概要
1961年10月4日生まれ、東京都出身の漫画家。
入賞掲載はサンデー、初連載はマガジン、そして代表作として知られる「遊戯王」のジャンプ、と
名義を変えながらもいわゆる週刊少年誌御三家の全てに掲載経験を持っている。
2022年7月6日、沖縄県名護市の沖合でスノーケリング器具をつけたまま死亡しているのが発見された。享年60歳。死後数日が経過しており、事故死とみられている。
奇しくもこのニュースが流れた翌日の7月7日は、遊☆戯☆王の登場人物海馬モクバと遊戯王5D'sの主人公不動遊星の誕生日であった・・・・・
功績
~功績(1)~
遊戯王がアニメ化された年の長者番付において、いきなりTOP5に入った。
(長者番付というのは納税者のランキングであり、個人情報流出を危惧し2005年に廃止された制度である。)
当時の地元の市役所の人間はリストにあがった「高橋和希」という見知らぬ名前に戸惑いを隠せなかったという。
~功績(2)~
2006年に遊戯王OCGが世界で最も売れたカードゲームとしてマジック・ザ・ギャザリングを抜かしギネス登録された。
その売り上げ枚数は約246億枚で、2011年現在では計算上300億枚を突破していると推測される。
ロイヤリティ(おもちゃにかかる印税)次第では、300億円以上の資産があると思われる。
~功績(2)追記~
2011年6月現在、251億枚を突破しギネス記録を再び更新した。
関連記事:KONAMI、「遊戯王カード」251億枚突破でギネス記録更新
https://www.pixiv.net/news/topic_article.php?id=93232
なお、いわゆるカードバトルをマンガで見せマンガ以上に収益を上げる新たなビジネスモデルを築き上げた考案者であると誤解される事が多いが、和希氏はあくまでも原画や原作を行っているだけであり、そのようなモデルを和希氏自身が立ち上げたわけではない。
作風
ジョジョの奇妙な冒険シリーズの作者である荒木飛呂彦氏を敬愛しており、
作品からもその影響が窺える(遊戯王における擬音の「ドドドドド」や「ゴゴゴゴゴ・・・」など)
(荒木飛呂彦氏の元でアシスタントをしていたと誤解される事がしばしばあるがその様な事実はない。)
初期の遊戯王での作風はおどろおどろしいものとなっているが中期に入ると、
ゲーム要素をふんだんに取り入れたことも合って和希氏の趣味である アメコミタッチへと変貌を遂げる。
ゲーム部分に関しては当初は和希氏がハマっていたTRPGに近い、カードゲームとしてはかなりハチャメチャな描写が多かったのだが、商品化に伴いルールが整備された事、元々ジョジョ好きと言う事も有ってジョジョほどでは無いにしろ、段々と知的・トリックバトル的な作風となり先の読めぬ(後出しじゃんけんと揶揄される事も有ったが)バトル物としてちびっ子達の心を鷲掴みにした。
ネット上のファンからは、キャラの濃い言動や派手派手な服装・髪型、基本的に大人が「少年少女の敵対者」ポジションであるために毒親と問題教師のバーゲンセールになっている、といった作風の特徴がネタにされやすく、「カズキングダム」と呼ばれたりしている。
連載が終了したのち、現在は漫画家として活動はしていないが、近年Vジャンプの表紙絵を飾っていることもある。
その作風は以前のものと大きくかけ離れ、アナログ作画からデジタル作画へと変化しており
線画がない油絵のような描写になっている。pixiv内ではこれを和希塗りと呼んでいる。
とはいえ、「TRANSCEND GAME 遊戯王」では当時の画風に近い作画で描いており(「似てる!?どぉ、似てる!?ねぇ!バクラ!バクラ似てる!?」なときもあったものの)、描こうと思えば当時に近い画風で書けるのかもしれない(Vジャンプ表紙ではアニメ塗りに近い画風で描くこともある)。
漫画
高橋和希名義
- 遊戯王
- DRUMP(ドランプ)
- THE COMIQ
- SECRET REVERSE
高橋かずお名義
高橋一雅名義
- 闘輝王の鷹
- バトルマインド
- 天燃色男児BURAY
遊戯王における活動履歴
10thアニバーサリー 劇場版 遊☆戯☆王 ~超融合!時空を越えた絆~
原画マンとして作品に参加している(ヒントはアテム)。EDテロップに名義あり。
メインキャラクター・モンスターデザイン。
単行本遊戯王最終巻にそのスケッチが掲載されている。また大まかな世界観も創案している。
メインキャラクター・モンスターデザイン。
D・ホイールのデザイン、大まかな世界観の創案。
メインキャラクター・モンスターデザイン。大まかな世界観の創案。
製作総指揮・脚本・キャラクターデザインを担当。
また表遊戯がデュエルディスクを装着するシーンの作画を担当。
- ゲームタッグフォースシリーズ
モブキャラやゲームオリジナルモンスターデザイン。
モンスターデザイン。
連載当時は原作のモンスターがそのままカードにデザインされていることが多かった。
また、GBソフト時代では 多数のモンスターデザインを提供している。
単行本のおまけページのカット絵にそのラフスケッチが見られる。
□その他…
使用デッキ
一応、和希氏はOCGプレイヤーでもあり、【エクゾディア】や【青眼の白龍】等の使用が確認されている。
特に後者ではかつてVジャンプの付録となった直筆イラストの青眼の白龍を使用しており、他自身がデザインしたブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴンなども含め、リアルペガサス状態となっている。
他の遊戯王漫画作品を描いている方々も自身のデザインしたカードを使用している例はあるが、和希氏の場合はさらにその上を行っていると言えよう。
関連人物
大島やすいち…師匠。和希氏がかつてアシスタントとして仕事に参加していた。
スタジオ・ダイス所属(アシスタント)
後にカードファイト!!ヴァンガードでも関わることになる。
遊戯王以外だとストライクZONE!やコミカライズ版逆転裁判を描いていた。
後に作画としてカードファイト!!ヴァンガード ターナバウトが月刊ブシロード9月号から連載開始。
伊藤彰氏はネーム原作として関わるので、まさかの遊戯王以外での共同制作となる。
現在は遊戯王OCGストラクチャーズがVジャンプで連載中。
友永晃浩…遊戯王Dチーム・ゼアル、遊戯王ARC-V最強デュエリスト遊矢!!、ぬるりんカリスマ!ゴキボール!!。
上記の佐藤雅史氏とは遊戯王5D'sで一緒にモンスターデザイン協力を27話から関わっていた。
原作遊戯王完結後もアシスタントたちは遊戯王関連作品を描いている。
その他
遊戯王ARC-Vではキャラクターデザイン原案を担当している。
澤井啓夫(ボボボーボ・ボーボボ著者)
1ページだけだが武藤遊戯をコラボとして描き下ろした。
ちなみにアニメでは大人の事情でやむを得ず変更されている。
逆に原作遊戯王にはあちらのアイテムである「ぬのハンカチ」を登場させている。
自身の作品『守れ!しゅごまる』の作中で、度々遊戯王ネタを取り入れており、しまいにはラスボス戦を完全に遊戯王のデュエルにしてしまうほど。
外部リンク
スタジオ★ダイス HP
サイト内には 和希氏制作のオリジナルアニメBUTTONやそのフィギュアを公開していたり、
文庫版遊戯王の表紙絵・未公開イラスト、歴代遊戯王のラフスケッチや漫画などが掲載されていた。<※現在一時休止中>
インスタグラム
https://www.instagram.com/studio_dice/?hl=ja
インスタグラムで遊戯王も含めた様々なタイプのイラストを描いている。
ガチなものから、時事ネタ、投稿者コメントを含めてネタに走ったものなどがある。
現在でもイラスト投稿を続いているのでファンにとっては必見である。