概要
シンオウ地方に住む少年ハレタが、神話に挑む物語である。
『月刊コロコロコミック』においては『ポケットモンスター金・銀 ゴールデン・ボーイズ』以来の本格的なストーリー作品である。
本作の作者、伊原しげかつは2005年に劇場版ポケットモンスター『ミュウと波導の勇者ルカリオ』を連載していたことがある。
初期タイトルは『ポケットモンスターダイヤモンド・パール外伝 ポケモンDP』(「物語」ではなく「外伝」)だったが、単行本では『ポケットモンスターダイヤモンド・パール物語 ポケモンDP』に修正されている。
単行本のカバーを外すと表側は一コマ漫画、裏側はカバーと連動したイラストを見る事が出来る。5巻の表側は読者を驚かす一コマ漫画になっている。
登場人物
ハレタ
本作の主人公である少年。原作の男主人公がモデルだが、容姿や髪形は大きく異なる。
元気いっぱいの野生児。森で育ったためか、最初はモンスターボールの開け方も知らなかった。また、凄まじい怪力の持ち主でもある。
一人称は「オイラ」で語尾に「〜ぞ」「〜だぞ」と付けることが多く、ポケモンと心を通わすことが得意。
ハレタがパートナーに選んだみずタイプのポケモン。中盤まで長らくポッチャマのまま進化しなかった。非常にプライドが高く、負けず嫌い。
ミツミ
ナナカマド博士の助手をしている少女。
服装こそ原作の女主人公と同じだが、緑髪のポニーテールで高身長であるなど容姿は全く異なる。
ハレタのお姉さん的存在で、あまり表には出さないがコンテストなどの華やかな舞台が好き。
実は幼い頃ギンガ団に拉致され戦うマシーンとして育てられた過去を持つ。
一度はギンガ団を裏切ったがイーブイを人質に取られたためにギンガ団に戻り、やむを得ずハレタと戦うことになってしまう。最後はハレタとの激闘の末にギンガ団と完全に決別した。
ミツミのパートナーのほのおタイプのポケモン。
シロナのガブリアスと対等に渡り合う実力を持つ。ギンガ団在籍時に、ナナカマド研究所を襲来した時にナナカマド博士から譲られたヒコザルが進化した。(おそらくこの時に、ナナカマド博士に説得されて、ギンガ団脱退に至ったと思われる)
ジュン
ハレタのライバル。名前の由来は『ダイヤモンド』の名前候補の一つであり、後にアニメ版でもこの名前が採用されている。
ミツミに惚れているがあまり相手にされずよく殴られている。
ジュンのパートナーのくさタイプのポケモン。 おそらく、ナナカマド博士から貰ったポケモンだと思われる。
コウヤ
ポケモンリーグに出場していたエリートトレーナーで国際警察の一員。
一回戦のジュンの手持ち3匹をアブソル1匹で全滅させたほどの実力者。冷徹な性格で無表情が多い。
最初はハレタと同じようにバトルを楽しむ明るい少年だったが、無理な戦いで負けてしまい、ガーディが周りの人やポケモンに対して、恐怖心を抱き始めたことがきっかけで性格が変わってしまった。
K-2
この作品のある意味名物ともいうべきキャラ。
ギンガ団のしたっぱ(男性)で、ハレタにケツを噛まれて以降、ケツが弱点となっている。(よく見ればなかなかの美尻の持ち主である。)
登場する度にケツを攻撃されたり、ケムッソを間違えて『ケツッソ』と言い間違えるなど本作屈指のネタ要員。
ちなみにK-2というコードネームは物語後半で判明したものである。