リュウオーン「邪機竜グランド、起動!」
概要
リュウオーンがクエスターと結託して開発した大邪竜の強化型である邪機竜。
赤いティラノサウルスが戦艦を思わせるパーツで重武装した様な姿を持つ。
無数の強力なキャノン砲に加えて、体内で大量の大邪竜ゾラドで生成する(レムリアの太陽と接続する事で外部に照射し基地を作り出す事も可能)能力を持ち、口からアルティメットダイボウケンのアルティメットブラスターと相殺できる光線「グランドブラスター」を放ちある程度のホバー飛行も可能と攻守共に隙の無い強敵。ただし、その高過ぎるポテンシャル故に起動には膨大な量のエネルギーが必要であり、ゴードムエンジンだけではそれもままならず、強力なエネルギー装置であるプレシャス「レムリアの太陽」が動力源として必要となっている。
活躍
上記の通り、動力源として必要な「レムリアの太陽」を入手するべくリュウオーンはクエスターと結託。菜月が10万年前に滅びた筈の古代レムリア人の生き残りだった事に気づいていたクエスターがレムリアの太陽が彼女をコールドスリープさせていたと推測しボウケンジャーを誘き寄せようと街中で破壊活動を始める。
そして駆け付けたボウケンジャーと大剣人ズバーンの7名と交戦に入るや、主導者であるリュウオーンとの合体技「アナザースペイシス」で苦戦させ、ブラックとイエローを拉致した。
斯くして、真墨に菜月が眠っていたレムリア遺跡へ案内させ、推測通り遺跡に残されていたレムリアの太陽をリュウオーン達は入手、更に菜月に素性を告げて動揺した隙を突きレイの術によって洗脳する。
彼女にレムリアの太陽をセットさせた事でグランドは遂に起動し、駆けつけたボウケンジャーに対しレムリアの太陽に呼応したズバーンも参戦して迎撃にかかる。
ズバーンがサイレンビルダーを撃破、その驚異的なパワーと無数のゾラドでアルティメットダイボウケン(ブラックとイエローが不在で出力不調だったとはいえ)を合体解除に追い込むが、出動したゴーゴーボイジャーの砲撃でゾラドを一掃される。
負けじとゴーゴーボイジャーを返り討ちにしようとするグランドだったが、レムリアの太陽に秘められたエネルギーが切れた為にその場は撤退。
その後、菜月の生命力をレムリアの太陽に吸収させるも、真墨の必死の説得によって菜月は正気に戻り、レムリアの太陽もエネルギー吸収が不完全に終わってしまった。
それでも十分にエネルギーの貯えられたレムリアの太陽によってグランドは再起動するが、ゴーゴーボイジャーの一斉砲撃を受けて怯み、更に超絶轟轟合体したダイボイジャーの自身を遥かに上回る戦闘力とパワーに為す術も無く圧倒された末、止めのアドベンチャーダブルスクリューを喰らい爆散した。
余談
- モチーフはティラノサウルスと戦艦、そして『未来戦隊タイムレンジャー』のブイレックス(このためティラノサウルスがモチーフでありながら前足は3本指である)。モチーフ繋がりで言えばレイに洗脳された状態の時に菜月は「我は、未来を侵略する」と口にしていたが、其処からは「未来を守るブイレックスが逆に未来を侵略する兵器になっている」と言う皮肉が感じられる。
- グランドが登場したTask.33、34にて、『五星戦隊ダイレンジャー』のキリンレンジャー/天時星・知役の土屋圭輔氏がリリーナ(菜月の本名)の父親役、そして『電磁戦隊メガレンジャー』のメガイエロー/城ヶ崎千里役のたなかえり女史が母親役としてゲスト出演しており、両者とも戦隊メンバーのイエローを演じた共通点がある。
関連タグ
轟轟戦隊ボウケンジャー ネガティブシンジケート ジャリュウ一族
ドグラニオ・ヤーブン:赤いティラノサウルス繋がりの敵のラスボス。
恐竜戦車:同じく恐竜と兵器の合体怪獣繋がり。