基礎データ
他言語版での名称
英語 | Flabébé |
---|---|
イタリア語 | Flabébé |
スペイン語 | Flabébé |
フランス語 | Flabébé |
ドイツ語 | Flabébé |
進化
フラベベ→フラエッテ(Lv.19)→フラージェス(ひかりのいし)
概要
『ポケットモンスターXY』から登場する新ポケモンの1種で、同作から初登場となるフェアリータイプを代表する存在。
花に乗った妖精のような姿をしており、白い本体はバチュル並みの小ささで、ゴース並みに軽い。
名前の由来も恐らく「フラワー+べべ(幼児)」。
「花を愛し、共に生きていく種族」と知られ、生まれるとすぐにお気に入りとなる花を探すべく旅立つ。そして好みのものを見つけると引き抜き、生涯その花と共生して暮らすらしい。
花の秘めた力を引き出して自在に操る力を持っており、フラベベが持つ花はもはや体の一部。普段は花と共に風に乗って気ままに漂っているが、技を繰り出す時には根元から持ち上げたりもする。
頭にあるポンデリングのようなものも花粉を集めて作った冠で、これには癒しの効果が秘められているという。
フラベベによって気に入る花が違うらしく、個体によって取り付く花の色が違うのも特徴。各所の花畑の色に準ずる赤・黄・青のものと、低確率もしくは草むらで出現する橙・白のものがいる。
これとはまた別にそれぞれの色に色違いがおり、瞳と下半身が青いものがそうである。とても見分けにくいので、うっかり逃がしたり交換に出してしまったりしないよう注意。
花の力が無ければフラベベ自身は弱ってしまい、非常に非力で外敵に対抗する術もない等、色んな意味で生きていく事が出来ない。
そのため万が一花が傷つく、あるいは紛失してしまった場合は新しいものを探さなくてはならないが、ベストな色・形・大きさのものが見つかるまでは決して妥協せず、危険を承知で旅を続ける模様。
基本草花は生命サイクルがかなり早く短命だが、抜いた花はフラベベが寿命を延ばしてくれるのだろうか、それともフラベベの生命サイクルも早いのか…。
それについて、アニメでは「妖精の花」という品種である事も語られ、フラベベが特殊な力で抜かなければ共生できないという設定が明かされている。
その花は育つ力が余り強くなく、フラージェスの力を持ってしても中々増えないようで、彼女らが大切に守り育てていく事でお互いを絶滅から守り続けているという、まさに一連托生の関係である。
例外的にカロス地方には比較的多く群生しているらしいが、それでもオレンジや白の花は珍しく、一部のトレーナーはフラベベ系とグラスフィールドや株分けで増やしているが、それでも育成は困難を窮める。
ゲーム上の特徴
特性の「フラワーベール」は味方にいるくさタイプのポケモンの能力が下がらなくなるというもの。一方、夢特性の「きょうせい」は味方が道具を使った時に自分の道具を渡すというダブル・トリプルバトル専用の特性。
初公開された時点ではフェアリータイプの技「ようせいのかぜ」を覚えることが明らかにされたほか、体験版では「つるのムチ」「おまじない」「はっぱカッター」を習得できることが判明した。
草と共生しているという設定からか、くさタイプのわざも扱えるようだ。
ちなみに一部のトレーナーが使用しているフラベベは、鳴き声がフラエッテになっているバグが存在する。尤もゲームの進行上には問題無いのだが……。
主な使用トレーナー
アニポケでのフラベベ
XY26話ではゲストキャラのグレイ・ハンナ夫妻の手持ちポケモンとして登場。
入院中のハンナ夫人を見舞っていた最中、強風によってグレイ氏と離れ離れになった上に妖精の花を紛失してしまい、放浪していたところをユリーカに保護される。
サトシ達の協力とユリーカの努力により新たな妖精の花を見つけ出すことができ、無事に夫妻の元へ帰還した。
ユリーカにとってはデデンネに次ぐキープポケモン候補に挙がっていたが、最後は惜しまれながらも笑顔で見送られた。
その他、サナがトライポカロンに出場させていたり、最強メガシンカ~ActⅠ~ではマノンにゲットされるシーンがある。ニックネームは「フラちゃん」。
新無印25話では、ゴウが、青、黄色、赤、橙、白の全5色のゲットに成功。
66話でフラエッテに進化したものの、白の個体のみ花が欠け、上手く風を捉えて飛ぶ事も出来なくなってしまう。
ゴウ達はフラベベのため再びカロスへ赴き、新たな白い花探しに地方を奔走。最終的に見つけ出してフラエッテに進化できたが、旅の途中で花の希少価値を知り群生地を守る為その土地へ残る事となる。
余談
剣盾では進化後2匹共々最後まで未登場で終わったが、9世代のSVでは草むらにこのポケモンが映っている為再び登場するようだ。
ただし、映っている場面ではあまりにも小さく表示されているので初見では分からなかった人が多かった。