングに関してはオリンピックのチャンピオンに勝ったこともある。また、初対面時にマサルとボクシングをした際は、当時から成熟期デジモンと素手でやりあえていたマサルを一方的に痛めつけている(その後にマサルの不意打ちで一発お見舞いされてはいるが)。戦闘スタイルも猪突猛進なマサルとは対称的で分析を行ったうえで戦いを挑み、常にパソコン(当時発売された玩具「デジウィンドウ」だと思われる)を持ち歩いており、ガオモンに戦闘指示を行う際や、分析を行う際などに使われる。「プラン〇〇」や「攻撃パターン〇〇」と言うだけでガオモンが意図を即座に理解して実行に移すなど、強い信頼関係で結ばれていて、彼からは「マスター」と呼ばれている。

デジモンが人間の情念に引き寄せられるという特性に気付くなど、その頭脳は間違いなく本物であるが、ピヨモンを護送するにあたり、人間の情念を遮断する「アンチデザイアー発生装置」なる似非科学じみた装置を作成するなど大とは別ベクトルで理屈がぶっ飛んでいる所も。

意見の合わないマサルとは度々衝突するが、ドリモゲモンの一件でマサルの直感に頼った行動に救われたことである程度の信頼を置くようになる。とはいえ「僕の頭脳をもってしても解析不能」と驚くように、時折はマサルやアグモンに突っ込みを入れる描写もある。

あえて戦術パターンをかなぐり捨ててミラージュガオガモンの懐に潜り込ませるという無茶を取り入れたりする事から少なからず、彼から影響を受けていた用だ。

ちなみに、あまりにも行動基準が違いすぎるので、大に勉強を教えるのは無理らしい。

後半はマサルに対して嫉妬心を抱いているかの描写もあったが、倉田に半ば人質として取られてしまった妹・リリーナを救うために取った裏切りの演技を行なった。この際、マサル達にも大いに迷惑をかけたことから、彼の鉄拳制裁を甘んじて受けた後、無言で和解するなど改めてマサルとの信頼関係を深めている。

全てが終わった5年後、日々の努力によって念願であったリリーナの病気の治療法を発見し、治療。わずか19歳という若さでノーベル医学賞を授与された。

デジソウルはフィンガースナップで起こしており、チャージの際にはデジヴァイスicを横に倒して行う。

ちなみにゲストキャラを除いた歴代テイマーでは、初のヨーロッパ系のテイマーである。

服装

DATSメンバーの制服は青色(ジャケット自体は大のものと同じ)。

エバーグリーンのシャツに白いズボンが彼の私服となっており、第7話では白いタキシード姿を披露。物語後半では白いワイシャツに袖なしジャケットを羽織った姿になっている。

なお、容姿は父の遺伝が強く表れている事がうかがえるが、祖母によれば目付きが母親寄りらしい。

生い立ち

オーストリア人貴族の父親と日本人の母親の血を引くハーフ。

父親であるフランツ(CV:安元洋貴)は、日本へ留学していた際、日本人女性と恋に落ちた。

後にトーマが生まれるが、父方の親族の反対で正式には結婚することができなかった。

幼い頃は母親と日本で暮らしていたが、祭りの日に母が交通事故で亡くなったことから父親に引き取られる。

しかし、上記の事情から父方の祖母(CV:橘U子)には正妻の子どもではない事からノルシュタイン家の人間として認められず(おまけに面と向かって母親を侮蔑までされた)、父親も祖母には逆らえない不甲斐なさからトーマを守ることができなかったため(自分なりに子供達の身は案じていた)、トーマは父親に強い反発を抱く様になり、中盤では無条件で頼れる父親がいる大に対して嫉妬する様子が見られた。しかもその父親の子であるという理由だけで無策で突っ込む彼に従おうとする聖なる都のデジモン達に対しても苛立ちを見せるようになる(事実として、倉田軍団の術中に嵌ってしまった)。

おまけに父親は娘の命を救う為とはいえ、一歩間違えれば自分の娘をバイオデジモンに改造されていたかもしれない愚行を犯しており、家族仲に更なる亀裂が生じた(この辺の経緯については倉田明宏を参照)。

その後、異母妹のリリーナが生まれるが、病弱であったが故に祖母に跡継ぎとしてはふさわしくないと判断された。

改めてトーマはノルシュタイン家に相応しい女性を娶ることを条件に次期当主として認められる。

母が死去し、父や妹とも疎遠になっていることもあって家族の情に特別な思いを持っており、マサルに「知香の誕生日を代わりに祝って欲しい」と言われた時も不思議な張り切りを見せ、その後も知香のことを気遣うことがあった。この為、基本的に規律を遵守するタイプである彼には珍しく、第7話では薩摩の命令を無視し、独断でボンバーナニモンを撃破している。

リリーナ達を乗せたジェット機がロードナイトモン軍団の襲撃した事を機に父の抱えてきた苦悩に理解を示し始めるようになり、親子関係も修復されつつあるようだ。

関連タグ

デジモンセイバーズ 大門大 藤枝淑乃 ガオモン 大門知香

泉光子郎(『デジモンアドベンチャー』)、一乗寺賢デジモンアドベンチャー02)…デジモンシリーズにおける天才少年繋がり(ただし、後者は悪しき存在によって暗黒の種を植え付けられた作用によるものであった)

石田ヤマト/李健良/上原美波/アリス・マッコイ/源輝二:犬系デジモンをパートナーにしていた歴代テイマー。トーマと同様に海外にルーツを持つキャラが多めである。なお、ジェンはトーマ同様に妹持ちである。

蒼沼キリハ(デジモンクロスウォーズ)…同じく戦略家で高い実力を持つ。パーソナルカラーがブルー、金髪碧眼、母親を失っているという多くの共通点もあるが、彼の場合は元・富裕層であり、使役しているデジモンがグレイモン系と対照的な点も多い。

豪炎寺修也イナズマイレブン)…「中の人つながり」、「天才」、「クールに熱いツンデレライバル」、「実はお坊っちゃん」、「途中で敵に妹を人質に取られ一時的にチームを離脱する」など共通点が多い。

デジモンセイバーズ_アナザーミッション:この作品ではなぜか七大魔王デジモンにかなり詳しい。

デジモンクロスウォーズ:データカードダス「超デジカ大戦」に参戦。

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