The Hounds of Justice
概要
WWEのファーム団体「NXT」に所属していたディーン・アンブローズ、セス・ロリンズ、ロマン・レインズの3人により結成。
2012年11月18日、WWEのPPV「サバイバーシリーズ」のメインイベントCMパンク、ライバック、ジョン・シナによるWWE王座の三つ巴戦の最中、突如として観客席より現れライバックを襲撃、その隙をついて王者であるCMパンクがシナをフォール、その勝利に貢献したのが始まり。
3人は翌日のRAWでザ・シールドを名乗り、自分たちを「正義の番犬(猟犬)」だとした。
また当初、CMパンクとそのマネージャーであるポール・ヘイマンはザ・シールドとは無関係であると主張したが、後にパンクの王座を守ろうとしたヘイマンの命令であったと判明する。
その後、最高責任者トリプルHとステファニー・マクマホンが組織したオーソリティーに加入するが、2014年3月17日のRAWで、ジェリー・ローラーへの攻撃を命令するケインを逆に攻撃して離反、ベビーターンした。
しかし、6月2日のRAWでトリプルHが「プランB」を告知するや、ロリンズが裏切りチームは解散となった。
それから3年後の2017年8月、RAWタッグ王者であるシェイマス、セザーロに襲撃されたロリンズとアンブローズが結託、前者2人との抗争を開始する。
その最中、レインズとザ・ミズの抗争が勃発、両者の試合中にシェイマスとセザーロが介入しミズを支援したことから遂に3人が結託、再結成するに至った。
但し、直後にレインズがおたふく風邪で半月ほど休業したり(PPVではカート・アングルが、ハウスショーではトリプルHが代役を務めた)、12月にアンブローズが右腕を負傷し長期欠場したため、再結成ではあまり活躍できなかった。
2018年8月にアンブローズが復帰。ようやく再始動という矢先の同年10月、今度はレインズが11年前に患っていた白血病を再発し闘病生活に入ることとなった。さらに同日、残されたロリンズとアンブローズがRAWタッグ王座を獲得するも試合後にアンブローズがロリンズを裏切り、後日行われた防衛戦も放棄(ロリンズが一人で戦うも敗れ王座陥落)、その一週間後アンブローズがザ・シールドのコスチュームである防護ベストをガソリンで燃やし、ザ・シールドは事実上消滅してしまう。
しかし、2019年2月25日、白血病が寛解したとしてレインズが復帰。その翌週にアンブローズがバロン・コービン、ラシュリー、ドリュー・マッキンタイアの3人に襲撃を受けると、レインズとロリンズが救出に現れる。アンブローズは悩んだ末にシールド再結成に応じた。
アンブローズの同年4月末での退団予定により、3月のPPVの試合がシールドとしての最後の試合となる。
得意技
トリプルパワーボム
アンブローズとロリンズが相手の脇に首を入れて持ち上げ、レインズが脚を抱えて、三人がかりで落とすパワーボム。
レインズが「WOW!」と雄叫びを上げてから抱えるのが特徴的。
余談
- 服装は黒の防護ベストに黒のミリタリーパンツとブーツであるが、当初予定されていた服装はタートルネックに警察の防護盾を装着したもので(タートルネックは初登場時に着ている)、デビュー直前に変更になったとされる。
- テーマソングの導入で流れる単語「Sierra, Hotel, India, Echo, Lima, Delta」とは、無線でアルファベットを確実に伝える為に使われるNATOフォネティックコードと呼ばれる単語。各単語の頭文字を繋げて「SHIELD」という意味になる。
- CMパンクは後に、このアイデアは元々自分が考案したものであり、自分を守る役としてメンバーはセス・ロリンズ、ディーン・アンブローズ、カシアス・オーノの3人を提言していたとしている。
関連動画
テーマ曲「Special Op」
この曲をバックに観客席の階段から入場するのがシールド流
First Look - Destruction of The Shield preview(2015)
The Shield reunite: Raw, Oct. 9, 2017