ネタバレ注意
※この先、けものフレンズ関連作品の大きなネタバレを含みます。
すべての 輝きは やがて 消える。
失い どれほど 焦がれようと 戻ることはない
しかし 我々 セルリアンは 保存し 再現する 永遠に
また 会いたい 会える 再現 偽りでも それでも...
NEXONアプリ版
CV:井上喜久子※
※実際に声が付いたのはようジャパが初。
本作におけるセルリアン襲撃事件の黒幕でありラスボス。
全身が黒く、髪が白い人の形をしたセルリアン。
元は普通のセルリアンだったが、カコ博士の”輝き”の大半を奪い、彼女によく似たこの姿となった。
彼女とその配下たるセルリアンの存在意義、それは「いずれ失われる全ての存在の”輝き”を奪い、その”輝き”を再現し永久に保存する事」。
これはカコ博士の”輝き”である、「亡くなった両親に会いたい」という思いから始まった絶滅した動物を復元する研究にかける「熱意」を捕食され、セルリアン元来の「”輝き”を捕食する」という特性が合わさりそうなったものと思われる。
出てくるセルリアンが何かに似ているものが多いのは、おそらくそのため。
その目的のもとジャパリパークのセントラルを襲撃し、パーク中の”輝き”を奪うよう画策するが、オイナリサマとスタッフ数名が張った結界に閉じ込められる。
目的はあるが、女王自身に意思があるわけではない。
同じセルリアンでありながら、自ら”輝き”を放ちフレンズ化したセーバルとは違い、女王はどこまでも機械的で無機質的。
おそらく上記の歪曲した思想以外はすべてカコの再現であるため、意思の疎通は不可能である。
その在り方は1つの目的のもと無限に進化・増殖を続ける機械かウィルスといった所だろうか。
最後は主人公とミライ、サーバルたちフレンズに敗れ、なおも進化を続けようとしたが体が耐え切れなくなって「ぱっかーん」し、元の普通のセルリアンに戻ってしまった。
その後は危険性がほとんどなくなったと見なされ、撃破される事もなくどこかへ「すたこらさっさ」と逃げ去っていった。
なお、裏ストーリーモードでは本人は登場しないが、セーバルやサーバルに皆が構い過ぎてすっかり存在を忘れられてしまった事に怒ったカラカルによって開発された女王ロボが登場。一行の前に立ちはだかるが、サーバルとセーバルによって破壊される。
……というのは全てサーバルが気絶している時に見た夢であり、女王ロボなんて実在すらしていない(ちなみに気絶した理由はタカ達のタイム計測に付き合った際、あまりの速さに気を失った為)。
けものフレンズぱびりおん
OPムービーにて突如不穏な演出が展開される中、セルリアンの襲撃を告げる警告と共に映し出されたモニターに、ほんの一瞬だけだがセーバルと共に女王の姿が映り込んでいる。
この映像が一体何を意味するのかは現時点では不明。
女王が再びパークに現れたのか、それとも……
けものフレンズ3
NEXON時代において既に撃破されており、さらにメインストーリーシーズン2にてNEXON時代に女王の素体となっていた通常個体のセルリアンは、逃亡後にセントラルの外縁部にて駆除されていた事が語られている(なお、誰が駆除したのかは不明)。
直接登場する事はないが、劇中にて何度か名前が出てきており、当時の事件が関係者間で「女王事件」と称されているなど、その影響を未だに色濃く残している。
また、当時女王が占拠していた場所=サーバル達との最終決戦の場所になった部屋(女王の巣)は、周囲に及ぼす悪影響が未知数だった事から、その部屋だけがキョウシュウチホーの山奥深くへと隔離されている。
メインストーリーシーズン1の終盤では、パークセントラルを襲撃した巨大セルリアンが研究所内にある女王のデータを輝きとして吸収した結果、女王を思わせる禍々しい姿へと変貌し、さらに当時の事件を再現するかのように大型セルリアンを複数配置してバリアーを展開したが、所詮は女王の能力を模倣しただけに留まっていたので、当時の事件を体験していたフレンズ達も戦闘に加勢した事もあって容易に対処されている。
さらにその後、セーバルに酷似したものへ姿を変えたルーラーセルの口から度々「スベテハジョオウノタメニ」といった言葉が出てきており、彼女が女王復活のために何かをしていたのは間違いない様子。
メインストーリーシーズン2第6章では、パーク全土の輝きを急速に奪う超大型のセルリアン・ダイオウと敵対していた事が判明。先の女王事件においてダイオウが動きを見せなかったのは女王の勢力が活発になっていたためで、逆にダイオウの勢いが強くなったのは女王がサーバル達によって倒され、勢力が縮小したためである事が明らかとなっている。そして、同章のカコ編8話ラストでついに姿を見せる。ダイオウの勢力が探検隊によって撃破された事で、これから活動を再開していくと思われる。
以降、メインストーリーシーズン2第7章のネタバレが含まれています
復活した女王は、キョウシュウチホーの女王の巣に根城を構え、各地に点在するセルリアン達を支配下に置き、第2世代型セルリアンの融合種を巣の周辺に待機させ、偵察に来たラッキービーストを迎撃させていた。
そこからある程度の情報を得たカコ博士はジャパリパーク探検隊協力の元、女王の巣攻略作戦を開始。偵察のプロであるアフリカオニネズミを現地に向かわせるが、女王に感づかれて失敗。アフリカオニネズミは辛くもその場からの離脱に成功。
その後、女王は支配下に置いたセルリアンの百鬼夜行を従えてアクシマに赴き、ヤタガラスによって岩盤の中に封じられたルーラーセルを開放。その直後、女王はルーラーセルと共鳴して知性を得るが、何故かルーラーセルに執拗な攻撃を仕掛けていた。そしてそのままルーラーセルを引き連れてゴコクチホーへ進軍。その途中で何度かルーラーセルを攻撃する光景が見られた。
ゴコクチホー到着後、立ち入り禁止区域の大掃除を終えて警備隊の拠点に到着していた探検隊と遭遇。戦闘開始直前、カコ博士が直接の対話を試みるが、失敗。この時、ルーラーセルがセルリアンとして完全に逸脱した行動をとった事を「壊れた」と評価している。ルーラーセルがミライ率いる探検隊(以下分隊)に陽動され連携が取れなくなるも、隊長が率いる探検隊(以下本隊)が持つ輝きに狙いを定めて攻撃を開始する。
ルーラーセルの撃破が確認されるまでとにかく本隊は女王の陽動を続け、女王も彼らの輝きを執拗に狙うが、分隊によってアイスキャニオンに誘導され、現地のフレンズ達と合流した分隊によって大ダメージを受けたルーラーセルを見て、女王は彼女を完全に見捨てる事を宣言。そしてそのまま本隊に誘導される形でパークセントラルに来襲。
その後は、アイスキャニオンからセントラルに向った分隊と合流した本隊と交戦、その後撃破される。
そして今際の際に「命」というものに興味を抱いていたようだが……
以降、4周年直前ログインストーリーのネタバレが含まれています
それはブラックサーバルがアニマルガールになる前の話。
動物だった頃のブラックサーバルは、試験解放区で暮らしていた頃のアニマルガール達を知っていた。
そして、そのアニマルガール達がセルリアン達に襲われた事を目撃していた。
それから、ブラックサーバルは夜の闇に身を隠し、人知れずセルリアンからアニマルガール達を守っていた。
ある夜、ブラックサーバルは新しく生まれたアニマルガールがセルリアンに襲われる場面を目撃。
そのアニマルガール-ドール-を手助けし、結果的にサーバル達と引き合わせる事に成功する。
しかし、サーバル達が別行動を取っている隙に、ドールの前に新たな大型セルリアンが迫る。
そして……
そのセルリアンは、あの忌まわしき存在・女王セルリアンの姿へと変貌したのである。
考察
このログインストーリーに登場した女王は通常の女王と比べると外見が異なっている。
・黒いセルリアンのような真っ黒な身体で、髪の毛や角の先端部分が赤い(先端部分が緑の個体は立ち入り禁止区域イベントで登場。恐らく青の個体も存在している)。
・右腕の部分が通常の女王と比べて、鋭利で攻撃的になっている。
さらに、大元となったセルリアンは大型種の一つである「強化恐竜型」で、何らかの作用が働いた事で女王の姿へ変化したものと推測される。
なお、ログインストーリーはブラックサーバルがフレンズ化を果たし、2足歩行の身体に不慣れなドールと共に黒い女王を倒さんと立ち向かう所で終了。
その後、黒い女王がどうなったかは不明。
一部ではシーズン2終盤に登場した女王はこの黒い女王が力を蓄えて成長した姿なのでは?と言われていたが、後述するコンセプトデザインの情報から関連性は無いと示唆されている。
けものフレンズ3SHOP併設の4周年記念コンセプトデザイン展では、撮影禁止エリアにこの女王に関する詳細が記されている。
正式名称:黒の女王セルリアン
分類:第二世代セルリアン
女王の形状だけ模倣した個体。
女王としての性質は持たないが、第二世代カテゴリーの中では最も厄介な強さを持つ。
右腕のトゲは5本。