ヒスイ地方
ひすいちほう
概要
『ポケモン LEGENDS アルセウス』の舞台。
これまでの本編シリーズからは遥か昔の時代の呼び方で、未来ではシンオウ地方と呼ばれることになる。
昔ゆえ、DPtで描かれた「シンオウ地方」の時代と比べると殆ど人の手が入っておらず、都市の発展具合にもだいぶ差があるものの、テンガン山など面影を感じる地形も存在する。
住民たちの出身地も様々で、会話の中でカントーやホウエン、果てはアローラやガラル等、比較的直近の作品で登場した地方の名前も出てくる。
現代のシンオウ地方とは生態系にも差異が多く、現代では別地方にしかいない種族のポケモン、現代では見られない姿や進化形態を有する種族などが、多数確認されている。
これらの現代の差異の理由の一つに現代シンオウの環境の変化(開発や利用鉱石)に加え、ヒスイバクフーンの図鑑解説によると霊山(おそらくテンガン山)など霊的エネルギーの影響もあった模様。
逆に、科学文明ありきの工業系ポケモンや人工ポケモン、化石ポケモンなどは時代背景からしてまだ存在していない模様。
一方、各地ではアローラを思わせる"時空の歪みや裂け目"なる現象が発生しており、ごく稀に異なる時代の人間やポケモンが迷い込む事例も確認され、その逆も起こっているらしい。
また人々の間では、現在を尊び時の神を信仰するコンゴウ団と、土地を尊び空間の神を信仰するシンジュ団という二つの派閥が設立されており、思想の違いから時には対立する事も。
その中で、不思議な加護による特別なポケモンたちのお世話をするキャプテンという役職も設立されている。
作品中にはアルセウスフォンが登場するが、これは機械というより神器であり、通信に使われる通信塔(鉄塔)的な建造物も当然存在しない。
名前の由来は、昔翡翠の産地でもあった為…とかではなく、「深奥(しんおう)」にかけた「秘邃(ひすい)」という意味なのではという説もある。
ちなみに偶然だろうが、映画みんなの物語の登場人物にヒスイと言う名前の人物がいる。
基本的に登場人物の出自に関しては「○○地方出身」という表現に留まり、国名や民族名や人種名が明示されていなかったシリーズにおいて、デンボクの口から自身やコンゴウ団・シンジュ団などヒスイ地方に生きる人々の総称として、(旧名ながら)初めて「日本人(アイヌ)」に相当すると思われる「カミナギのたみ」という呼称が語られている。
ヒスイ地方の名所一覧
村
村 | 英語名 | 備考 |
---|---|---|
コトブキムラ | Jubilife Village |
余談
上述した通り、ポケモンBW以降のポケモンも確認されているが、やはりその数は少なく、
- カロス地方で初確認とされたポケモンは、ヌメラ系統、カチコール系統、ニンフィア
- アローラ地方は、別地方から連れてこられたモクロー系統とアローラロコン
- ガラル地方に至っては一体も登場しない。