概要
ジャパリパークの平和を脅かす謎のモンスター。小型から大型まで様々な形態がある。
名称の由来については英語の"Cerulean"(空色の、濃青色の)やセル(Cell)+エイリアン(Alien)を足した造語等の憶測がある。公式グッズではCellienという表記になっており、後者の造語説に近い表記になっている。
一方でアニメの英語版字幕では前者のCerulean(中国語では天藍怪)となっており、現地コミュニティ内でもこの表記で定着しているようだ。
設定は媒体により若干異なる。
NEXONアプリ版
突如ジャパリパークに現れたモンスター。
基本的な形状は冒頭のイラスト下部の通りである。
モノや生物から"輝き"を奪い"形"をコピーするという性質を持つ。
この"形"をコピーするという性質により、どこかで見たような形を持つセルリアンが多い。基本的に曲線的で透過性の在る体つきをしており、傍からはゼリーや結晶のように見える。
ここで言う「輝き」とはやる気・活気・記憶・絆・魅力などプラスの要素を持つ形の持たない曖昧な概念のようなモノである。
パークのあちこちに頻繁に姿を表すが輝きを奪われた者が死ぬ描写はないため、フレンズ達にあまり危機感はない。...が、”輝き"を奪われた生物は無気力状態や記憶喪失、最悪の場合昏睡状態に陥ることもあり、その危険性から基本的に現れたら倒すのが常である。またモノや空間からも輝きを奪うことがあり、その場合はモノを「老朽化」させたり空間を「寂れさせる」。
セルリアンを倒したからと言って奪われた輝きを取り戻せるとも限らず、奪われた輝きを取り戻す正確な方法は分かっていない。しかし、奪われた状態であっても輝きは意思や行動によって新たに生み出すことが可能で、必ずしも取り戻す必要はない。
基本言葉は話せないが意志は伝わるのか、フレンズに諌められスゴスゴと撤退したり、待てといわれた律儀に待っていたり中には会話が終わるまで空気を呼んで待つ事もある。また羨ましいことにフレンズ達と同じ温泉に入ったことも。
体色は多種多様で、立ち絵であれば青・緑・赤・オレンジ・紫・黄色・これらの混ざったマーブル模様が確認できる。
主要セルリアン一覧
雑魚セルリアン
雑魚のセルリアン。クエスト中であれば青、緑、赤の体色の個体が存在する。
デザインモチーフは微生物と思われる。
登場する雑魚セルリアンの一例を下記に記す。
- 三日月形セルリアン:ミカヅキモのような形。攻撃力が高く、厄介。
- 壁型セルリアン:四角いブロックを積んだような形。全く動かず、HPがとても高い。
- 錨型セルリアン:ωのような形をしている。遠距離攻撃をする。
- ジャガイモ型セルリアン:ジャガイモに足がついた形。HPが高め。
- 魚型セルリアン:魚の骨のような形。クエストによっては移動速度がとても速い。
黒いセルリアン
女王(後述)による影響が強く、体の一部が黒くなった雑魚セルリアン。
女王の指令により情報の再生と収集を目的に行動する。
通常のセルリアンと比べて統率がとれており、ステータスが高い。
また一部セルリアンのHPを回復をするセルリアンが登場する。
偽サーバル(セーバル)
サーバルと瓜二つの姿をしたセルリアン。
詳細はセーバルを参照。
女王
全身が黒く、髪が白い人の形をしたセルリアン。ある人物から輝きを奪ったため、このような形となった。
詳細は女王(セルリアン)を参照。
大型セルリアン
イベントやストーリー上のボスとして登場する。
ストーリー上のボス
がぶのみセルリアン
トリケラトプス型のセルリアン。正式名は下記のけものフレンズ3で判明。砂漠エリアの水源地を襲い、深刻な水不足を引き起こす。
水を蓄える性質をもつ。3章に登場。
ボスセルリアン
かたつむり型のセルリアン。正式名なし。虹色の粘液を排出し、ガオガオ病という病を流行らせる。ガオガオ病とはフレンズが基の動物の鳴き声しか発せなくなる奇病。4章に登場。
バードリアン
プテラノドン型のセルリアン。ギンギツネが命名。6章に登場。セーバルとともに行動する。
タカ(図鑑版ではオオタカ)の輝きを奪い、この姿へと変化した。
サーバルは「トリリアン」と名付けたかったようだ。
ツノセル
黒い大型セルリアンで、イッカクから武器(スピアー)を奪い角が生えた。
サーバルが命名したが定着しなかった。7章に登場。
イベント上の主な名前付きボス
セルナツミ
日向夏美の頭部の形をしたセルリアン。「ケロロ軍曹襲来!?」イベントに登場。
ケロロ軍曹型セルリアン
フレンズ化後のケロロ軍曹の形をしたセルリアン。「ケロロ軍曹襲来!?」イベントに登場。
ハナリアン
大きな花の形をしたセルリアン。サーバルが命名。花粉を振りまき、やる気でない病を流行らせる。
若葉のような雑魚セルリアンを従える。「悪魔の花 討伐大作戦!」イベントに登場。
タチリアン
タチコマの形をしたセルリアン。サーバルが命名。ずんぐりむっくりしている。
タチコマたちのお土産であるオイルを奪う。「タチコマフレンズ」イベントに登場。
合体タチリアン
タチコマを3体重ねた形をしたセルリアン。ずんぐりむっくりむっくりむっくりしている。
「タチコマフレンズ」イベントに登場。
ユメリアン
キノコにクモの足が生えたようなセルリアン。サーバルが命名。枕を持っており、この枕によって夢の力を強め、フレンズ達を閉じ込める。
一部のユメリアンにはパフィン(ニシツノメドリ)にかじられたような跡がある。
「覚めない夢の迷いけもの」イベントに登場。
トリケラガオーン
トリケラトプス型のセルリアン。通常と違い、ハロウィン用の帽子をかぶっている。
フレンズ達がハロウィンを楽しむ様子を見て、真似をするためお菓子などを奪っていた。
「お菓子泥棒を追え」イベントに登場。
ようこそジャパリパークへ!
時系列としては最も過去に該当する事が示唆されている本作において、セルリアンが直接登場する事はなく連載は終了している。
存在を示唆する描写も見られないが、全く存在していないとも明示されておらず、後作のけものフレンズ3に本作の主役である菜々が登場している事も考えると、あくまで「まだ出現していない」だけなのかもしれない。
アニメ1期
突如ジャパリパークに現れたモンスター。アプリ版と同じくフレンズたちを襲うが、アプリ版のように「輝きを奪う」という曖昧な行為ではなく、具体的に捕食(丸呑み)してそのサンドスターを奪うという有害な存在として描かれる。
本作に登場する個体は、体のどこかに付いている石を打撃することにより倒せるという設定が加えられている。
詳細はせるりあんを参照。
けものフレンズ2
「フレンズを捕食する一つ目のモンスター」という点では1期アニメと同じだが、石が無い、フレンズより遊具を優先して破壊するなどの相違点がある。
また、6話ではセルリウムという泥状の黒い物質から誕生する事も判明する。
本作における個体は三脚カメラや急須など、無機物をモチーフにした姿がメインとなっており、第6話ではジャパリバスの姿を真似ていた。
第10話ではフレンズの姿と能力を真似るセルリアンが出現。
セーバルと違って全身は灰色、顔は一つ目のみとなっている。
漫画版では以下の点が、追加で描写された。
・弱点の石が露出していないタイプがいる。
・器物にこめられた『かがやき』を優先的に狙う習性がある。
・個人の強い想いを『かがやき』として取り込むと極めて強力な個体となる。これを倒す最適な手段は、その『かがやき』を生み出した個人が直接叩く事。
舞台シリーズ
全身黒タイツにアニメ版準拠形状の頭部という異様な出で立ち(恐らく黒部分は黒子に当たるのだろう)。
実はフレンズ役の出演者の一部が演じている。
けものフレンズぱびりおん
OPムービーにて警告音が鳴り響いた後に、モニターにNEXON時代に出現していたセルリアンの姿が映し出されている。
現時点でゲーム本編に直接姿を見せてはいないものの、ヒグマが「近頃はおとなしくしてる」と発言しているので存在自体はしている事が窺える。
また、SSプリンターから作り出せるあそびどうぐの中にはセルリアンを模した物も存在する。
けものフレンズぱずるごっこ
ギミックとして登場。
ほとんどが枠内から一つ残らず消し去らないといけない妨害ギミック的な役割を果たす。
詳細はけものフレンズぱずるごっこを参照
けものフレンズFESTIVAL
りうきうエリアで毎年開催されるジャパリまつりの時期に伴い、目撃情報が増加している事を博士と助手が言及している。
見た目はテトラポットやちんすこう、イソギンチャクなど、いずれも沖縄や海にちなんだ物をイメージした姿をしている。
また、四神イベントでは四神のフレンズ達が守護する四つの石敢當を集めると、「古のセルリアン」なる存在が目覚めてしまう事がゲンブによって語られている。
けものフレンズピクロス
セルリアン1とセルリアン2がある。
- セルリアン1は紫色で、オレンジ色の目をした丸い見た目をしている。
ピクロスでは、52問目に登場。問題サイズは10×10。
メガピクロスでは、28問目に登場。問題サイズは10×10。
- セルリアン2は、火山の噴出物として、丸いセルリアンが3体出てきたようなものと見てとれるし、赤い木の形をしたもののかさの部分に目が三つついたセルリアンにも見える。
ピクロスでは、62問目に登場。問題サイズは15×15。
メガピクロスでは、64問目に登場。問題サイズは15×15。
けものフレンズ3
アプリ版
基本的にNEXONアプリ版と同種の微生物モチーフのセルリアンが登場。またけものフレンズ2に登場したような無機物に目玉のついたデザインのセルリアン、ガイドブックに描かれた動物のような黒いセルリアンとも戦う。
NEXON時代と比べるとコミカルな描写はほとんどなくなり、アニメシリーズ以降に顕著になっていった凶悪な性質が強調されるようになった事で、フレンズ達との敵対関係はより明確なものとなっている。
メインストーリー・シーズン1では、巨大セルリアンと称される謎のセルリアンが物語の鍵を握る。
サーバルを始め各チホーのフレンズ達が襲われており、さらに通った跡には必ずセルリアンが大量発生するなどの被害を及ぼしている。
プレイヤー達の当面の目的は、この巨大セルリアンの討伐となる。
しかし、襲われたフレンズは輝きや記憶の一部を失う故に目撃情報が非常に少なく、探検隊の調査は難航を極めている。
ちなみに、最低レアリティのフォトとしてもセルリアンが登場している。とくせい(スキル)は付いておらず、純粋なステータスアップ以外に特別な能力は持っていない。
登場セルリアン
小型
- シビレ:正式名称『アレキサンドリウムカテネラ』。球体に尻尾が生えた形。特に変わった攻撃はしてこない。
- ミカヅキ:正式名称『ディツゾディニウムシュードルヌラ』。一人への連続攻撃と全体攻撃を使い分ける。
- ゾウリムシ:サーバル命名『ひげにょろりあん』。どく状態になる攻撃を使ってくる。
- ボルボックス:ギンギツネ命名『ボールボールX』。くたくた状態になる攻撃を使用する。
- トゲ:正式名称『ペリディニウムクインクエルコネ』、サーバル命名『スズナリトゲリアン』。1ターン目で自身にドレイン効果を付与し、2ターン目の全体攻撃でこちらのたいりょくを奪い取る。
- ヘルメット型:長靴の上に工事用のヘルメットが浮いている形。くらくら状態になる頭突きを仕掛けてくる。
- ボルト型:宙に浮かぶボルトとナットのような形。周囲に浮かぶナットで被ダメージ量増加状態になる連続攻撃を使用する。
- 三角コーン型:複数の三角コーンが三足歩行型になった形。時折大ダメージの一撃を繰り出す。
- 木馬型:メリーゴーランドの馬に近い形。すやすや状態にする攻撃を使う。
- 古代文字型:ホルスの目にカメレオンのような尻尾が付いた形。からげんき状態にする攻撃を仕掛けてくる。
- ラジカセセルリアン:トキの歌声を録音したラジカセの輝きから誕生したセルリアンで、博士が命名。MPが減少する音響攻撃を行う。
中型
- ファングセル:ガイドブックで先行して公開されていた「第二世代型セルリアン」と称される種類で、可愛らしい顔に太い腕が付いた形。くらくら状態になる大技を使用する。
- ティルセル:上記と同じくガイドブックで先行して公開されていた「第二世代型セルリアン」と称される種類で、後ろ脚のないリスのような形。通常攻撃、大技共に命中率ダウン効果がある。回避が高く攻撃が当たりにくい。
- トロッコ型:縦に重なったトロッコに岩の腕が付いたような形。メインストーリー第4章では中ボスとして登場。自身に与ダメージバフをかけ、大技で全体攻撃を使用する。耐久力が高くタフ。
- 剣型:ケペシュと呼ばれる剣の形をしている。大型セルリアンのように1ターンで2回行動し、前列(攻撃に参加したユニット)のみを攻撃する範囲攻撃やMPが減少する単体攻撃を使う。
- ハンターセル:ガイドブックで先行して公開されていた「第二世代型セルリアン」と称される種類の中でもより多くの輝きを奪う事に特化したタイプで『狙われた誰かが…死ぬ』という物々しいキャッチコピーを持つ。ズキンズキン状態にする榴弾を放つ攻撃や爪での連続攻撃、前列のみを攻撃する連続範囲攻撃、自身の鋭い足を広げ高速で回転しながら全体をズバッと斬りつける大技を使う。メインストーリー第8章では巨大セルリアンから零れ落ちたセルリウムから突如として出現。これによりジャパリパーク全域にレベル4の警戒態勢が発令される。更にはとあるフレンズと人物の輝きを奪った一個体が悪鬼羅刹のような強さを発揮し、探検隊と警備隊を大いに苦しめただけでなく、史上最大の悲劇を齎す原因にもなった(リンク先ネタバレ注意)。その後も9章で物量を頼りに攻めかかったり、2部3章でルーラーセルが逃走する際の時間稼ぎとして出現させて襲わせるなど、油断も隙もない敵として登場している。(一応、探検隊との合流を急ぐアライさんとフェネックに襲い掛かり、返り討ち同然に瞬殺されるなどといったコミカルな場面もあるにはある。)
- カメラ型:三脚のカメラの形をしたセルリアンで、劇中の描写からマーゲイのカメラの輝きを奪って生まれたと思われる。光を放ち、様々な状態異常にする攻撃を行う。
- ドア型:ドアの形をしており、縦長の窓を連想させる部分に目がついている。ズキンズキン状態になる大技を使う。
- 電話型:キャスターの付いた電話機の姿をしており、どことケーブル型を連想させる。くらくらになる連続攻撃をするほか、仲間全体のダメージ量を上げる大技を使う。
- ツノセル:先の女王事件でイッカクのスピアーを奪った事で誕生した第二世代型セルリアン。女王事件以降目撃報告が無かったが、メインストーリーシーズン2第5章でミミセルと共に再出現した。
- ミミセル:ガイドブックで先行して公開されていた「第二世代型セルリアン」と称される種類で、大きな耳のような2本の突起物が特徴。メインストーリーシーズン2第5章でツノセルと共に出現した。なお、ツノセルとミミセルの再出現に伴い、当時交戦経験があるカラカルが雑談での話題としてこの二種について話していたが関連性に関しては不明。
大型
- 恐竜型:ティラノサウルスの化石のような形で、アーケード版で登場した際の名称は「ザウ」。頭部を使った攻撃やエネルギー弾、火炎攻撃を行う。本来の生物の目に当たる部分は空洞で、鼻の先端にセルリアンの目がある。大型セルリアンの代表格であり、メインストーリー第1章で探検隊が最初に戦った大型個体やアライさん探検隊が最初に遭遇した黒デカセルリアンもこの種類。二部1章では、オデッセイ地下5階のジャパリミュージアムに展示されていたティラノサウルスの化石から生まれたことがわかった。
- 雨具型:レインコートに無数の傘がまとわりついた形。傘を使った連続攻撃やシャボンでの前進攻撃を行うメインストーリー第3章では赤・青・緑の3体が登場し、キョウシュウチホーのサバンナに住むフレンズ達の輝きを強奪、さらに緑色の個体はこの時の一行の輝きでもあったアフリカゾウを誘拐した。
- 錨型:船の舵輪が宙に浮いたような形。左右に伸びた腕のような鎖の先の錨で、どく状態や、くたくた状態になる攻撃を使ってくる。メインストーリー第3章でリウキウチホーを取り囲んだ大量のセルリアンの大トリとして登場した。
- 両生類型:NEXON版にも登場したセルリアンで、後ろ脚の無いサンショウウオのような形をしている。どく状態やすやすや状態になる攻撃を使用する。メインストーリー第4章では、トンネルの崩壊にあい、生き埋めになるが脱出するなどタフな面を見せた。
- 衣装型:舞台衣装に舞台照明のような頭の形。全体攻撃や回復を駆使してくる。メインストーリー第5章で、ライブ中に突如出現。カレンダの考察では、舞台袖にあった衣装から発生したらしい。
- ボード型:古代エジプトのボードゲーム「セネト」を思わせる形。メインストーリー第6章でツチノコの歴史書がセルリウムを浴びた事で発生。コマをミサイルのように発射し、複数の状態異常をランダムで与えてくる。
- 重機型:ブルドーザーのような形。岩を飛ばしたり落雷で攻撃してくる。メインストーリー第7章で、立ち入り禁止区域内の地中のセルリウムから発生した。
- バードリアン:NEXON版にも登場したプテラノドン型のセルリアンで、大きな翼や嘴、竜巻で攻撃する。セーバルぶらり旅で初登場した大型個体でNEXON版の時と同じくスカイレースの試合に突如乱入し、小型のセルリアンとともにレースを妨害。その後はルーラーセルの指示で温泉を占領した。後にメインストーリーニ部で別個体が恐竜型や両生類型とともに登場した。なお、セーバルやドールが命名した際の名称は偶然にもサーバルと同じく「トリリアン」だった。
- 強化恐竜型:NEXON版にも登場した大型セルリアンで、当初は立ち入り禁止区域イベントの通せんぼクエストにのみ登場していたが、メインストーリーシーズン2序章の大ボスとしても登場し、第一章では恐竜型が小型のセルリアンと合体してこの姿に変化した。恐竜型の強化版で、毒による全体攻撃や雷、特定の属性の被ダメージ減少デバフなど、技のバリエーションも増えているほか、行動回数も3回に増えている。
- トリケラガオーン:NEXON版にも登場したトリケラトプス型のセルリアンで、オアシスの水を飲み干したのと同じ種類。頭・本体・尻尾の三つのパーツにそれぞれ体力が設定されており(行動自体は1ターンに2回のみ)、頭と尻尾を倒すと攻撃パターンが減少する。ルルからはがぶのみセルリアンとも呼ばれていて、劇中ではオデッセイのスパのお湯も飲み干していたらしい。
イベント限定
- ケーブル型:主にイベントや、シーサーバル道場等に登場する大型個体で、ずんぐりとした身体から二本のコンセントのような触手が生えた姿が特徴。主に触手を用いて攻撃したり電撃を飛ばしてくる。クリスマス関連のイベントではライト装飾が施された個体も登場している。
- クリスマス帽型:クリスマス帽子と赤の長靴の小型個体。行動パターンはヘルメット型と同じ。
- ピッカリアン:ギンギツネ命名。クリスマスリースのような大型個体。行動パターンは錨型と同じ。
- 正月型:羽子板と羽根突きの形をした小型個体。行動パターンはボルト型と同じ。
- 正月型(大):両生類型に鏡餅らしき物が乗った大型個体。行動パターンも両生類型と同じ。
- シーカヤック型:シーカヤックにオール型の腕が生えた形の小型個体。期間限定イベント「目立て!渚のライフセーバー」で初登場。その後、メインストーリーシーズン2第2章で再登場。仲間のセルリアンを庇う事があるが、大抵の場合一撃で倒される。
- シルクハット型:青と白の螺旋状の縞模様のシルクハットのような形の小型個体。行動パターンはヘルメット型と同じ。
- ホシセル:サーバル命名。サンリオとのコラボイベント「フシギな友達キティ&ミミィサーバル×ハローキティ」で初登場。キティちゃんがフレンズ達のために置いていったグッズの輝きを狙っている文字通り星の形をした小型個体。劇中では単独での飛行能力や目晦ましのための閃光放射能力を持ち、巨大セルリアンを倒した探検隊や警備隊ですら意外な苦戦を強いられる羽目に。研究所での解析によるとキティサーバルとミミィサーバルの2人でなければまともにダメージを与えられないという。その後、SEGAの自社コラボイベント「みんなでけもぷよ!」で再登場。サンリオコラボの時のような能力は持っていないが、ギンギツネが修復したゲームの筐体の中に入り込んでおり、探検隊とアルル達がゲームの世界に迷い込んだ原因を作った。なお、筐体の中にいた個体はギンギツネが撃破したが、その影響によりゲームの世界にもセルリアンが出没するという事態が起きた。それ以降はイベント限定で登場しており、バトルでは体当たりや全体への弾丸攻撃を仕掛けてくる。
- ヤバセル:名称は撃破時のインフォメーションから。劇中ではドール命名(由来は「ヤバいセルリアン」から)。手塚治虫作品とのコラボイベント「風の迷子と燃ゆる羽根」に登場したほか、おしゃれクエストや「想い伝われ!ありがとうパーティー!」のスペシャルクエストなどにもまれに出現するレアドロップ確定枠として登場した。探検隊がユニコと出会った西の森で発生したと思われる小型個体で、ファングセルのような可愛らしい顔と5つの突起物が特徴で、更に口の中に本物と思われる目がある。劇中では皆とはぐれたユニコの前に現れ、何故か虹色ラムネ(偽物)を彼女にプレゼントしようとした。この一連の行動から、火の鳥は「欲しい物で獲物を釣り、近寄ったら捕える『欲』に反応するセルリアン」と考察し「輝きを奪うための変化としては効率的」と称している。反応できる欲については現実的かつ無理のないレベルが限度のようで「全ての生き物が正しくあるように」などの規模の大きい物に関しては対応が出来ない模様。なお、名称に関しては欲に反応する事から「グリードセル」(ミーアキャット発案)の候補もあった。バトルではダメージを与えると仲間のヤバセルの与ダメージが増加する。撃破すると必ず虹色ラムネか思い出の石(おしゃれクエストではアクセサリー)を落とす。なお撃破した際のエフェクトにファングセル・ティルセル・ハンターセルの幻影がランダムで発生するが現時点で関連性は不明である。
- タチリアン:タチコマtype-S命名。攻殻機動隊SAC_2045とのコラボイベント「けもの9課 SAK_20XX」に登場。NEXON時代の同名個体とは姿及び誕生経緯が異なり、フレンズの姿を得たtype-Sが、偶然砂浜に発生していたセルリウムに触れた事で誕生した中型個体。その姿は元のタチコマに酷似しており、type-Sは「ボクのなりそこない」と評していた。なお、タチリアンという言葉にtype-Sは何やら引っかかるものを持っていたようだが…
- セイリュウの化身:イベント『隊長の休日INジャパリパーク~四神襲来!~ セイリュウ編』にて、セイリュウが探検隊の力を確かめるために生み出した擬似セルリアン。龍とこいのぼりが混ざったような姿をしている。水流や滝を操りながら攻撃する。この四神達の化身は、彼女達がけものミラクルを発動する際にも呼び出される。なお、姿がこいのぼりに似ているためか、イベント『手をのばせ! 空飛ぶ魚へネコパンチ』のデイリーミッションにも登場した。
- ビャッコの化身:イベント『隊長の休日INジャパリパーク~四神襲来!~ ビャッコ編』にて、ビャッコが探検隊の力を確かめるために生み出した擬似セルリアン。白く塗装された赤べこのような姿をしている(張子の虎?)。転がりながらの体当たりや光弾を放って攻撃する。
- スザクの化身:イベント『隊長の休日INジャパリパーク~四神襲来!~ スザク編』にて、スザクが探検隊の力を確かめるために生み出した擬似セルリアン。赤い雉車のような姿をしている(パッと見某戦隊に登場する機械生命体のようにも見える)。猛スピードからの体当たりや火炎弾を放って攻撃する。
- ゲンブの化身:イベント『隊長の休日INジャパリパーク~四神襲来!~ ゲンブ編』にて、ゲンブが探検隊の力を確かめるために生み出した擬似セルリアン。亀の形をした香炉のような姿をしている。
- スマホリアン:Vtuber・でびでび・でびるとのコラボイベント「いかいのとびらがひらかれた!」で初登場。名前は劇中でドールが命名。でびでび・でびるが所有していたスマートフォンが探検隊拠点近隣にて発生したセルリウムに触れた事で誕生。カメラの部分がセルリアン特有の目になっているのが特徴。
特殊なセルリアン
- 黒デカセルリアン:アライさん隊長日誌に出てくる黒い大型個体の総称でアライさんが命名。サーバルの輝きに反応するらしく、旅先で必ずと言っていいほど遭遇している。作中では恐竜型・両生類型・衣装型・ボード型・重機型が各章のボスとして登場し、最終章となる第6章ではその5種類が一斉に襲い掛かった。
- マジムン:シーサーバルの二人がフレンズ達のトレーニング相手として生み出した擬似セルリアン。上記の大型セルリアンと同じ姿だが、真っ黒なボディに白い紋様が書き込まれている。一部の曜日ではトゲ・ティルセル・トロッコ型を模したマジムンが取り巻きとして登場する。
- ファージセルリアン:ホッカイチホーで目撃された、バクテリオファージをモチーフにしたセルリアンで「破片セルリアン」「ファージセル」とも呼ばれる。攻撃力が低く、相手を毒状態にする攻撃しかしないため、駆除隊でも対応が可能だが、カレンダの考察によるとモチーフ元のバクテリオファージによく似た性質を持ち、他のセルリアンに寄生して白セルリアンに変貌させる厄介な特性を持っている。メインストーリー第7章にて巨大セルリアンがホッカイチホーに迫る中、探検隊の実施した大掃除によって殲滅できたかに見えたが、緊急事態が重なったために討ち漏らしが発生し、メインストーリーシーズン2第5章にて再び大繁殖をしただけでなく、ホートクチホーやセントラル周辺エリアでも目撃された。
- 白セルリアン:ファージセルに寄生された白色の個体。倒したりしてもサンドスターにならずに砕け、多数のファージセルとなってしまう。白セルリアンが大きいければ大きいほど破片の数は増えるうえ、時間が経つと勝手に砕けてしまうらしくファージセルを全滅させないと拡散的に数が増えていき、これらの特徴からコノハ博士たちは巨大セルリアン以上の脅威と考えている。また、ホッカイチホーで繁殖しているダイオウセルリアンが生み出した変異種とは何故か発見されたエリアが重ならないらしく、この事からカレンダは「白セルリアンと変種は対立してる」と考察しているようだ。ジャパリラインモノレールに乗ったアオツラカツオドリの輝きに惹かれ、アントチホーに生息するセルリアンの大群やダイオウ変異種と共にそれを追跡するような動きをみせるが、車掌型ラッキービーストが打ち立てた策によって警備隊とその協力者達が一掃。しかしその最中にヒグマが一匹取り逃がしてしまっている。ファージセル共々メインストーリー第7章とメインストーリーシーズン2第5章に登場し、ファングセル・ミカヅキ・ボルボックスの白セルリアンが確認されている。
- bigdog型:メインストーリー第8章の大ボスでフリッキーの内部に保管されていたセルリウムが漏れ出し、そのままフリッキーの輝きを奪って姿をコピーした個体。巨体を活かした衝撃波や爆音攻撃を行う。巨大セルリアンに匹敵する大きさを持ち、細長い前脚二つを崩さないと本体に攻撃が届かない。
- 巨大セルリアン:メインストーリー第1部のラスボス。カレンダがサンプルとして捕まえたとても小さなセルリアン(個体名・アレックス)が大量のサンドスターを摂取した事で変異した姿で、足の生えた輸送箱の中に球体上の本体が挟まっており、bigdog型と同様前足二つを崩さないと本体に届かない。「最も近くにある最も強い輝き」に惹かれる習性を持ち、それによってサーバルなどの多くのフレンズ達が輝きを奪われる事となった。動きは遅いが、体内から零れ落ちたセルリウムから取り巻きとなる大量のセルリアンを生成し自らの護衛としている。メインストーリー第5章で初登場して以降、足元の姿しか描写されていなかったが第9章で本体の姿を垣間見る事が出来た。大型セルリアンをはるかに上回る大きさを誇っているが、第6章で屋内施設であるオデッセイで活動している描写があるため、その時はサイズも然程大きくなかったものと思われる。第9章ではドールを除く探検隊メンバーと警備隊、更には各チホーから助っ人にはせ参じたフレンズ達の輝きを奪い、無事だった面々を絶望の淵に突き落とすが、駆け付けたアライさんの「ある行動」がきっかけとなり形勢が逆転。多くの輝きを奪還された。しかし残されたセルリウムをすべて使い、これまで戦った大型セルリアン7体を生成し、それを媒体としたバリアを展開。さらにオイナリサマ達の結界の外にあった研究所の輝きを奪い、かつての女王を連想させる姿に変異した。しかし大型セルリアン達を生成した事で以前のような物量攻めが不可能になり、更にそれを各個撃破された事でバリアの強度も低下。そして皆の強い願いを受けて失った記憶を取り戻したドールの渾身の一撃でバリアが破壊された事で完全に弱体化してしまう。バトルでは2本の前足による地ならし攻撃や、喰らうと毒状態になる泥のような物質(セルリウム?)を放出する大技を使ってくる。
- ルーラーセル:セーバルぶらり旅第2章で初登場した謎のセルリアン。セーバル命名「ぶちょリアン」。ルーラー(統治者)の名の通り、多数のセルリアンを統治している。当初は何らかの核のような姿をしていたが、第4章終盤でセーバルによく似た姿に変化。多くの輝きを奪うためにセーバルを吸収しようとする。第5章ではセーバルぶらり旅のラスボスとして立ちはだかった。そしてメインストーリーシーズン2にて復活を果たし、探検隊と邂逅する。
- 変異種セルリアン:メインストーリーシーズン2第2章に登場した、何らかの要因で変異したセルリアン。姿形は通常の個体と変わらないが、体色に変化があり、単色に何やらマーブルめいた模様がある。セーバルをして「(力が)有り余ってる」との事で、変異していない通常のセルリアンや変異した別のセルリアンに対して攻撃を仕掛ける事があった。この行動についてヤタガラスは「共食い」と称している。その正体は後述する花型セルリアンことバラリアンによってパワーアップした個体で、後述する性質から言わば「餌」のような役割を果たしている。そして、メインストーリーシーズン2第5章ではホッカイチホーで再発生したファージセルに寄生された白セルリアンとは何故か発見されたエリアが重ならない事が判明し、カレンダは「白セルリアンと変異種は対立してる」と考察。探検隊がそれぞれを接触させまいと頑張りすぎた事でその事実の発見が遅れたものの、改めて調査をした事で双方が相対する関係である事が確定した。劇中ではゾウリムシとファングセルの変異個体が登場している他、メインストーリーシーズン2第5章ではヘルメット型・ボルト型・三角コーン型の変異個体が追加で登場している。
- バラリアン:メインストーリーシーズン2第2章後半に登場した、巨大な花のようなセルリアン。名称は4章にてドールが命名。5章では「ダイオウ末端」表記となる。普段はつぼみのような姿をしているが、花びらに相当する部分が開く事でセルリアン特有の目玉が露出する。地面を潜行する事が可能で、地上へ出現する際には周囲で大きな地震が発生する。紫色の花粉のようなものを放出し、通常のセルリアンを前述した変異型にパワーアップさせる能力を持つ。バトルでは自らの身体をムチのようにぶつけてきたり、花粉のようなものを放出して攻撃してくる。
- ダイオウ:バラリアンの本体である超大型個体で、主に地下洞窟に生息。命名はカコ博士で、名前の由来は当時の調査隊が後にジャパリパークとなる島及びアクシマに初めて上陸した際に発見した異常に大きなスギの木への呼び名。セイリュウをして「この島が誕生したころから生息している」とされ、洞窟の壁と見紛う程の巨大サイズである為に自力で動き回る事ができず、バラリアンを介して通常のセルリアンを変異種へと変化させ、同士討ちを行わせた上で最後に生き残った個体から輝きを回収していた。それによりアクシマから輝きが急速に失われ、緑豊かな大地は何もない荒れた大地へと変貌してしまう羽目に。戦闘力はセルリアンの女王にも匹敵するとされ、討伐の際には探検隊・警備隊・L♥Lベアーズをはじめとする協力者達による一大総力戦となった。また、他のチホーにもバラリアンが出没している事とアクシマに生息したダイオウを討伐してもそれらが健在である事から、そのチホーの何処かにダイオウが生息している可能性が示唆されている。また、ホッカイチホーの地下4000メートルに超巨大セルリアンが存在しているという噂が以前から存在しており、カレンダはこれがホッカイチホーのダイオウセルリアンではないかと考察している。その後、ホッカイチホーのダイオウから伸びたバラリアンによって、セントラル周辺エリアやホッカイチホーをはじめとする各地の輝きが失われていくが、ビャッコとゲンブの協力を経て探検隊がこれを討伐する。しかしそれと前後して昏睡状態にあるセーバルが「倒しちゃダメだよ」と言葉を発する事態が起きる…。バトルでは取り巻きとしてバラリアン2体(単体のモノとは性能が異なる)が同時出現。主な攻撃はそちらが行い、ダイオウ自身は黒いエネルギー弾を放ったり、自らを強化したり、洞窟の天井から岩雪崩を起こす大技を仕掛けてくる。
アーケード版
アプリ版同様、NEXON版と同種のセルリアンが登場。
プラネットアース内でも存在が確認されており、ラッキービースト曰く危険性が完全になくなった訳ではないとの事(言い方からして、生息数自体は多くはない事が窺える)。
作中でのバトル相手は基本的にフレンズだが、時々セルリアンが対戦相手になる事もある。
Ver.2.0で追加させた大協力イベントでは、恐竜型(ザウ)が大型βセルリアンとして登場した。
先行公開されたアーケード版の『セルリアンたいじ』の動画では「ゾウリムシ」名義の個体が登場。
コラボレーション
ARTILIFE
けものフレンズとのコラボの一環としてセルリアンを模したオブジェクトが登場。種類はNEXON時代基準のピンク色の個体、1期アニメに登場した青い一つ目の個体、そして2期アニメのPV第一弾でカラカルに撃破された紫色の個体の三種類が登場。
人工生命体が触れると、アニメに登場したセリフやフレンズが描かれた旗を持つようになったり、パーク印の風船を持つ。
マビノギ
コラボイベントにおいてスライム型とトラクター型が敵キャラクターとして登場する他、2期アニメ9話に登場した例の被り物が『セルリアンのはりぼて』という名前のアバターパーツとして登場した。
関連タグ
テーマ曲の不穏な雰囲気から急に攻撃的になる曲調が作中のBGM(特にInfinite Ammoという曲)に似ていることから度々ネタにされる。