革命軍
かくめいぐん
曖昧さ回避
この記事内では少年漫画『ONEPIECE』に登場する革命軍について記載されている。
革命軍の一般的な意味としては、実力行使によって権力体制や組織構造等の抜本的な社会変革を成すことを目的とした組織のことを指す。革命が成功した例も少なくないが、失敗に終わってしまう(また、失敗したと世間などに認知された)場合が多いと思われる。
ピクシブ百科事典内では、実在する・した組織に「赤軍」「国民革命軍」「ベトナム人民軍」「中国人民解放軍」「サパティスタ民族解放軍」の個別記事が、創作作品内では「宇宙革命軍」「織寺成革命軍」「革命軍の斥候チタ」「グランゼーラ革命軍」の個別記事が、それぞれ存在する。
概要
打倒世界政府を目的に暗躍する反政府組織。海賊は政府や海軍と敵対しても、政府そのものを倒そうとまではせず、その点で海賊と革命軍は異なる。
彼らにも相当な賞金首に指定される事が多く、海賊と同様に生死を問わない捕縛が求められている。
直接的な敵対関係にあるため、政府は革命軍の影響力を恐れており、トップの革命家ドラゴンを「世界最悪の犯罪者」として危険視しているが、彼と組織の手がかりを掴めずにいる。本拠地は「バルティゴ」と呼ばれる秘密の地であったが、途中ある理由からカマバッカ王国に移っている。
組織
トップはモンキー・D・ルフィの父親でモンキー・D・ガープの息子でもある「総司令官」モンキー・D・ドラゴン。不条理な社会とその未来をただそうと、世界中にその思想を広め、悪政・圧政を行う国々にクーデターや革命を引き起こしている。
序列二番目の「参謀総長」はエースとルフィの義兄弟であるサボが務めている。
各地域をまとめる「軍隊長」と呼ばれる役職があり、東西南北の海と偉大なる航路に1人ずつ、計5人置かれており、各軍隊長の下には彼らを補佐する副隊長が存在する。
王下七武海バーソロミュー・くまのように政府系機関に入り込みスパイ活動を行っている幹部もいる。
また「支部長」という役職も存在するようだが、CP9のジャブラ、クマドリ、フクロウの手によって23名(3名で済んだ、という話もあったので20名は護衛などだったかもしれないが)が消されてしまっている。
「ONE PIECE novel 麦わらストーリーズ」では世界政府などから被害を受けた難民の子供の保護をしている描写が見られた。
活躍
2年後の新世界編までは、新聞で革命軍の影響と見られる内乱が報じられる程度で、目立った活躍はなかった。
ルフィとドラゴンの親子関係が暴露されたマリンフォード頂上戦争終結後は、幹部達が招集され今度の動きについて話し合われた。また、麦わらの一味ニコ・ロビンが2年間の修行期間で革命軍に身を寄せており、本格的に本編にも絡みだした。
2年後は、近隣諸国へ武器の裏取引を行うドンキホーテ・ドフラミンゴが治める国家ドレスローザにハック、コアラ、サボが調査のため潜入した。そこで、闘技大会に参加していたルフィと接触して彼に成り代わる形で試合に参加し、亡きエースの能力である大会の賞品メラメラの実を獲得した。そして、ルフィ達の戦いをサポートしながらドレスローザの地下で生産されていた武器の輸出阻止と回収に成功した。
回収した武器の中には「酒鉄鉱(きてつこう)」と呼ばれる産出国の限られる特殊な鉱物が含まれており、秘密裏に武器製造を命じていた首謀者を突き止められる可能性が出てきた。ドラゴンはこの機を逃さないよう、各地に散らばる全軍リーダーに再び招集をかけた。
しかし、ドレスローザからの帰還に利用した船に侵入していたジーザス・バージェスからの通信を受け、黒ひげ海賊団がバルティゴを襲撃、総本部が壊滅状態に陥る事態となった。その後、何者かの情報を受けて海軍やCPもバルティゴに駆け付けた時には黒ひげ共々その姿はなく、残されていたのは廃墟と化したバルティゴだけだった。
バルティゴ撤退後はしばらく音沙汰がなかったが、ホールケーキアイランド編後に本拠地をカマバッカ王国に移したことが判明し、そこで各海に散っていた軍隊長を全員集結させて世界政府への宣戦布告についての会合を行った。
その後サボ、モーリー、リンドバーグ、カラスの四名が宣戦布告に加えて天竜人の奴隷となってしまったバーソロミュー・くまを解放すべく、世界会議が開催される聖地マリージョアに潜入。しかし、世界会議4日目に海軍大将2名との交戦が報じられたのを最後に、全員消息を絶った。