コンパイルハートより発売された、やり込み系RPG。
新稲船敬二(稲船敬二とは別人)が総合プロデューサー、ナナメダケイがキャラクターデザインを担当。
主人公のシュシュ・インフィニット一行が、『七耀界』と呼ばれる世界を全て征服しようとするハチャメチャストーリー。
レベル9999、億超えダメージ、キャラメイク等、日本一ソフトウェアの某やり込みSRPGと似通った部分があるが、日本一ソフトウェアとは一応関係無い(但し、音楽として佐藤天平が、汎用キャラデザインとして原田たけひとが関わってはいる)。
ストーリー
宇宙で目覚めた記憶の無い少女シュシュはその時眼前に見えた七つの世界に興味を抱く。そこに偶然現れた元悪魔の天使アルティスはシュシュを訝しがりながらも、その世界が七耀界と呼ばれる世界である事を伝える。絶対神と自称するシュシュは七耀界を気に入り、その世界を我が物にしようと考え、また同時にその時偶然二人の元に現れたリュートを虜にし(下僕化)、艦を獲得。七耀界を征服しようと動き出すのだった。
特殊システム
下僕化(下僕転生)
主人公であるシュシュのみが使える能力。自分に惚れた対象を下僕化することで下僕にしてしまう能力を持つ。下僕化した相手は相応に実力があれば元の姿を維持することが出来るが、そうでない場合はシャンプルへと姿を変えることになる。シャンプルとなった場合はシュシュにいいように使われる事が多い。
性格変化
主人公であるシュシュのみが使える能力。自身の姿と性格を変える。元々のシュシュの性格は「わがまま」に分類されるが、当然、わがままなシュシュに全ての相手が萌えるわけではない、という理由から性格を変えることが出来る。なお、シュシュにとっては性格変化は造作もないことのようであり、他者も性格変化が出来るものだと思い込んでいた。
Gキャッスル戦
ストーリー上の一部、及びムゲンフィールドでランダムで発生。シュシュ達の艦であるGキャッスルと対戦相手の船との1対1のバトルとなり、自身の行動と相手の行動によって戦闘の結果が変わり、どちらかの艦のHPが0になると終了。ストーリー上で発生するものの場合はGキャッスルのHPが0になるとゲームオーバーとなる。相手の行動はリュート、または敵のメッセージで大体の予想は出来る。
- 基本的に攻撃、速攻、貫通、反射、吸収がある
- 速攻を選ぶと相手の貫通の威力を下げる事が出来る
- 貫通を選ぶと反射、吸収を無視出来る
- 反射を選ぶと攻撃、速攻を反射できる
- 吸収を選ぶと攻撃、速攻でダメージ分のHPを吸収出来る
クリスタル
戦闘に於いて出現する。大きなクリスタルが大クリスタル、小さなクリスタルが小クリスタルであり、大クリスタルはバトルフィールド全体、小クリスタルはクリスタルの周囲に特定の効果を及ぼす。ダメージを与える、またはシュシュの萌え殺しにより破壊(シャンプル化)することが出来る。クリスタルを萌え殺しして破壊やシャンプル化するとそれぞれのクリスタルの効果範囲内にいるモンスター全てに対して同様の効果を生じさせることが出来る(具体的には大クリスタルをシャンプル化するとその時点で全てのモンスターがシャンプル化する)。
吹き飛ばし
戦闘でスキルを使う際に設定出来る。吹き飛ばす事で、敵の位置を変えることが出来る。吹き飛ばした敵はクリスタルや別の敵、味方などにぶつかることで追加ダメージを与えることも出来る。また、クリスタルについては直接攻撃をすることが出来ず、吹き飛ばしによる衝突によってダメージを与えるしかない。また、スキルによっては上空に打ち上げることも可能であり、空中を狙う事も出来る。
ムゲンフィールド
次々と連戦をしながら深層を目指す特殊なダンジョン。敗北してもゲームオーバーにならない。某やり込みSRPGでいうところのアイテム界のようなものでありキャラクターの強化、にはうってつけ。
キャラクター
シュシュ・インフィニット
絶対神を自称する不思議な少女。七耀界が綺麗という理由だけで七耀界を征服に乗り出す。しかしながら決して悪というわけではなく本人の性格通りわがまま、なだけである。性格変化により7つの別の性格に変化するが、基本的に中心となるのはこの性格である。
ドS
最も大人びたシュシュ。文字通りドSであり胸がでかく妖艶。好戦的であるが甘党でもある。
ドM
元々とほとんど変わらないが青髪で常に泣き顔。しかしながらいぢめられることに快感を覚える。
ツンデレ
デレがほとんど無い性格。絶対領域だったり腕組みだったりと色々とツンデレっぽくはある。
天然
ボーッとしたような性格。マイペースであり会話を成立させるのは至難の業。
元気
常に走り回る無邪気な性格。スタミナは尋常では無いため彼女に合わせるのは困難。
寡黙
ほとんど話さない性格。ただし一度話し出すとかなりの毒舌家。他者の話を聞くのは苦手ではない。
清楚
最もまともなシュシュ。お淑やかであるが個性がないことを悩んでいるとか。
アルティス
元悪魔の大天使。悪い事をする度に結果として良いことをしてしまった結果、天使に転生させられ魔界を追放された経緯を持つ。シュシュの世界征服を利用して悪魔に返り咲こうと考えている。他者をいぢめることが好きである。
リュート
シュシュの下僕第一号。艦であるGキャッスルを奪われた上でシュシュに扱き使われているがシュシュのことが大好きでたまらないため気にしていない。
シャンプル
シュシュが下僕にした者の成れの果て。シュシュにいいように使われているが、下僕となっているため喜んでいるようである。ちなみに、温泉では身体を擦るために使われたりもしている。
ベルリオーズ
シュシュ同様に下僕化の能力を持つ謎の少女。ある目的の為に下僕化を進めており、シュシュとはライバルのような関係。
ソゥル・スカイハート
日耀界の勇者。強力な剣技と魔法を使いこなす、如何にも勇者、と言った存在。勇者である自分を好いており敢えて魔王を倒さないでいるらしい(魔王を倒すと勇者では無くなる、という考え方はなかなか興味深いものがある)。如かしながらパーティの女性を水着姿にして連れ回すのが好きという変な趣味を持っており人望は薄い。余談であるが彼に纏わる話はドラゴンクエストシリーズの勇者に近いところがある(水着、壺をとにかく割る、マリナにぱふぱふを求めるなど)。
シャンディ・サンシャイン
日耀界のお姫様。モンスターに囚われていたところをソゥルに助けられたが、その後は水着姿で連れ回された結果、城には返してもらえないようである。上品で清楚であるが百合気質であり、女性に虐められる事に快感を覚える(その為、シュシュによって下僕化された後はシュシュの事をお姉さまと呼んでいる)。
十六夜月香
月耀界の勇者。巫女服姿であるが勇者らしいことはしていないため、他の人はほとんど彼女が勇者である事を知らない。実は見た目に反してかなりの怪力であり、巨大な岩も軽々と持ち上げる。魔王である白銀の事を尊敬しているが本人を目の前にすると緊張してしまいぶっ飛ばしてしまうため避けられている。
白銀
月耀界の魔王。男気溢れ頼れる性格であるが、見た目から悪人と思われやすい。29歳であるがリュートからは外見から40代だと思われていた。月香が勇者らしい事を行っていないのと同様に、魔王らしい行動はほとんどしていないが、月香に出会う度にぶっ飛ばされてしまうことから自分を倒しに来たと勘違いしており、こそこそと逃げ回っている。意外にも女性に罵られることが好きである。
エルカ
火耀界の勇者。種族は悪魔。強烈なナルシストであり女の子にはとにかく声を掛け、全ての女性にもてていると勘違いしている。しかしながら男にすごまれると逃げてしまうヘタレである。魔王であるアレスの事も口説いているが相手にはされていない。実はリュート以上に艦の操縦が得意である。
アレス・レーヴァンティン
火耀界の魔王。アイドル的な人気を誇っていて目立った格好をしているが、たまには地味な服も着たい複雑な年頃である。キャラが被っているシュシュのことを一方的にライバル視している。エルカの事はキモいと言っている一方で、シュシュによって下僕化させられたあとは気になっている様子である。
マリナ・カナンベール
水耀界の勇者。勇者という自覚はあまり無く遺跡の探検を行っている。クセがある者が多い勇者や魔王の中においては比較的常識人であるが生粋のドジっ子であり、地図を読み間違えるのは日常茶飯事、リュートに言わせれば物理法則を逸脱したドジっ子である。また、新しい魔法を思いついて実験して爆発させることも日常茶飯事。かなりの巨乳である。
ウェルシュ・ココット
木耀界の勇者。勇者になったばかりであり勇者としての力はまだほとんど無い。ボクっ子であり、大の女性好きであるエルカですら最初彼女のことを男の子だと思っていた。魔王であるシャルルとは双子の姉妹であり、一緒に暮らしている。
シャルル・ココット
木耀界の魔王。ウェルシュ同様に魔王になったばかりであり力はほとんど無い。魔王になったことから一人称を我、に改めくぐもった口調で話すようになった。まず形から入るタイプである。
ディース・ヴァンガード
金耀界の勇者。金耀界の危機を救うために奔走している最も勇者らしい事をしている勇者である。如かしながら早とちりしたり言葉遣いが荒いところがあったりするのが玉に瑕。実はサイボーグであるがスタイルはかなりよく(説明によると全勇者、魔王の中で最もスタイルは良い)、シュシュなどから言わせれば胸はかなり柔らかいようである。防水であるため温泉に入ることは出来る。食事は摂らなくても良いが摂ることも可能。但し塩分を摂ると錆びてしまうらしい。