「私の嵐虎剣(ストームソード)こそ、世界最強の剣であることをじっくり教えてやる!」
概要
ザンスカール族ことザンスカール帝国の真の支配者にして、バイスタランチュラの親玉。そして、騎士ファルコガンダムにバイスタランチュラを寄生させて、幻魔王バイスガンダムに仕立てて操っていた張本人。
BHP80000。
その正体は雷龍剣と並ぶ流派・嵐虎剣の正統伝承者にして、当主であり、騎士ヴィクトリーの兄でもある嵐虎騎士ブイツー。
ブイツーはかなりの技量の持ち主だったが、いつしか力と権力欲に取り付かれて、鏡の中の異世界に住むザンスカール族と結託し、強大な力を手に入れた末に皇帝に成り上がり、現在のような異形かつ醜悪な姿になった。
その姿は頭部には7つの目が下半身には触手(この触手は足ではなく、台座で本当の足は台座の上であぐらをかいている)があり、胴体にも目玉があったりと異形同然。体内には無数のバイスタランチュラを宿しており、このバイスタランチュラでファルコを操っていた。
愛機となる機兵は皇帝機兵アジバルド、嵐暴機神ストームサン。
古代兵器ドゥームハイロゥ(本来は新約SDガンダム外伝 創世超竜譚の時代でスペリオルドラゴン00(勇者ガンダム)が万が一のために覇界神バロックガンの軍勢から人々を守るために天使族と共に作られた緊急避難装置)を使って、邪魔なユニオン族を全て消滅させて、スダ・ドアカ・ワールドを一気に征服。ザンスカールワールドに仕立てた上に人々をバイスタランチュラで操り、数か月後にはザンスカール帝国を打ち立てて世界の頂点に立つという騎士ガンダムシリーズ史上初の快挙を成し遂げた(ただし四天王がそれぞれ彼の後釜に座ろうとしていた事から、人望は薄い模様)
だが建国式典の際に唯一生き残っていた聖竜騎士ゼロガンダムと精神だけの存在となりながらもゼロを支えるユニオン族の逆襲を受け、激戦の末にアサルトバスターは最期を迎えた。
ザンスカール帝国崩壊後、ユニオン族は復活し、ザンスカール族に散々利用されてきた元親分ゲモンは幻魔皇帝の死骸であるバイスタランチュラを倒して、自分が「アサルトバスターを倒した」とぬかして、英雄を気取ったのだった。
モチーフ
その名から分かるようにモチーフは何と主人公MSであるはずのV2アサルトバスターガンダムでブイツー時代のモチーフはV2ガンダム。
このようなことが起こったのは機動戦士Vガンダムが(ガンプラ展開的な事情で)「機体のSD化を番組後半まで見送る」という方針を取っていたため。ゼロガンダムのモチーフがV2ガンダムではなく、主人公のウッソ・エヴィンが劇中で最初に操縦したシャッコーだったのはこういう大人の事情があったのだ。
敵首領とされてしまったV2ガンダムとV2アサルトバスターガンダムであるがブイツー同様にV2がモチーフの騎士ヴイスクエアは主人公の味方キャラであり、アサルトバスターのほうも黄金神スペリオルカイザー00がスダ・ドアカ・ワールドの神になる前の世界の神であるスダ・ドアカワールド十二神の一柱の武闘神デュエルカイザーのモチーフとして使われ、こちらもヴイスクエア同様に味方キャラ、しかも世界の善と悪のバランスを築き上げた神となっている。
余談
彼を初めとした嵐の一族が使用する嵐虎剣はその名から分かるように雷龍剣とは龍と虎、雷と嵐と対になっているが一子相伝の雷龍剣とは逆に嵐虎剣は集団での戦闘重視からの複数の伝承者が存在することは元ネタの1つである北斗の拳の北斗神拳と対を成す南斗聖拳であり、嵐虎剣も南斗聖拳も主人公の敵として立ちはだかるも少数ながらも味方がいることも同じである。
関連タグ
闇の皇帝ジークジオン:かつてのSDガンダム外伝におけるラスボス。彼もアサルトバスターと同じように他者を操って表向きのリーダーに仕立てたりした。
窮奇ストライクフリーダムガンダム、司馬懿デスティニーガンダム:後年のSDガンダム作品において主人公機モチーフのラスボス繋がり。
リボンズ・アルマーク:後のガンダム作品にて、謀略の果てに事実上の世界征服を成し遂げたラスボス繋がり(征服したが多少の反乱分子はいる)。
ガンダムシリーズ以外
シーヴ・パルパティーン(STARWARS):他人様の父親を操って、悪のボスに仕立てた悪の大ボス繋がり。