「海賊王におれはなる!」
「伝説の大海賊ウーナンが隠した“伝説の秘宝”ついに発見?!」
概要
| 作品名 | ONE PIECE ワンピース |
|---|---|
| 監督 | 志水淳児 |
| 脚本 | 島田満 |
| ゲスト | 笠井信輔、境鶴丸、伊藤利尋（共にフジテレビアナウンサー） |
| 主題歌 | きただにひろし「ウィーアー!」大槻真希「memories」 |
| 公開日 | 2000年3月4日 |
| 上映時間 | 51分 |
| 興行収入 | 21.6億円 |
| 同時上映 | デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム! |
| 次作 | ONE PIECE ねじまき島の冒険 |
2000年3月に東映アニメフェアの1本として公開された、『ONE PIECE』最初の映画作品。
本作は、テレビアニメ版や次作以降のONE PIECEの映画はデジタル製作であるため、テレビアニメ放映前に製作された『倒せ!海賊ギャンザック(1998)』を除けば、アニメONE PIECEシリーズの中で本作は唯一のセル製作である。また、20世紀に公開された映画では唯一である。
また、麦わらの一味は、モンキー・D・ルフィ・ロロノア・ゾロ・ナミ・ウソップの4人しかいない頃の作品であり、ウソップとゴーイングメリー号はTVシリーズに先駆けて登場した(ただし、本作の初公開直後に、TVシリーズにもレギュラーとして登場)。
シロップ村編とバラティエ編の間のサイドストーリーとなっているが、EDにのみバラティエとサンジが一瞬だけ登場する。
さらに、劇場版ONE PIECEとしては、本作にのみ正式なオープニングが存在する(GOLDの「GOLD & JIVE 〜 SILVER OCEAN」とREDの「新時代」はスタッフクレジットが無いため、扱いとしては劇中歌に近い)。
映像はOPはTVシリーズで使用されていたものをほぼそのまま使用されたもの。一方EDは原作の扉絵などをもとに製作されたものである。
ちなみに、本作が公開されたのは、テレビアニメの放送開始からなんとわずか半年後の事である。
子供たちを中心に大いに盛り上がりオープニング中にウィーアー!を大合唱した劇場もあったとか。
あらすじ
伝説の大海賊ウーナンを追い求める少年トビオと出会ったルフィたちは、一路ゴーイング・メリー号を黄金の島へと向ける。だがその行く手には、悪魔の実を食べた海賊エルドラゴが立ちふさがり…。
登場人物
麦わらの一味
- ナレーション（CV.大場真人）
オリジナルキャラクター
- トビオ
CV.今井由香
ウーナンに憧れる少年。
おでんばっかり作っている岩蔵のようになることを嫌い、ウーナンの手下になって海賊として活躍することを夢見ている。
何度目かの家出の途中でルフィ達と出会い、ウーナンと彼の黄金を探す冒険に巻き込まれるが、その中で岩蔵の真実を知り、彼がウーナンと変わらぬ誇り高い男であることに気づく。そして、エルドラゴとの決着とウーナンの発見を経て、改めて夢を探すことを決意する。
- 岩蔵（がんぞう）
屋台船でおでん屋を営む頑固オヤジ。トビオの祖父。
おでんの腕は超一流で、ルフィが「世界一」と絶賛するほど。そのうえ、商売が成り立っているのか怪しいぐらいに安い。
海賊に憧れて家出を繰り返すトビオに頭を悩ませている。
実は黄金の大海賊ウーナンとは浅からぬ仲で、物語が進むにつれてそれが明らかになる。
CV.内海賢二
黄金に執着する海賊。詳細はリンク先参照。
岩蔵とエルドラゴの声を演じた中の人は、『きかんしゃトーマス』でも共演している。
- ゴラス
CV.不明
エルドラゴに金で雇われている剣豪。歩合制なのか、ことあるごとに細かく金貨を支払われている。
インディアンのような恰好をした非常に大柄な男で、ゾロの背丈ほどもある巨大な刀を軽々と振り回す怪力の持ち主。土砂崩れでふさがれた道を刀の一振りで文字通り「切り開く」など、その高い実力はゾロもが認めるほど。
しかし、実は金で雇われている自分を心の奥底で恥じており、そこから生じた隙を突かれて、ゾロの前に敗北した。
- ダニー、ドニー、デニー（ハイエナ三人衆）
CV.笠井信輔、境鶴丸、伊藤利尋（フジテレビアナウンサー）
エルドラゴの手下の小悪党3人組。次回作にも登場する。
かつて“東の海”で活躍した「黄金の大海賊」。懸賞金6000万ベリー。
詳細はリンク先参照。
関連タグ
それいけ!アンパンマン - 同じくテレビアニメ化から、わずか半年で映画化され、こちらの方は2020年を除いて現在でも毎年続いている。
