禍津ナギが登場する異空郷についてはこちらからどうぞ。
概要
種族 | 神様(神霊) |
---|---|
二つ名 | 穢れの忌み子(暦,異)・闇禍の魔神様(暦,想)・Ominous Unknown(夢,魔,暦,異,想) |
災厄の神霊(滄)・永劫不変の禍(蓮,童,隠,彼,東,幻) | |
忌諱すべき魔神(書,湖,地,正,城,奈)・寂寥漂わす寒凪の神(東) | |
八百万の嫌われ者(自)・幻怪蒙る逢魔時(MI)・阿鼻叫喚の傍観者(紅) | |
私欲のマガツヒ(龍)・排斥された歴史の疵瑕(藤)・狂言綺語の舌禍(感) | |
逢魔の帝王(城,自)・洒落怖!呪われし禁断の箱(怪) | |
禁忌!千変万化する禍の箱(怪)・七難八苦の神霊(憑)・冷然たる吉凶の楔(創) | |
片時雨の禍津日(剛)・屠葬的なメシウマ愉快犯(智)・忌中払いの献杯酒(宵) | |
能力 | 禍を司る程度の能力 |
主な活動場所 | 如何なる場所でも |
危険度 | 不明 |
人間友好度 | 不明 |
身長 | 取り憑いた相手によって変動(本来の姿だと164cm) |
記念日 | 7月9日(79=なぎ) |
五行 | 水 |
嘘テーマ曲 | 逢魔幻影~dualism(暦)・Schadenfreude(異) |
愚陋愚劣な人間に禍を~Kill the ego(異) | |
屠り去る逢魔之時~Ominous fantasy | |
夢遊病者と不幸せな日々~Nihil elegy(隠) | |
禍繋ぎのカタストロフィ(彼) |
※ただし危険度や人類友好度等の評価などは作中登場人物の景里清良によるもの。
神道で最も嫌われる「穢れ」から生まれたとされる災厄を司る神。諸悪の根源より生まれた神であるためか、初対面の相手から散々な言われようをしたり煙たがられることは最早お約束であり、本人も慣れているのか気にしていない様子。また、枇文が主人公という位置にいるならば、ナギは枇文と相対するアンチヒーロー(ダークヒーロー)として位置付けられていると言える。
神として扱われる一方、実際には神ではないと言う者もいたりする。どちらにせよ本質的な正体は曖昧な存在である。詳細は後述の「憑依」の欄を参照。
容姿
今は憑依先である枇文の姿を真似ている。女性にでも男性にでもなれるらしく、特に性別なども決まってはいない(この記事では''彼女''とする)。容姿的には枇文の色違いであり、青色だった部分が紅に変わり、白い部分が黒色に変わっている。髪は黒から白になり、さらさらとした髪質の枇文と違いはねっ毛。目は青から赤色になっており、ナギ自身の感情の変化によって真っ黒になったりもする。ぱっちりとした瞳の枇文に比べると、切長で鋭い目つきである。普段はないのだが、力を使っている時に体の左側に禍々しい奇妙な痣が刻まれる。靴は少し赤みがかった黒い靴である。
性格
飄々としており掴みどころのない性格。ミステリアスで何を考えているのか分からない笑みを浮かべては楽しげに微笑んでいる。かなりの気分屋で、その時々でする事なす事がまるで違っている。そのせいか枇文からは「相手にするだけ損」、夕星からは「8割は虚言と思って話した方がいい」と散々な言われようである。強ち間違っていないのだが。また、本質は極めて残忍であり、非常なことも平然とやってのけてしまう。しかしそれを隠そうとする気すら本人にはなく、悪びれる様子もない。精神攻撃を得意とし、頭の回転も速く機転がよく効く狡猾な一面を持ち合わせる。言葉巧みに相手を貶めたり相手の心の隙につけ込んだりと、いつのまにか彼女の掌で踊らされていたりする。そうして相手を翻弄し、せせら笑ってはその様を楽しんでいる。そのせいで大体の人から信用されず、種族などを問わず嫌われ忌憚されてきたよう。だが、その逆も然りそんなナギの性格を慕い信仰する者もいるのだ。
基本何かに特別興味を示したり執着することはないのだが、枇文のようにお気に入りの人間もおり、日頃から付け回したり付き纏ったりしている。その反面、興味の無い相手に対しては残虐かつ冷酷、無関心という態度を一貫している。そういった物事に対してはクールで冷酷、嘲笑すらしない。一度彼女から本気で睨まれたことのある鶯(顔は鶯側からしか見えていなかった)や彼女の興味の対象外である者達は、ナギの瞳を「底知れぬほどに、酷く冷たい眼」と語っている。そのため、特に鶯からは危険視され嫌悪されており、ナギ自身もあまり鶯のことは良く思っていないのか両者の仲はかなり険悪である。
普段から友好的な態度を装っているものの、彼女自身お気に入りで特別視している相手や本当に楽しい時にしかそういった態度はとっていない。興味の無い物事や過去に頓着が無く、過ぎ去ったことはすぐに忘れる性格らしい。自身の性格についてはナギ本人も理解しており、客観的な視点から自分を見る力もある。そのため以外と常識的に物事を考えることは容易いらしい。だが、本人の性格故に自分にとって都合が良く楽しい選択を選ぶため、結果的には何も変わらないのかもしれない。一人称は「僕」、二人称が「キミ、アナタ、名前呼び、あだ名」など。
能力
禍を司る程度の能力
禍の源を自由自在に操ることのできる能力である(実際はもっと複雑な能力らしいが)。全ての災厄、凶事をコントロールできる能力であり、逆に言えば災厄を取り除き幸福を運んでくることも可能である。悪心を抱えた者を操ることもでき、呪いや黒魔術なども災いを招くことからこの能力の操れる範囲内である。まだまだ未知数なところが多い、可能性のある能力とも言える。
武器
匕首
ナギのメイン武器である匕首。お祓い棒の代わりらしい、切れ味は抜群。
ナイフ型弾幕
黒色と赤色の弾幕でできたナイフを使い攻撃してくる。時々本物が混ざっていたりする。
憑依
ナギは常日頃から枇文に憑依(正確には神がかりではあるが)するという形で過ごしており、普段は内側から枇文に語りかけ脳内会議をすることも多い。背後霊のように透けたような状態で出てきて話すこともあるが、どちらにせよ声は枇文にしか聞こえないようで、見知らぬ人から見ると異様な光景であり度々相手から気味が悪いと指摘されることもしばしば。厳密には違うが周りからすると多重人格のように写ってしまい、そう解釈している者の方が多い。特に人間や妖精、妖怪からすると気の触れた人間と写ることが多いよう。しかし、唯ならぬオーラを持っていることからただ可笑しな人間という解釈に収まる者も少なくはある。逆にそういった知識に聡い者や神様などからは直ぐに理解を得られている。
憑依している場合、人格が切り替わることでナギは表に出てこられる。人格を切り替えるのはナギにしか出来ず、ナギが表に出ている間枇文の人格は眠っているらしい。人格が切り替わったとしてもあくまで体は枇文のままである(色の変化などは本人曰く力や精神の影響らしい)ため触れることはできる。枇文の姿のままナギが喋ることも少なくなく(瞳は赤いが)、その状態は口寄せに近い。枇文の体を離れ周りに姿を見せることも出来るようで、触れることも可能である。その状態のナギは枇文のもう一つの人格というよりは一つの個体としての面が強い、というよりそちらがナギの本来の姿であるのかもしれないが。ナギが枇文に普段から憑依し続けるのは、枇文の「結界を管理できる力」を利用するために尽きる。あくまでその狙いしか分かっておらず、その力を何に使おうとしているのかは不明であり、またその力は憑依しているナギにも使いこなせず、使えるのは枇文だけである。だが、ナギは枇文のことを側から見ても分かるほど大変気に入っており、愛玩している。
しかしながらこの「憑依」というのもあくまで鶯や夕星などの憶測にしか留まっておらず、枇文がいつからナギに憑依されていたのかもハッキリしていない。また、神がかりなどに通ずる神様からの反応も様々であり、上記の憑依という形を否定するような言い回しの者もいる。鶯はナギが枇文に憑依したのは「前の代の巫女が死んだ当日、又は翌日」と睨んでおり、その時枇文は巫病を発症していたと理由を述べている。意図的に神がかりを事とする巫女も、最初は神霊に選ばれ非意図的神がかりを繰り返す例が多いということもあり、ナギは枇文が意図的に体に宿した存在ではないと断定している。だがメノウはその説を否定しており、先代の巫女の死によって精神的ショックを受け、所謂「解離」をしたものだと考えている。簡単に言えば二重人格(あくまでフィクションに近い形だが)であり、巫病も医学的に見れば精神症の一種と見られる。そのためナギという存在は精神疾患から引き起こされた存在であり、それが周りからの認知の力によって他の妖怪達(神、神霊も広く言えば妖怪である)と同様に力を得て一つの精神として確立した存在であるとメノウは語っている。そのためメノウはナギのことを「寄生虫」と形容している(枇文という宿主の中で己の存在を確立させ、力を得ていたため)。しかし両者共「ナギは神霊的な存在」であるというのは一致している。
そのため夕星からは「悪魔憑きとか、悪霊や怨霊の類いみたいだ」と言われることもしばしばである。
備考
好きな食べ物は金平糖。生き物に例えると蛇に当てはまり、イメージ花は『凪・チグリジア・クローバー・彼岸花』である。
チャームカード
チャームカード名 | 備考 |
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禍符「ダークネスオリジン」 | 禍符装備ボム |
彁符「メメント・モリ・ネクロクラット」 | 彁符装備ボム |
チャームカード名 | 備考 |
---|---|
禍葬「フューネラルデメント」 | 禍符装備高速時ボム |
暗鬱「デスぺレートホリブルナイト」 | 禍符装備高速時ボム |
彁符「メメント・モリ・ネクロクラット」 | 彁符装備高速時ボム |
禍彁「ヴァニタスの頭蓋骨」 | 彁符装備低速時ボム |
壱符 | 弐符 |
---|---|
鬱符「アンハッピーアディクション」 | 幻想「ファシネイトインサニティ」 |
彁符「メメント・モリ・ネクロクラット」 | 禍患「アディクトミスフォーチュン」 |
厭符「ペシミスチックアンハッピー」 | 禍難「デュアルアンチテーゼ」 |
その他
SIN「エクスクルシュマティング」
紅符「ブラッディコフィン」
禍福「バイポウラディスオーダー」
警鐘「ネルデプレッション」
禍符「ブラックリリカル」
禍殃「アングザイアティミゼラブル」
自機
チャームカード名 | 備考 |
---|---|
鬱符「アンハッピーアディクション」 | |
殺戮「リーサルインビテイション」 | ラストチャーム |
四面Aボス・ラストウィル
チャームカード名 | E | N | H | L | 備考 |
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禍言「インビジブルマラディクション」 | 〇 | 〇 | |||
邪符「アイデンティティクライシス」 | 〇 | 〇 | |||
禍葬「フューネラルデメント」 | 〇 | 〇 | |||
虚夢「プラトニックデカダンス」 | 〇 | 〇 | |||
彁符「メメント・モリ・ネクロクラット」 | 〇 | 〇 | |||
禍患「アディクトミスフォーチュン」 | 〇 | ||||
禍福「デュアリズムビジョン」 | 〇 | ||||
厭符「ペシミスチックアンハッピー」 | 〇 | 〇 | |||
惨憺「クルエルシャーデンフロイデ」 | 〇 | 〇 | |||
禍福「エフェメラルハッピー」 | 〇 | 〇 | |||
紅符「バイオレンスアンハピネス」 | 〇 | 〇 | |||
殺戮「リーサルインビテイション」 | 〇 | 〇 | 〇 | ラストチャーム | |
「逢魔幻影」 | ラストウィル |
チャームカード名 | 備考 |
---|---|
邪符「ハピネスナンセンス」 | Lv2カードアタック |
禍符「ダークネスオリジン」 | Lv3カードアタック |
倒錯「エロトフォノフィリア」 | ボスアタック |
全キャラ同一ボムのためチャムカなし
全キャラ同一ボムのためチャムカなし
自機
チャームカード名 | cost |
---|---|
災厄「オミナスディザスター」 | 1 |
鬱符「アンハッピーアディクション」 | 2 |
厭符「ペシミスチックアンハッピー」 | 2 |
彁符「メメント・モリ・ネクロクラット」 | 2 |
禍符「アングザイアティミゼラブル」 | 3 |
惨憺「クルエルシャーデンフロイデ」 | 3 |
禍患「アディクトミスフォーチュン」 | 4 |
幻想「ブライトネスフィロソフィー」 | 4 |
幻想「ファシネイトインサニティ」 | 5 |
「逢魔幻影」 | 5 |
ストーリーモード(CPU)
祈禱「禍津日様の厄除け」
暗鬱「デスペアメランコリア」
禍言「インビジブルマラディクション」
「隻眼のタナトフィリア」
チャームカード名 | 備考 |
---|---|
禍符「アイギスの檻」 | A装備ボム |
禍符「ダークネスオリジン」 | B装備ボム |
自機
東西東天紅と同一チャムカのため省略
ストーリーモード(CPU)
禍殃「デストルドータナトス」
惨憺「バイオレンスサイコパシー」
殺戮「リーサルインビテイション」
「ムーンストラックファジーナイト」
全てLevelExのチャームカードである。
斬符「対パパラッチ用撃退ナイフ」
斬符「戒めのカットアップブレイク」
暗鬱「ダークサイドカルネージ」
禍符「ダークネスオリジン」
チャームカード名 | 備考 |
---|---|
禍符「ダークネスオリジン」 | |
禍福「デュアリズムビジョン」 | |
失恋「サイコロジカル・ハートブレイク」 | |
「逢魔幻影」 | ラストウィル |
ストーリーモード(CPU)
暗鬱「メランコリーリフレイン」
厄災「パンドラモノクローム」
禍符「ファビュラスアンハッピー」
自機
チャームカード名 | 備考 |
---|---|
禍符「ダークネスオリジン」 | |
禍福「デュアリズムビジョン」 | |
失恋「サイコロジカルハートブレイク」 | |
*想起せよ!禍弄びし箱庭の掟を* | 怪ラストウィル |
ストーリーモード(CPU)
墓跡「80kgの御影石」
EXTRA
暗鬱「エニグマララバイ」
斬首「ハローイングスタブワウンド」
虚符「ラジカルパラノイア」
禍符「ダークネスオリジン」
水禍「ダークネスアブジェクト」
禍符「ダークネスオリジン」
舌禍「ファシネイティングフラッタリー」
禍符「逢魔時の澎湃たる通り魔」
禍符「気まぐれな弾幕水禍」
禍符「至極不条理な殺陣遊戯」
非チャームカード
「オミナスアミュレット」
「スティグマエングレイブ」
「フェイタルナイフ」
「禍津日アミュレット」
「ミアズマペスト」
「ディスペアインフェステイション」
「無常蹴」
「暗殺陣」
「逢魔領域」
「幻想スティング」
「幻葬屠」
「禍殃累」
「死の舞踏」
「常闇舞天脚」
「残影アミュレット」
「倒置陣」
「刹那逢魔時」
「方忌み除け」
「ビザールナイフ」
「黄泉路舞天脚」
「逢魔孔裂」
「無慚弾」
「八方逢魔札」
「滞空昇降奇禍」
「見るも無惨な血濡れ匕首」
「パンドラの箱」
「深層厭世札」
人間関係
前述の通り、ナギと枇文は共存関係にある(枇文が望んだわけではなく、ナギの一方的な都合であるが)。ナギは枇文のことを同じ境遇同士と思っており、自分のことを真に理解できる人間だとも考えている。また、自分と同じ境遇から外れるような出来事があればその原因を排除するという徹底っぷりであり、逃がさないという決意まで見られる。しかし、それと同時に自分を枇文に救ってほしいという気持ちが無意識に少なからずあり、本人は無自覚だが唯一理解してくれる存在だからこそ、助けてほしいと思っている節もある。
ナギの枇文を想う気持ちも強く、自分にとって特別な存在、かけがえのない者とも思っており、誰よりも優先すべき人物である。異変時には枇文に助言をしたりと枇文の成長を楽しんでいる者の一人で、腹の中に歪んだ感情を持ち合わせてはいるものの純粋に枇文を思っているところも。だが普段の振る舞いのせいか周りには怪しまれ、当の枇文には変に勘繰られたり、単純に伝わっていなかったりとあまり気持ちは届いていない様子。
ナギは夕星に表面上フレンドリーに接しているのだが夕星にとっては不安の種そのものでしかなく、かなり警戒されてしまっている。ナギは夕星のことを「枇文の友人」という認識と共に、思いの形は違えど互いに枇文を大切に思っている者同士であるとも思っている。そのため人間嫌いのナギにしては枇文のことを任してもいいと考える程には一目置いている存在である。また、枇文と夕星の関係性をどこか羨んでいる部分もあり、対抗心からかちょっかいをかけることもしばしば。
関連イラスト
関連タグ
禍津神・・・元となった神である禍津日神、又は災いの源とされる神々の総称。
禍霊夢・・・容姿のリスペクト元である博麗霊夢の二次創作キャラクターである。
Magatsu Nagi / Nagi Magatsu ・・・英語表記。