曖昧さ回避
『けものフレンズ』のアプリゲームとしては今のところ以下の2つに分けることができる。
- 1.NEXONより開発提供されたアプリゲーム。『けものフレンズ』として最初に世に出たメディアである。
- 2.2017年8月末・2018年1月26日・同年2月22日・同年6月7日にけものフレンズプロジェクトGとして開発提供された4つのアプリゲーム。
本稿では1を基本として解説する。
2については本記事「新ゲームプロジェクト」の項と『けものフレンズぱびりおん』『けものフレンズあらーむ』の記事をそれぞれ参照されたい。
NEXON版概要
「アプリ版」「NEXON(ネクソン)版」等と呼ばれる(ほかのアプリには固有名がついているため)。
「旧アプリ版」と呼ばれる場合もある(ただしこの呼称を喜ばないプレイヤーも一部いるので注意)。
公開はAndroid版が2015年3月16日、iOS版が3月19日。サービス終了日は2016年12月14日。
けものフレンズプロジェクトとNEXONの共同著作物であり、けものフレンズプロジェクトGには該当しない。
フレンズ1人1人にはっきりとした個性があり、全キャラクターに声優によるボイスが実装され、着せ替え等もあることからキャラクターに非常に親しみを持てる作りになっている。
特にこのキャラクターたちが活躍するストーリー、イベントのテキストは好評であった。
またステータス画面には保全状況、学名も記載されており、動物図鑑のような一面もあった。
運営はミスやバグも多かったが対応力は高く、どこか憎めないことからサーバル運営と一部プレイヤーからは呼ばれることも。
戦闘システムやガチャ排出率には賛否があるが、それを超える程の魅力が詰まったゲームである。
コラボイベントとして、コンセプトデザインを担当する 吉崎観音が作者であるケロロ軍曹のケロロ小隊や、当時NEXONによって運営されていたゲーム同士であった攻殻機動隊に登場するタチコマを始めとした思考戦車もアニマルガール化した。
2016年3月31日より課金システムを廃止、完全無料化。
無料化に伴い、キラキラ(課金要素、詳細は後述)は毎日必ず1個もらえるようになる。
フレンズの入手手段も広がり、全フレンズコンプリートが容易化した。
また過去のイベント全てが解放され(レイド協力部分を除く)、新規プレイヤーでもほぼ全てのコンテンツを遊ぶことが来た。
これにより無料でありながら非常にボリュームのあるアプリへ生まれ変わり、無料化したにもかかわらず課金を望む声もあった。
しかし2016年11月14日、1か月後のサービス終了が告知された。
2016年3月31日以降久しぶりのメンテであったため、期待感を持ったプレイヤーが多かったが、期待を打ち砕かれる形となる。
だがプレイヤーたちはどうにかアプリの魅力を残したいと協力し、サービス終了までの間ホーム画面やセリフ、ストーリー等情報の保存に尽力した。
また、終了に際して運営が記した「ごあいさつ」は愛にあふれており、多くのプレイヤーが涙した。
2016年12月14日12時、アプリ版のサービスは予定通り終了した。
奇しくもこの日はアニメ『けものフレンズ』先行試写会の開催日であった。
(プロデューサー曰く、他意はなく偶然とのこと。)
あらすじ
誰でも知ってる身近な動物から、絶滅危惧種、果てはすでに絶滅してしまった種まで、地上に存在したあらゆる動物たちが集まる場所、「ジャパリパーク」。
そのジャパリパークに、ある日、空から「砂の星(サンドスター)」と呼ばれる謎の物質が降ってきて、パークのけものたちは、何故かみんな女の子の姿に!?
そんな中、突如パーク内に発生した謎の生命体「セルリアン」。仲間になったけもの=フレンズたちの力を借りてセルリアンを倒し、ジャパリパークに平和を取り戻そう!
(アプリ説明より抜粋)
パークガイドに導かれジャパリパークにやってきた主人公は、フレンズ達に力を与える不思議なお守りを持っていました。
主人公は、仲良くなったフレンズ・サーバルやパークガイドと共にジャパリパークを巡りながら、フレンズ達との交流を深め、お守りの秘密を探る旅に出ます。
(公式ヘルプより抜粋)
動物擬人化キャラ「アニマルガール」
パーク内にいた動物などが、ジャパリパーク内に降り注いだ(もしくは地面に積もっていた)サンドスターの力によって、女の子の姿に変わったもの。「フレンズ」とも呼ばれる。
最終的にアプリに登場したのは365種(コラボイベントのケロロ小隊5名、タチコマフレンズ6体を含む)。
詳細はフレンズ(けものフレンズ)を参照。
なおコンセプトデザインは先述の通り吉崎観音であるが、実際のデザインは半数ほどのフレンズを担当し他半数はアプリ開発が担当している。
吉崎氏によるデザインは勿論のこと開発によるデザインもレベルが高く、どちらがデザインしたか見分けがつかないフレンズも。
ちなみに当アプリに登場するアニマルガールたちのうち、少なくともサーバルについてはコミック版の次世代(第2世代)にあたるとされているが、明確な繋がりを示す物はない。
属性
フレンズは「パッション(赤色)」「ピュア(緑色)」「クール(青色)」の何れか属性に属する。
戦闘においては同色の相手に対して攻撃力または回復力にプラス補正が付く。
セルリアンからの攻撃に対する補正はない。
どの属性に属するかはフレンズの性格による。各属性の性格は下記の通り。
なお属性と性格が一致しているか、ちょっと疑問なフレンズも。
- パッション(赤色)
テーマカラーは赤。明るく元気な性格のキャラクター。
- ピュア(緑色)
テーマカラーは緑。ちょっと変わった個性的な性格のキャラクター。
- クール(青色)
テーマカラーは青。文字通りクールな性格のキャラクター。
攻撃タイプ
フレンズには「近距離」「中距離」「遠距離」「回復」の4種類攻撃タイプがある。
それぞれの役割を考えてパーティーを組む必要がある。
分類に関して明確な基準はみられないが、大筋下記の通り。
- 近距離
攻撃手段は主に正拳突き、蹴る、引っ掻く、尻尾攻撃。武器を使うフレンズも居る。属するフレンズが最も多い。
- 中距離
攻撃手段は主に槍・サーベル・ムチを使う、歌、鳴き声、水を飛ばす。尻尾攻撃やテニスボールで攻撃するフレンズも。シカ科・レイヨウのフレンズが多い。
- 遠距離
攻撃手段は主に羽根を飛ばす、物を投げる、超音波、魔法。鳥のフレンズが多い
- 回復
回復手段は主に歌、祈り、水、砂。なんだか癒されるフレンズが多い。
装備品
アクセサリ
装備することによりフレンズのステータスを変化させる。見た目に変化はない。
能力値を上昇させるアクセサリ、得意地形を変更するアクセサリ、夜行性を付与するアクセサリが存在する。
コスチューム
コスチュームはゲームの内容に影響しない見た目を変えるだけのアイテム。能力値に影響はない。
イベント限定のコスチュームなどもあり、人気は非常に高い。
新しいコスチュームを入手した際には、着せ替えて遊ぶのがプレイヤーの嗜みのようになっている。
なお、フレンズ各々にサイズ(S、M、L)が設定されており、着せ替えにはそれに合ったコスチュームが必要。
登場キャラクター
主人公
プレイヤー。ゲーム中は登録したプレイヤー名で表示される(後で変更可能)。グラフィックは一切ない。
詳細は園長(けものフレンズ)を参照。
パークガイド (ミライ・通称「ガイドさん」)
ゲームの案内役の女性ガイド。
詳細はミライ(けものフレンズ)を参照。
アニマルガール
パーク内にいた動物などが、ジャパリパーク内に降り注いだ(もしくは地面に積もっていた)サンドスターの力によって、女の子の姿に変わったもの。フレンズとも呼ばれる。
詳細はフレンズ(けものフレンズ)を参照。
ストーリークエスト登場フレンズ
以下、名前の後に※の付いているキャラは、ストーリークリアで仲間になる(プレイヤーのユニットとして使用可能)。
チュートリアル
サーバル ※
最初に出会うフレンズ。タイトルバックにシルエットで登場し、ストーリーの根幹にも関係する。またほぼすべてのイベントで主人公と共に登場するなど、事実上の主役。熱血タイプでノリやすい性格だが、おっちょこちょいなトラブルメーカーでもある。なお、ネーミングセンスが安直すぎて呆れられることが多い。
コアラ ※
回復役として登場。一時的にPTに加入する。後にお試しスカウト(ガチャ)で強制加入する。
攻撃役として登場。一時的にPTに加入する。
第1章 草原エリア(キョウシュウチホー)
カラカル ※
サーバルの相方。サーバルを全力でからかうのが生きがい。主人公一行の貴重なツッコミ役。
モブ役。
主人公たちをこっそり尾行する謎のフレンズ。薬品の調合や発明が得意。主人公がジャパリパークに来ることになった顛末を知っている模様。これ以降ストーリーに度々登場し、後に同行する。
第2章 森林エリア(アンインチホー)
トキ ※
歌うことが大好きだが、すさまじい音痴。
漫才コンビのような2人組。これ以降、時々ネタ的に現れては去ってゆく。ただしフェネックはジャパリパークで起こっている異変の一端を知っている模様。
アフリカオオコノハズク(コノハ博士)、ワシミミズク(ミミちゃん助手)
博士と助手。トキの声を直す方法を考えてくれる。常識外れなところがあり、研究のためには手段を選ばない。常に真顔。
第3章 砂漠エリア(サンカイチホー)
トムソンガゼル(ルル) ※
一人でオアシスが干上がった原因を調査に行き、行方不明になる。
アラビアオリックス(ラビラビ)
トムソンガゼルの親友。真面目で冷静。ルルの保護者的な立場になっている。
姉妹。オアシスに関する情報を教えてくれる。
第4章 水辺エリア(ナカベチホー)
シロサイ ※
水辺エリアに蔓延する奇病の原因を探っている。
シロサイ「姫」を守る自称「騎士」。姫への献身さが行き過ぎることが多い。
有力情報の目撃者。
奇病の被害者の一人。
第5章 雪原エリア(ホッカイチホー)
これ以降、登場するフレンズの数がかなり多くなる。
記憶喪失になっている。
ホッカイチホーの地図を持ってくる。ゲーム公開前の事前登録での人気投票ではトップだった。
温泉シーンの賑やかし役。なお、第5章は事実上の温泉回だが、諸般の事情により、登場人物の立ち絵は通常の着衣のままになっている。
ホッカイチホーの温泉に関する情報を教えてくれる。
途中の道の雪かきをしている。
第6章の案内役。主人公たちをホートクチホーで開催される「スカイレース」に誘う。
第6章 雲海エリア(ホートクチホー)
モブ役。ホートクチホーで最初に出会う鳥フレンズ。
スカイレースの運営手伝いと司会進行役。
優勝候補チーム「スカイインパルス」のメンバー。
優勝候補チーム「スカイダイバーズ」のメンバー。
優勝候補チームについて教えてくれる。
レースの公平性を保つために運搬される荷物役。
モリコキンメフクロウ(リコ)、キュウシュウフクロウ(キューティ)
途中リタイアした博士と助手チームのメンバーと荷物役。
テングコウモリ、ウサギコウモリ、カグヤコウモリ、ナミチスイコウモリ(ナミちー)
途中リタイアしたコウモリチーム「自由気ままにパトロールし隊」のメンバーと荷物役。
チーター、アフリカタテガミヤマアラシ(ヤマ)
途中リタイアしたアライさん&フェネックのチームの助っ人と荷物役。
途中リタイアしたキジチームと荷物役。
ニシツノメドリ(パフィン)、オナガラケットハチドリ(ラッケ)、ダーウィンフィンチ(ダー)、シマリス
途中リタイアした「ミニマムツアーズ」チームと荷物役。
第7章の事実上の案内役。ゴコクチホーで開催される「ゲージツ祭」に自主制作映画で参加する準備をしている。
第7章 海洋エリア(ゴコクチホー)
マーゲイが落ち込んでいることを告げる。
タヌキ、ユキヒツジ、ジャコウウシ、チチュウカイモンクアザラシ(モイモイ)、ステラーカイギュウ(ステラ)、キタオットセイ(キタさん)
ゲージツ祭の参加者たち。
バンドウイルカ(ドルカ)、マイルカ(マルカ)、シナウスイロイルカ(ナルカ)
マーゲイの映画撮影に協力してくれるメンバー。
第8章 大地形エリア(リウキウチホー)
イリオモテヤマネコ(リオ)
ジャパリカフェ店員。シーサー姉妹のところへ主人公たちを案内する。
シーサー・ライト(ライト)
リウキウチホーの守護けもの。双子の姉。主人公たちをもてなし、助ける。
シーサー・レフティ(レフティ)
リウキウチホーの守護けもの。双子の妹。同上。
リュウキュウイノシシ(ヤマンシー)
セーバルが落ちた島を調査、その結果を持ってきた。
イルカのフレンズ達と共に海中でジャパリバスを引っ張る。その他、シーサー姉妹を投げ飛ばした。
セーバルが落ちた島に潜入し、調査していた。声が大きい。
ヤンバルクイナと共にセーバルが落ちた島に潜入し、調査していた。アライさんをハムハムするのがお気に入り。
第9章 都市エリア(パークセントラル)
基本的に今まで出演したフレンズが再登場する。
アフリカオオコノハズク(コノハ博士)、ワシミミズク(ミミちゃん助手)
女王の間入口をふさいでいるバリアの解除法を教える。
展望庭園の大型セルリアン退治を担当する。
ハクトウワシ、タカ、ハヤブサ、イヌワシ、グアダルーペカラカラ、ゴマバラワシ、リョコウバト、アフリカオオコノハズク(コノハ博士)、ワシミミズク(ミミちゃん助手)、ショウジョウトキ
展望庭園の大型セルリアン退治を手伝う。
森林公園エリアの大型セルリアン退治を担当する。
マーゲイ、ヒグマ、コアラ、チーター、カワラバト、ナミチスイコウモリ(ナミちー)、アフリカタテガミヤマアラシ(ヤマさん)、テングコウモリ、カグヤコウモリ、ウサギコウモリ
森林公園エリアの大型セルリアン退治を手伝う。
ショッピングエリアの大型セルリアン退治を担当する。
ヒョウ、クロヒョウ、ヒツジ、ライオン、キジ、イリオモテヤマネコ(リオ)、バーバリライオン(バリー)
ショッピングエリアの大型セルリアン退治を手伝う。
バンドウイルカ(ドルカ)、マイルカ(マルカ)、シナウスイロイルカ(ナルカ)、イッカク、シロナガスクジラ
ハーバーエリアの大型セルリアン退治を担当する。
コモドドラゴン(コモモ)、ツチノコ、チチュウカイモンクアザラシ(モイモイ)、ステラーカイギュウ
ハーバーエリアの大型セルリアン退治を手伝う。
遺跡型アトラクションの大型セルリアン退治を担当する。
ハブ、ヤンバルクイナ、オオセンザンコウ(センちゃん)、オオアルマジロ(オルマー)、ヒトコブラクダ、フタコブラクダ、ヘラジカ、インパラ、サイガ、エゾシカ、ブラックバック、ターキン
遺跡型アトラクションの大型セルリアン退治を手伝う。
水上レストランの大型セルリアン退治を担当する。
カバ、ゴルゴプスカバ、カピバラ、バイカルアザラシ、コウテイペンギン(コウテイ)、フンボルトペンギン(フルル)、ジェンツーペンギン(ジェーン)、イワトビペンギン(イワビー)、アゴヒゲアザラシ(タマちゃん)
水上レストランの大型セルリアン退治を手伝う。
倉庫エリアの大型セルリアン退治を担当する。
トナカイ、セイウチ、ユキウサギ、ヤブノウサギ、ホッキョクウサギ、ニホンオオカミ、タイリクオオカミ
倉庫エリアの大型セルリアン退治を手伝う。
セーバルを追い、女王の間へ突入する。
女王の元へ向かおうとする。
セーバルを女王の元へ行かせまいと結界を張る。
第10章 大都市エリア(女王の間)
セーバルを追い、女王の間へ突入する。
主人公一行を守るため結界を張る。
セルリアンの女王。ある目的を果たそうとセーバルを呼び寄せる。フレンズではなく、セルリアン
サタンの産声により、女王の威圧を中和する。
大型セルリアン討伐後、駆けつける。
トムソンガゼル(ルル)
得意のジャンプをした後、シロサイを投げる。曰く「シロサイロケット」。
ルルに投げられた勢いそのまま、女王に攻撃する。
女王に対し、ギンギツネ特製"セルリアン破壊爆弾"を投げる。効果は・・・。
女王に意志を乗っ取られるが・・・。
出演フレンズ一覧
太字はコラボキャラクター。
下記イラストも参照。
↓名前付きVer.
ア
カ
サ
タ
ナ
ハ
マ
ヤ
ラ
ワ
英字
ゲームシステム
リアルタイムラインストラテジー型RPG。
フレンズを集めてパーティーを組み、謎の敵キャラクターセルリアンを倒しつつクエストを踏破してゆく。
プレイヤー間のフレンド登録はあるが、チャットログやギルドなどはない。また、他のプレイヤーのパーティーを応援として同行させることが可能だが、同行の記録は残らない。
従って、ゲーム内でのプレイヤー同士の係わり合いは少ない。
戦闘システム
最大5人のフレンズによるパーティーを編成、「KP(けもパワー)」と呼ばれるリソースを消費してフレンズを出撃、セルリアンと戦闘・撃破しながらクエスト(戦闘)を進行する。
セルリアンを全滅させるか設定されたゴール地点へ到達するとクリアとなる。逆に、敵ユニットが左端へ達すると敗北(クエスト失敗)となる。
各クエストの難易度は「Normal(N)」・「Hard(H)」・「VeryHard(VH)」の3段階。クリア毎にゴールドとプレイヤー経験値、ストックEXPが貰える。クエスト開始前にはAP(いわゆるスタミナ)が必要となる。
KP (けもパワー)
フレンズの出撃に必要なリソース。
このほか、けものLv(リソース上限)の上昇やフレンズのランクアップ・スキル(フレンズごとに設定されている特殊攻撃)発動にも使用される。
一定間隔で増加し、増加量はバスの改造レベルとけものLvに依存する。またセルリアンを倒すことでも入手できる。入手量はセルリアンの種類に依存し、けものLvで入手量に補正がかかる。
レアリティ | 出撃に必要なKP | ランクアップ・スキル発動に必要な初期KP |
---|---|---|
☆1 | 200 | 60 |
☆2 | 250 | 75 |
☆3 | 300 | 90 |
☆4 | 350 | 105 |
☆5 | 400 | 120 |
ランクアップ・スキル発動に要するKPは同値であり、これらの行動のたびに必要KPは倍になる。
地形
クエストには平原、森林、水辺、都市といった地形が設定されている。
クエストの地形とフレンズの得意地形が合致するとフレンズは得意状態になり、特定ステータスが1.2倍となる。
逆に苦手地形と合致すると苦手状態になり、特定ステータスが0.8倍となる。
クエストには通常地形のほか、大地形といった特別な地形も存在する。大地形では得意状態のステータス補正が1.5倍、苦手状態のステータス補正が0.5倍となる。
また地形が無いクエストも一部存在する。
時間
クエストには昼間・夜間の2種類存在する。
夜間のみ夜行性を持つフレンズのステータスが上昇する。
スキル・けもリンク
フレンズはそれぞれ固有の特殊スキルを持っており、クエスト中に発動させることで様々な効果を発揮する。
スキルを使用すると実際に発動するまでにウェイトがあり、その際に再び連続してスキルを使うことで、通常よりスキルの効果が上昇する、けもリンクが追加発動する。
けもリンクは最大5LINKまで発動でき、LINK数によって、攻撃対象数、ステータスアップさせる味方の人数などが変化(上昇)する。
最後に攻撃するキャラクターほど、攻撃力に大きな補正が付く。
スキルの種類、その対象および効果は下記表の通り。
なお、ナミチスイコウモリ(ナミチー)のみ特殊なスキルを所持している。
種類 | 対象 | 効果 |
---|---|---|
攻撃 | 先頭の敵または敵全体 | 対象に自身のATKをXX倍したダメージを与える |
デバフ | 先頭の敵または敵全体 | 対象の特定ステータスをXX%下げる |
バフ | 自分または味方全体 | 対象の特定ステータスをXX%上げる |
HoT | 自分または味方全体 | 対象のHPをXX秒間XX秒ごとに自身のATKのXX%分回復する |
※HoT・・・Heal over Timeの略。いわゆるリジェネ。
育成システム
レベル
クエスト中のランクとは異なり、恒久的にフレンズの能力を上げることができる。レベルアップには経験値が必要となる。
経験値はクエストクリア時に参加キャラ単体に直接加算される経験値の他に、ストックEXPと呼ばれる蓄積可能な経験値がある。これにより、パーティーに組み込んでいないフレンズも育てることが可能である。
ストックEXPはクエストクリア時に入手できるほか、ミッションやイベント、ガチャで野生解放が最大のフレンズが当たった際に入手できる。
野生解放
レベルの上限を上げることができるシステム。
詳細は野生解放の記事を参照のこと。
ジャパリバス
フレンズが乗り込むバス。詳細はジャパリバスのゲームでの役割の項を参照。
親愛度
2016年3月31日より追加された新機能。フレンズとの友好の深さを示すパラメータ。
クエスト出撃1回で0.5pt上昇し、100%が最大。上昇のたびにHPおよびATKに補正が入り、最終的に親愛度100%で20%が上昇する。
100%に到達すると、ホーム画面のセリフ枠が親愛的な枠に変化し、一部フレンズを除いて親愛度100%専用のセリフが1つ追加される。
殆どの場合、プレイヤーの名前を呼んでくれるので幸せな気分になれる。
プレイヤーの名前をフレンズの名称に変更し、妄想にふける遊びも可能。
通貨システム
キラキラ
いわゆる課金石。見た目は虹色の金平糖。現金による購入、イベントやミッションで入手可能。
この他クエスト全難易度クリアで1個入手でき、これを一部プレイヤーは”キラキラ掘り”と呼んでいた。
キラキラ1個でAPを最大値分回復できる。
またスカウト(ガチャ)にも使用。スカウトはキラキラ5個で1回を基本し、50個で11回連続スカウトが行える。
11回連続スカウトはある時期から初回30個のステップアップスカウトとなり、このほか☆4確定10連スカウト等が登場した。
ゴールド
金色の通貨。クエストやミッション、イベント、ログインボーナスなど入手手段は多い。
ゴールドスカウト(無料ガチャ)、ジャパリバスの強化、アクセサリの購入に使用。
入手手段が多いため、非常に多く余る。
運営側もこの状況を把握していたのか、ニホンリスがゴールドコインを埋めるというメタネタを行うほど余っていた。
なお、アニメ4話にてツチノコがジャパリコインと言ったのはこのゴールドのことである。
ジャパリコイン
白い縁取りに藍色の背景、オレンジ色の肉球マークがある通貨。ミッション、イベント、ログインボーナスなどで入手可能。
また野生解放が限界値の☆3以上のフレンズを再び入手した際に、ストックEXPと共に入手できる。
野生解放薬を購入できる。ただしイベント限定フレンズ用の特殊野生解放薬は購入できない。
ゴールドと異なり、重宝した。
クエスト
メインストーリー
メインのストーリー。
あるフレンズとミライさんとプレイヤーが、あるセルリアンを追ってスジャパリパークを駆け巡る。詳細は上記。
メインストーリー以外のクエスト
キャラクタークエスト
メインのストーリーとは別に、各フレンズが主役となるミニストーリー「キャラクタークエスト」が実装されている。該当フレンズをスカウト(入手)すると開放される。基本的に3話+エピローグの4部構成で、メインストーリーとは違ったフレンズの一面を見られる他、意外なフレンズ同士の関係を知ることもできる。
グループクエスト
多くのフレンズは、似たような外見や特徴、分類のフレンズたちと「グループ」を結成している。各グループの結成の顛末をまとめたストーリーが「グループクエスト」で、最終的には9つのグループが公開された。
- にゃんにゃんファミリー (中型ネコ科を中心としたグループ)
- チーム・噛んじゃうぞ (爬虫類・両生類を中心としたグループ)
- けも勇槍騎士団 (シカ・レイヨウを中心としたグループ)
- ウォーターガールズ (水辺にすむ動物を中心としたグループ)
- パワフルっ娘連合 (クマ・サイ・ゾウなどの大型動物を中心としたグループ)
- オオカミ連盟 (イヌ科を中心としたグループ)
- まったり浮遊部 (フクロウなど森の留鳥を中心としたグループ)
- 百獣の王の一族 (大型ネコ科を中心としたグループ)
- エプロン愛好会 (有袋類を中心としたグループ)
この他にタカグループ、キツネグループ、ウマグループが追加予定であったことがリソースデータ分析より判明している。
イベントクエスト
期間限定で開放されるクエストで、内容としては「収集型イベント」「レイドイベント」「タイムアタッククエストイベント」「踏破イベント」などに大別できる。主に季節性のある内容が多く、全てストーリーパートがついている。
アクセサリクエスト/ゴールドクエスト/ストックEXPクエスト
アクセサリや大量のゴールドなどが得られるクエストで、曜日ごとに報酬の種類が変わる。
ストーリーが一切ない。パーティー強化には欠かせない。
裏ストーリークエスト
ストーリークエストをすべてクリアすると現れる。
あるフレンズとミライさんとプレイヤーが、あるフレンズを追ってストーリークエストと同じ道順をたどる。
ラスボスはあの人。
実はサーバルが見ていた夢と言うオチ。
四神・強敵クエスト
フレンズが十分に育ったのちに挑戦するエンドコンテンツ。
四神・強敵と呼ばれるフレンズ達に挑み、力を証明することで仲間になってもらうという趣旨。
参加可能フレンズ限定やステータスダウンなどのギミックが設けられている。
サービス終了後の動き
アニメ放映時の動き
アニメの成功により、先行して展開していた当アプリが少なからず注目されるようになる。
また、アニメ版の最終回放送後、ネット上では「アプリを開くと「サービス終了のお知らせ」が出ていたのに「Now Loading」と出るようになった」「アプリが復活するのでは」と話題になった。
その後ITmedia NewsがNEXON広報部に問い合わせたところ、「Now Loadingの表示は「サービス終了のお知らせ」の表示画面を読み込むときに従来から出しているもので「アプリを復活させるために準備している」という意味ではない」「断言はできないが、ユーザーの通信環境が悪いと表示される可能性がある。アニメ終了を受けて、特別に何か演出を用意したわけではない」としている。
その一方でアプリ再開について「現在のところ決定していることはなく検討中の段階」「可能性はある」と回答しており、ユーザーから再開が期待されている。
新ゲームプロジェクト
その後けものフレンズのゲームプロジェクト【プロジェクトG】の第1弾として、新作アプリゲームが2017年夏に配信されることが発表された。
ただしNEXON版のサービス再開ではなくブシロード版の完全新作として発表されている。
またゲーム内容はアニメ版基準となる予定であったことから、当アプリ版の復活・続編物とは言えない。
そして2017年8月にプロジェクトG作品として『けものフレンズあらーむ』『けものフレンズぱびりおん』の2作品が発表され公式サイトが開設された。あらーむについてはサーバルのグラフィック等から、既報の通りアニメ版基準となっている。ぱびりおんについては当該記事へ。
ただこれらの作品は第1弾とされていたことから、これ以降のプロジェクトで復活・続編が出ることを期待する元プレイヤーも多い。
その後、2018年2月22日にアニメ版を基にしたパズルゲーム『けものフレンズぱずるごっこ』が配信された。更に同年6月7日にはひっぱりアクションにして、本アプリ以来のシナリオつきゲームである『けものフレンズFESTIVAL』が配信された。こちらもアニメ登場のフレンズについては、おおよそアニメ準拠の性格となっている。