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澤田亜希の編集履歴

2022-06-26 21:20:14 バージョン

澤田亜希

さわだあき

『仮面ライダー555』の登場人物。

演:綾野剛


概要

元・流星塾生の一人であり、スパイダーオルフェノクの正体。


人間性を捨てようとする激しい攻撃性を見込まれてスマートブレインにスカウトされ、後にJクロコダイルオルフェノク)の後任という形でラッキークローバーのメンバーに加入した。


オルフェノク態に関しては、スパイダーオルフェノクの記事を参照。



人物

本来は明るい性格で、仲間思いの人物であったようだが(同窓会のビデオ映像で他の塾生と談笑しながら騒いだりしていた様子からもそれが窺える)、オルフェノクに覚醒してからは、無関係な一般市民をオルフェノクの力で平然と殺害する程の冷酷な人格へと変貌した。

音楽を好んでいる様で、常に身に着けているヘッドフォンからはヒップホップ系の音楽が大音量で流れている。

オルフェノクとして人間を襲う際には、マッチを擦って自分が折った折り紙に火をつけ、それが燃え尽きるまでに相手を始末するというルールを取っている。


流星塾時代は、同期である園田真理に想いを寄せていたようだが、好意への裏返しから彼女を苛めてしまっていた。その感情が人間である事を捨ててオルフェノクとして生きる決意を阻害させていた事から、真理との再会時は彼女の命を執拗に狙い、その過程で何人もの流星塾時代の仲間達を殺害していく事になる。その「人間の心を完全に捨てる事」に固執し続ける姿は、高い攻撃性と相まって村上峡児に目をつけられることとなった。(後述)

なお、かつて真理を泣かせてしまった際は謝罪代わりに折り紙を手渡しており、これが元で真理は澤田の優しさに気づいていた。折り紙は彼の幼少からの趣味だったようで、ゲーム感覚の殺人のように見える上記のルーティンも「人間としての自分との決別」を自らに言い聞かせるためだった可能性がある。


同級生の一人である草加雅人からは、オルフェノクになった上に真理の命を狙い、他の同級生を次々と殺害している事も合わさって「お前は俺が倒す!!」とまで断言される程憎まれている。


活躍

登場時、折り紙に火をつけるルールを用いて一般市民をオルフェノクの力で殺害しており、デルタギアを巡って流星塾の仲間同士が争い合った際は、自身がデルタギアを所有していると勘違いした徳本と新井に呼び出され、真理を人質にデルタギアを持ってくるよう要求されるも、真理を助ける為ではなく命を奪う為に来た事を宣言。二人をオルフェノクの力で殺害する。


大規模な殺人行為を派手に行っていた攻撃性や、怪人の心への固執ぶりは村上から「上の上」と評されるまで見込まれ、ラッキークローバーの候補生に選ばれる。

そして正式なラッキークローバーのメンバー入りの条件として「デルタギアの奪還」を言い渡された結果、デルタギアを所有していた沙耶乾巧や草加の目の前で殺害、彼女の所有していたデルタギアは、北崎の手に渡る事になり、澤田は正式にラッキークローバーのメンバー入りを果たす。


ラッキークローバー加入後も最大の標的である真理の命を狙い、遂には彼女を呼び出して殺害する事に成功するも、その後北崎から気まぐれでデルタギアを渡された澤田は、何を思ったのか草加達流星塾のメンバーに返してしまう。

この行為について質問した村上に、人を舐めきった態度で答えれない結果彼の怒りを買う事になり、ローズオルフェノクに変身した彼に滅多打ちにされて逃亡。一転してスマートブレインから追われる身となる。


逃亡後、スマートブレインの村上直属のエージェントであるライノセラスビートルオルフェノクスタッグビートルオルフェノクの追撃を受け、そこに乱入した草加によって難を逃れるのだが、その後は言い争いをしている流星塾生達の前に現れ、同級生の一人である太田をオルフェノクの力で殺害する。

しかしその直後、真理をスマートブレインの蘇生技術で生き返らそうとした巧が現れ、ラッキークローバーに入るべくウルフオルフェノクへと変貌。徹底的に叩きのめされる事になり、オルフェノク態の武器である六方手裏剣を奪われるも、しぶとく生き延びる事になった。


その後はしばらくの間姿を消していたが、再び巧や生き返った真理の元へ姿を現し、真理に流星塾での同窓会に起きた事件の真相について語る事になる。

流星塾の同窓会で起きた事件を引き起こした張本人は、同級生の青沼の変貌したスロースオルフェノクドラゴンオルフェノク北崎)の二人で、自身もその時に他の流星塾生達と共に死亡していたのだが、偶然通りかかった巧がウルフオルフェノクに変貌して乱入。スロースオルフェノクを撃退したが、ドラゴンオルフェノクには全く適わず敗北してしまい、負傷のショックで、巧は当時の出来事を忘れてしまっていた。

その結果、巧の正体が流星塾の襲撃時に乱入したオルフェノクであった事や、真相について覚えていない事実に気付いた村上は、当時の襲撃の記録映像を「編集した上」で巧に見せる事で、自分自身が流星塾生達を襲撃したと思い込ませていたのであった。

そして襲撃事件後、その遺体をスマートブレインに回収され、スマートブレインによって体内にオルフェノクの記号を埋め込まれた澤田は、記号を埋め込まれた流星塾生達の中で唯一オルフェノクに覚醒したのだが、その自身ですらもオルフェノクとしては「失敗作」で、度重なる戦闘でのダメージで既に余命幾許も無い状態となっていた。


真相を教えてもらった巧に自身も「被害者」であると同情された澤田は、ラッキークローバーに狙われていた巧の身代わりになる形で刺客に挑むも、1対3の圧倒的不利な状況で終始劣勢に追い込まれる。

更にそこへ、自身への復讐心を募らせていた草加の変身する仮面ライダーカイザが乱入し、彼の手加減なしの猛攻撃を受けた挙句にトドメの一撃にゴルドスマッシュを叩き込まれたのが、致命傷となってしまった。

最後は真理と巧の二人に看取られ、自らのしてきた取り返しのつかない行為に後悔しながら、灰化して死亡。


「すまない。俺は…人間としても…オルフェノクとしても…生きられなかった…」


彼の死は、戦いに迷いを抱いていた巧に人間として生きて再び戦う決意を固めさせるきっかけとなった。



余談

2014年に中居正広の出演するバラエティー番組にゲストとして綾野剛が登場。平成ライダーの中の人はイケメンの一覧表にスパイダーオルフェノクも取り上げられて注目を再び集めた。


「悪の怪人ですけど、人間の心持ってたんですね。で、ライダーを守って死ぬんですよ」(綾野)


尤も、澤田は木場勇治の様にオルフェノクとしての宿命から足掻こうとせず、「人間の心を捨ててオルフェノクとして生きていく」という自分勝手な都合の為に、大勢の罪の無い人間だけでなく、真理を含む5人もの流星塾の仲間(真理、沙耶、徳本、新井、太田)を殺害している為、オルフェノクになってしまった事は不幸でも、その行いからとても同情出来る人間とは言えず、草加が激しい殺意を抱き最終的に殺害するに至ったのも無理もないと言える。


その為、綾野氏も当時の子供達からの澤田に対する評判については、


「多分、嫌われてたと思いますよ」


と口を濁していた。


また、この頃から現在の綾野氏を形作る要素の一つである並々ならぬオーラはあったようで、石田秀範監督は彼の演技について「台詞は酷すぎたが、役者に一番必要な雰囲気はあった」と当時の綾野について語っていた。


関連タグ

仮面ライダー555 オルフェノク スパイダーオルフェノク ラッキークローバー 人間体

園田真理 草加雅人

悪役化 哀しき悪役

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