概要
スターフォックスチームの所有する主力戦闘機で、超高性能全領域戦闘機。
製作者はライラット系有数の軍事企業である「スペースダイナミクス社」。
白い胴体と翼に青い主翼の付け根が鮮やかなコントラストが特徴。
名前の由来は上から見た外見がアルファベットの『A』に見えることから(この設定は恐らく『STAR WARS』のXウィングへのオマージュと思われる)。
可変翼機で、惑星内はもちろん、宇宙空間での活動も可能。単独での大気圏突破も可能で、超高温の領域、あらゆる空間などの領域を活躍の場としている。
コックピットと機首の間に搭載されたシールド発生装置によるエネルギーシールドを装甲表面に展開することで優れた防護力を持ち、単独での大気圏への突入・離脱に応用している。スリッピーによれば表面温度は9000度までの耐熱性を持つ。
シールドの他にローリングをすることによって機体に電磁バリアを張り、敵のレーザー攻撃を弾く「ローリングシールド」という防御方法も備えている。
更に、イベントシーンで見られるものとして惑星間ワープも可能。
主にシリーズを通して自機として登場する。
最新作『スターフォックス ゼロ』では、ウォーカーという歩行型の地上戦闘形態へと変形する能力を手に入れた。開発時期における初登場は『スターフォックス2』である。『2』では、ウォーカーは水中行動も可能でありカエルのように泳ぐ。
これらの装備によって、アーウィンはライラット系において最強の戦闘機と呼べるほどの能力を与えられている
装備
前方に一門、主翼の付け根に二門のレーザー砲を装備。
最初は機首のレーザー砲しか使用出来ないが、レーザー砲の威力を高める「ツインブラスター(レーザーエナジー)」というアイテムを取得することで、主翼の付け根のレーザー砲が使用可能になる。
ただし、エネルギー効率の問題上、レーザー砲は機首と主翼のどちらかしか使用出来ず、更に翼が片方でも破損すると機首のレーザー砲しか使用出来なくなり、運動性能も格段に低下してしまう。
(この時には、SFC版の場合はツインブラスター入手時に「ウイングジャイロ」という修理アイテムを追加取得する。以降の作品ではレーザーエナジーが「ウイングリペア」という修理アイテムに変わる)
なお、レーザーは連射性の高いものとチャージしてから放つ「チャージショット」の2つがある。
また、広範囲に爆発を起こす強力な兵器「スマートボム」も搭載している(『スターフォックス2』においては他の装備へ変更されることもある)。
スマートボムやレーザーは相手にロックオンして発射することも可能。
推進機
「G-ディフューザーシステム」と呼ばれる反重力装置を装備しており、これにより急旋回や急加速減といった高い運動性能を可能にする。
因みに、64版以降の設定では、本作の敵であるアンドルフによって開発されたもので、『スターフォックス』シリーズと世界観が繋がっていると思われる『F-ZERO』シリーズにも同名の推進機が登場する。
SFC版の設定ではアンドルフが開発したものは「反重力ホバーシステム」となっており、性能はG-ディフューザーシステムには及ばない。
スマブラシリーズでは
初代から毎回登場しており、ステージの足場や背景、フォックスとファルコの登場演出(ファルコの演出は3作目から)でステージに降り立つ等原作をやったことなくてもアーウィンを知っている者は多いであろう。5作目では両者の最後の切りふだとして他のメンバーと共に総員で一斉射撃をする。
また、フォックスとファルコの必殺ワザのモチーフは、アーウィンから来ている。
通常 | ブラスター | レーザー |
---|---|---|
横 | フォックスイリュージョン/ファルコビジョン | ブースト |
上 | ○○ファイアー | 大気圏突入 |
下 | リフレクター | ローリング |
余談
- 『F-ZERO』シリーズに登場するリトルワイバーンというマシンはこのアーウィンと極めてよく似たデザインをしている。
- また、製造者がアーウィンと同様「スペースダイナミクス社」であったり、搭乗者もフォックスの父親と同姓同名のジェームズ・マクラウドという人物になっているなど、両作品を知っているファンなら思わずニヤリとしてしまうような設定が施されている。
- 『ゼルダの伝説 時のオカリナ』の没データに敵として残っている。これはヴァルバジアの動きにアーウィンのプログラムを流用した為ではないかと言われている。
- 『どうぶつの森』シリーズでは家具として登場。
- 最後の切りふだに関しては、初代から提案されていた切りふだであったと、『スマブラ』ディレクターの桜井政博が語っている。
- 『ベヨネッタ2』ではフォックスのamiiboを使うとある場面でアーウィンが登場し、果てはそのアーウィンを操作できてしまう。