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HHHの編集履歴

2022-08-30 20:48:08 バージョン

HHH

とりぷるえいち

HHH(ハンター・ハースト・ヘルムズリー)とは、WWEで長年活躍しつづける名ヒールレスラー。現在はエクゼクティブが主である。

I am the GAME!!


曖昧さ回避


人物

1969年7月27日アメリカ合衆国ニューハンプシャー州ヨシュア生まれ。193cm120kg。本名ポール・マイケル・レヴェック(Paul Michael Levesque)。

これまでに数多くの名ヒールを輩出してきたWWEでも屈指のヒールであり、集めるブーイングの音量の大きさ、そしてそのブーイングに込められた称賛・敬意の大きさも相当なモノと言うスーパースター(WWEではレスラーとは基本的には呼ばない)。

往年の名手「リック・フレアー」の後継者を自称している一方、リング上のマイクパフォーマンスでは自らをゲームマスターとし、「The GAME」と名乗る事が多い(実際掲げられるプラカードは“The GAME”となってるものが多い)。

プロ意識の高さからリング内外から尊敬を集めており、中でも右大部の筋を断裂すると言う重傷を負いながらも、逆エビ固めを受けた上できっちり試合を成立させた試合は、本国アメリカのみならず、日本のファンもその雄姿に涙した。


来歴

WWE入団前

地元の高校を卒業後、同じ地元のスポーツジムのトレーナーとして就職。共同マネージャーにまで上り詰める。

またその一方で14歳からボディビルに励んでおり、1988年にアマチュアながらタイトルを獲得している。


1992年にインディー団体にて原始人キャラの“テラ・ライジング”としてプロレスデビュー。同団体の王座を獲得している。


その団体が活動を停止した後、1994年に当時WWF(現・WWE)のライバル団体であったWCWに移籍。当初はリングネームは“テラ・ライジング”のままコスチュームなどをマイナーチェンジしてリングに上がっていたが、すぐにフランスの没落貴族キャラに変更し、リングネームも“ジャン=ポール・レヴェック(Jean-Paul Levesque)”に改名した。そしてイギリス貴族をキャラにしていたスティーブン・リーガル(現・ウィリアム・リーガル)と貴族コンビを組んで試合に臨んでいたのだが、ブレイクするには至らなかった。

ちなみにこのフランス貴族キャラは彼の本名であるレヴェック(Levesque)がフレンス系の名前である事から付与されたものである。


同団体のタッグ王座に挑むストーリーラインが用意されてはいたが、WWFからオファーを受けた事からトライアウト(入団テスト)にイギリス貴族キャラで挑み、見事合格した事からWWEへと移籍する。


WWE入団、そしてTheGAMEへ

1995年コネチカット州の似非貴族“ハンター・ハースト・ヘルムスリー(Hunter Hearst Helmsley)”としてWWFマットデビュー。


当時は抗争相手だったアラバマの養豚農夫キャラの“ヘンリー・I・ゴドウィン”(実はWCW時代の同僚である覆面レスラーの“シャンハイ・ピアース”の変身。但し、WCW時代はHHHがメインロースターのメンバーだったのに対し、ゴドウィンはTVマッチ要員で扱いには差があった。特にゴドウィンは相棒の“テックス・スラシンジャー”とのタッグでTVマッチで主にセミやメインに登場していたが、TVマッチ要員であったのでタイトル戦とは無縁であり、その事に不満を募らせていた。)から試合中に豚の餌を頭からぶちまけられたり、会場内に特設された小屋で餌や糞塗れになって試合をする等、現在ではとても信じられないような汚れキャラだった。


1997年。彼にとって最大の転機が訪れる。当時絶大な人気を誇ったHBK(HeartBreakKid)ことショーン・マイケルズらと共に、ユニット「D-Gereration X(DX)」を結成。ここでリングネームを現在の“HHH(Triple H)”に改名。一躍トップレスラーの仲間入りを果たす。

翌年ショーンが負傷による長期離脱を余儀なくされた為に、代わってDXのリーダーとなる。

ベビーフェイスとして支持を集め始めた1999年に、DXを裏切りヒールへ転向。同年の8月23日に念願の世界ヘビー級王座を戴冠。

この時期辺りから試合運びが現在のような冷徹・狡猾なモノになり、2001年頃から現在のニックネーム「ザ・ゲーム」を名乗るようになる。


また、このとき“(アングル上で)略奪婚した”ビンス・マクマホンの娘、ステファニー(Stephanie McMahon=Levesque.ギミック上の姓はHelmsley)と本当に結婚。女児を授かる。


現在は役員として籍を置いており、興行の運営やカードの発表などを行いつつ、悪の運営サイド『オーソリティー』として暗躍し、自分を批判したドルフ・ジグラーコーディ・ローデスを解雇したり(飽く迄ストーリー上の話)、ザ・シールドを裏切って自らに阿ったセス・ロリンズ(後に裏切っている)を厚遇したり、気に入らないランディ・オートンを甚振ったり(以前にも裏切っている)、同じく気に入らないダニエル・ブライアンに無理難題を押し付けたりなどの好き勝手をしていた(いずれもストーリー上の話です)ので、WCW時代の好敵手であるスティングに狙われたりしていた。


長らく現役として籍を置き続けていたトリプルHだったが、2022年に遺伝的な心疾患を理由に選手として引退を発表した。


役員として

若手の育成に非常に熱心であることに定評があり、それまで新人発掘番組であったNXTを2軍養成所扱いだったFCWと合体させて新生NXTを発足させたのもトリプルHである。

結果、演出やパフォーマンスに頼らず、1軍であるRAWやSDでは使用できない危険技が飛び交うNXTは、今までWWEが取りこぼしてきた「コアなプロレスファン」から高い評価を受けることとなり、オリジナルPPVである「Takeover」が開催されるなど、NXTはWWE第3のブランドとしての地位を確立した。

この功績はビンス・マクマホンも高く評価しており、NXTの運営をトリプルHに一任している。


クリエイティブ部門責任者として

2022年、長らくCEOとしてWWEを取り仕切ってきたビンス・マクマホンがスキャンダルにより辞任、妻のステファニーがCEO職を引き継いだのに続き、トリプルHもタレント・リレーション部門及びクリエイティブ部門の責任者に就任。

クリエイティブ部門を任されたトリプルHが取り組んでいるのが、2021年度に解雇されていた選手の呼び戻しや、ブッキングの改革。

8月のPPVサマースラムで、2021年に解雇されていたダコタ・カイと8月の契約満了による退団が噂されていた紫雷イオの一軍昇格を皮切りに、カリオン・クロスヒット・ロウジョニー・ガルガノデクスター・ルミスといった2021年に解雇されたレスラーを次々と復帰させる、番組でもより高いレスリング技術を持つレスラーの出番を増やす、元DXの盟友で共にNXTを仕切っていたものの解雇されていたロード・ドッグをクリエイティブとして再雇用するなど、選手を中心とした改革を次々と実施している。


得意技

ペディグリー(Pedigree)

「血統」を意味する。

トリプルHのオリジナル技であり、代表的なフィニッシュ・ホールド。

ダブルアーム・スープレックスの状態からやや後方にジャンプして膝で着地し、自分の股に挟んで固定している相手の顔及び体の全面をマットに叩きつけるダブルアーム式のフェイスバスター。

使い始めた頃は相手の腕をロックしたまま落とすパイルドライバー形式を使っていたが、受け手への配慮に欠けている為に改良が加えられ、現在は着地寸前に腕のロックを外し双方に衝撃が少ないフェイスバスター形式のものを使っている。

なお、腕のロックを外さないパイルドライバー式をガチグリーと称することも。


ヘディグリーと聞いて、ペットフードを思い浮かべるかトリプルHを思い浮かべるかで、一般人とアメプロヲタの判別が出来る…と言うのは全くの余談。


スレッジハンマー

ピンチに陥り困窮した時などによくリング下から取り出して使用する、トリプルH最大の必殺技…と言うか武器。一部ではネタ気味にトリプルHの最高の親友とも。

凶器なので行為自体が反則である。反則が認められていない試合形式でも使用する場合がある。


関連動画

TheGAMEと名乗り始めた辺りから使用された入場曲。曲名もズバリ「The GAME


ある大会でのトーナメントを制覇した後から使用された入場曲。曲名は「King of Kings」

どちらもイングランドの有名なバンドであるモーターヘッドが楽曲を担当している。

トリプルH自身もモーターヘッドの大ファンであり、レッスルマニアの入場で生演奏をしてもらったこともある。

なお、現在は選手として出撃する時のみ「The Game」を使用し、それ以外の登場では「King of Kings」を使用するといった具合で入場曲を使い分けている傾向にある。


こちらはレッスルマニアでの入場シーン。

トリプルHのレッスルマニアの入場は非常に凝った演出に定評がある。

・・・・・のだが、なんかダサいともっぱらの評判。


関連タグ

Blade2004年映画の3作目グリムウッドを演じる(日本語版は蝶野正洋が吹替えを担当)。

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