概要
モブ男とは、『全力回避フラグちゃん!』の登場人物。
本作のもう一人の主人公。一人称は「俺」。誕生日は、チャンネル開設日と同じ、11月2日。
身長:170㎝、体重:60㎏。
ナレーションでも語られているが、特徴はとにかく普通。
ちなみに現時点では、回想シーンのみの場合もあるフラグちゃんと違いストーリー編等を含めてほぼ全ての動画に出演している。さらに基本的にストーリー編以外は彼の視点で物語が進む。…が本作がフラグ達の人気で成り立っていると言っても過言ではないので、主人公感がまるでない。
唯一の特技は、死んだふり。
キャラクター像
短い黒髪で特徴の無い容姿をした男性。アホでマヌケでスケベな性格のダメ人間であり、様々な状況で死亡フラグ、生存フラグ、恋愛フラグ、失恋フラグ、破滅フラグを立てている。人の弱みに付け込んで美女ハーレムを作ろうとするなど「クズ」とまで言われることもあるが、根は本当に悪いことはできないお人好しである(誘惑に弱いのはご愛敬)。動画によって年齢と職業、性格等が違い、話によっては最後で死亡している。
『感覚が100倍になるとどうなるのか?』では「無個性ゆえに平凡な人生を送っている」と述べているのだが……。
スペック
回によって職業は人造人間や人を幼児化する薬を作れるほどの能力を持った科学者や潜入捜査官からホームレスや刑務所、少年院の受刑者まで、年齢は赤ん坊から高齢者まで極めて幅広い。さらに雪の女王や地球最速の男など超人である回すら存在する。
それだけあってエンドも前述の通り死亡エンドから逮捕になったり、総理大臣や大人気作家になったりまで実にバリエーション豊富である。
死亡エンドや逮捕ですら完全な自業自得なものやとばっちりとしかいえないものまでまちまちである。
何も取り柄が無い男とナレーションで評されているが、前述の通りハイスペックな話も存在するので視聴者から地味にスペックが高いと評されている。実際一から事業を立ち上げたりした回では成功を修めたまま終わる事も少なくない。
性格
性格も一定せず、どうしようもない変態や自意識過剰なナルシストな性格の回から、真面目に困難を打開しようとしたり目標を達成させようとする努力家といえる一面を見せる回まである。
基本的にフラグちゃん登場回では前述通りのアホでマヌケな性格なのが強調されるが生存フラグや恋愛フラグ登場回では彼女達のドSや腹黒い性格に振り回される巻き込まれ役体質でもある。
一貫性が貫かれている部分は、女性へのデリカシーのないスケベ男である事ぐらいである。
しかし、基本的には怠け者で貪欲、さらにスケベで卑屈かつ卑怯な一面を持っているがやる時にはやる男であり常識人と呼べる視点も兼ね備えてはいるという某有名漫画の眼鏡をかけた少年のような人物像である。
(彼と一緒に暮らしているロボットも同レベルの劣等生、姉妹作品に似たキャラが多いなど意外に共通点もある)しかしそれでも毎回微妙に変化している。
回によっては、元いじめられっ子なので卑屈な一面を持っており、パンツ一丁でしかも半ケツという姿で土下座する技『モブ男第二形態』を得意としていたり性癖が特殊だったりする。
『登校拒否っ子が状況を打開するためにとった行動とは!?』ではいじめっ子たちのせいで登校拒否するもフラグちゃんの励ましで立ち直り、なんと果たし状を送り付けるというポジティブさを見せている(しかも3対1にも関わらず勝敗は引き分け)。いじめっ子たちから見直されたことで「マブダチ」認定されて和解したと思いきや、自分が殴られているシーンを密かに撮影してクラス中に見せびらかすという手段で復讐した(散々いじめておいて今更許すわけないとのこと)。
小人化したり透明人間になった時は、女子のスカートを覗いたり、女湯を覗いたりとしょうもないことに悪用している(いずれも女性陣から制裁を受けている)。人喰いピエロに襲われた時にはフラグちゃんを見捨てて逃げたり、フラグちゃんと10億円どっちを選ぶかと突き付けられた時も後者を選んでいる。しかしこれらに関しては「死神だから死なないだろう」という思惑があったからである。フラグちゃんが死んだと思った時はショックを受けている)。
また何かしらの理由で超人化した時は、正義に目覚め、人助けに生きるという正しさも見せている。『アメリカの刑務所に入るとどうなるのか?』では、襲われている囚人を見捨てようとしたがフラグちゃんから「あのままじゃ殺されるかもしれない」と言われた時は迷わず助けている。モブ美が殺された回では、あえて死亡フラグを立てることで犯人をおびき出し、対決して勝利している。
これらのことから我が身可愛さ以上に義侠心の持ち主であることが窺える。
『男女がエレベーターに閉じ込められるとどうなるのか』では、「フラグちゃんとキスしないとエレベーターから出られない」状況になった時はキスを迫ったものの、フラグちゃんが嫌がっていると知ると「俺とのキスってそんなに嫌!?」とショックを受けながらも「嫌がる子に無理やるするものじゃない」として取り下げている(もっともフラグちゃんは心の準備ができていないという感じだったのだが……)。
『不老不死になるとどうなるのか』や『5億年ボタン』の回では、不死の身体になったものの孤独に耐えきれず、他のplottアニメのキャラ達の上記2つの回とは一線を画して自傷行為に走ってしまうなど精神が危うくなってしまったことがある。
なお、無人島回では...
私生活
一週間前に洗濯した服を着続けている、風呂には一週間入らなくても平気など一貫して不潔。歯もロクに磨かないので口臭がキツい時もある。
モブ美から嫌われる原因にもなるほど。
普段はモブ男で遊んでいる恋愛フラグですら彼の奇行にはペースを狂わされる時がある
女性関係
ダメ男が好きな女と男にモテる。
しかし、本人は根っからのスタイルのいい美女好きである。もちろん、フラグちゃんも女性としては意識しない。エロ本を隠そうとしなかったりテレビ番組の収録で美女集団がフラグちゃんたちだった時はショックを受けるなどそもそも生存フラグや恋愛フラグでも人間以外という時点で範疇に入らないらしい。
モテることに執着して整形や一夫多妻制を実践する回もあるが、本人は女性に対してデリカシーがほとんどない。特にフラグちゃんに対しては貧乳や見た目を指摘して殺されたり(死神は直接殺してはいけないためその度に神様から注意される)、生存フラグには羽に触って(※事故の場合が多い)蹴られる回も多い。
ただ最近では、フラグちゃんにはスイーツを進めてフラグ回収を断念させる、生存フラグが立つようなセリフをいって生存フラグを呼びつけるなど少しは女性の扱い方を学習できてるようである。
ストーリー編(ネタバレ注意)
・1話
実は、落ちこぼれだったフラグちゃんのために、神様が作り出したトレーニングシステム(厳密に言えばプログラム)だったことが判明。神様は、出来るだけフラグちゃんを同情させないように出来るだけクズな性格に設定していたが、モブ男が彼女を助け出したのは想定外だったという。
このためモブ男は「様々な状況で典型的な死亡フラグを立てる世界」に生きる宿命を背負わされているのだった。
・2話〜3話
過去の回想シーンのみ登場。
・4話
段々、自身が普通じゃないと気がつき始めており、この事についてフラグちゃんを問い詰めるが、カプコン製ヘリが墜落し、その世界の彼は死亡した。その後、フラグちゃんは、その出来事について神様に相談する。
すると、モブ男に普通の人間と同様に、自我を持ち始めているという「バグ」が発生していた事が判明した。神様によれば、このバグは修正できるが、初期化してしまうというデメリットがあった。
神様は、修正するのはフラグちゃん及び生存フラグ次第だと告げた。
この事に、頭を悩ますフラグちゃんであったが、生存フラグのツンデレの影響で初期化という結論に至ってしまった。
その後、いつも通り練習しに行くフラグちゃんであったが、そこで見たのは、以前とないも変わらないモブ男だった。実は、神様がフラグちゃんや生存フラグが「直さないでほしい」と本心を見抜いていたため、あえて、修正しなかった模様である。
・5話
モブ美が主役の回だったため、ガチのモブとして登場。
・6話
過去の回想シーンのみ登場。
・7話前編
モブ男の左腕がとれたことで『普通の人間ではない』『仮想世界のプログラム』であるのではないかとフラグちゃんに追求。
バグの進行が早く『誰かの悪意が込められている』と神様は予想しシステムにアクセスしようとしたが、出来なかった。
・7話後編
生存フラグが来て、生存フラグが立っているのに次々と死亡フラグを立てるモブ男。それを利用し生存フラグは『あからさまに死亡フラグが立ったときはかえって死なない生存フラグ』であることをいい、たくさん死亡フラグを立てる。
しかしそれが逆効果となり、本当に消えることとなってしまう。
・8話
死神No.1により、『モブ男』のプログラムは復元可能であること、復元するにはバラバラになったモブ男のソースコードを、プログラムの墓場に行って全てで6つ回収する必要があることがわかった。
フラグちゃん、生存フラグ、恋愛フラグはプログラムの墓場に入っていった…
・9話
モブ男の断片は
長男 モブ松(モブ男のクズ部分)
次男 モブ暑(モブ男のウザイ部分)
三男 モブ光(モブ男の聖なる部分)
四男 モブ鬱(モブ男の卑屈な部分)
五男 モブ雑(モブ男のバカな部分)
六男 モブ乙(モブ男の性なる部分)
に分かれていた。この内モブ光、モブ乙、モブ暑は捕まえられたが、他の3人は逃げてしまった。
フラグちゃんたちは手分けして逃げた3人を捕まえることとなる。
・10話
恋愛フラグはモブ雑、生存フラグはモブ鬱、フラグちゃんはモブ松を捕まえることとなる。
恋愛フラグは天界アイテムで、生存フラグはホラーパロキャラを倒し捕まえ、残るはフラグちゃんがモブ松を捕まえるだけとなった。
・11話
フラグちゃんはモブ男との過去の思い出話を話し始め、それを思い出したモブ松が出てきて捕まえた。
しかし、死神No.1がゲートを閉じ、墓場の完全削除(オールデリート)を実行していて………
・12話&13話
殆ど登場していない為省略。
・14話
集めたソースコードで神様の万物創生の能力で「人間」として蘇生。
人間界で一つだけ願いを叶えた状態で生きるか、このままフラグちゃんの練習相手のまま天界に居続けるのかと聞かれたが、別れたくなかった気持ちから後者を選び、神様から「人間No.1」と名付けされた。
(仮想世界では死んでも生き返るが天界では死んでも生き返らない)
ラノベ版(ネタバレ注意)
原作通りの役回りであるものの視点主としての比重がフラグちゃんと生存フラグに置かれているため存在感がやや薄くなっている(例えるなら、ラブコメをヒロインたち視点で描いているようなもの)。
ただし彼の存在価値は大きく、生存フラグは「練習用プログラムにすら優しくできる死神」ということでフラグちゃんに興味を示し、これによって友情を育む仲となった。このほかにもモブ男が彼女たちに与えた影響は大きい。
性格も「クズ」というよりは「性欲に忠実な男」として描かれている。エロ方面には積極的だが、人を裏切ったり虐めたりするような面はない。
中盤では恋愛フラグの策略によって、恋の矢がモブ男と生存フラグに突き刺さったことで相思相愛のカップルになる(原作では未使用だった)。ここで生存フラグにヤンデレ属性が芽生え、モブ男を誰にも渡さないために脳みそを摘出してホルマリン漬けにするという壮絶に悲惨な目に遭わされる。この状態でもモブ男は生きており、ある意味「ヤンデレに愛されて永遠のものにされる」という生存フラグを立てている。またスマホに文字を表示させることで意思疎通が可能となっていた。そこでモブ男はこのまま女子更衣室に飾ってほしいとフラグちゃんに頼むのだった(さすがに同情されており呆れながらもその通りにしてくれた)。
早い段階で正体が判明しており、神様が創った仮想世界における練習用プログラム(ゲーム的に言えばNPC)であることが度々語られている。本来ならフラグちゃんが同情しにくいクズな性格であり、自我を持たずに与えられた役をこなすだけの存在だった。登場するたびに立場が異なるのは神様が設定しているため。そのたびに記憶もリセットされている……はずだった。
終盤ではバグによって自我が確立していることが判明。クズという役回りを演じながらも男らしさを見せるのはそのためだった。更におぼろげながらもこれまでの記憶を持っており、フラグちゃんと会うたびに「やあ、フラグちゃん」と挨拶するのが伏線になっている。
これにより天界側はバグを直すかどうか検討することとなる。神様自身はフラグちゃんたちの希望に任せると述べ、恋愛フラグもどちらでも構わないという。
バグを直すということはモブ男の人格が変わってしまうということであり、自我を持たないただのプログラムに成り下がる。それは「今のモブ男の消滅」を意味していた(この話の前に世界の異変・矛盾に気付き始めるという「造物主に消される死亡フラグ」を立てている)。
フラグちゃんは「死亡フラグの回収」という役割に迷った末、モブ男の意外な男らしさに惚れていたことから反対の声を上げる。フラグちゃんは「今のモブ男さんは一つの命だから消すのは反対」と死神NO.13に告げるが、そんな感情論では納得させることはできなかった。だが生存フラグが「モブ男は練習用プログラムでありながら限りなく人間に近い存在。つまり実戦に近い練習ができる」と擁護。続けて恋愛フラグも修正に反対の声を上げたことでモブ男の扱いは現状維持となった。
余談
勘違いされやすいが、彼はこのチャンネルの真の主人公である。(看板キャラ及びもう1人の主人公はフラグちゃんであるが、OPやエクストリーム授業では彼が先にテロップされている。)
しかし公式からですらグッズの販売が後回しだったりチャンネル登録者数争いの時では彼はチャンネルの人気に一切影響がないと明言される等、本当の意味でのモブ扱いである。
この記事が作られたのも単独の画像が貼られたのも、他3フラグや当作品よりチャンネル登録者数や動画数が下の秘密結社ヤルミナティーや円満解決!閻魔ちゃん、ブラックチャンネルの主人公や一部の準レギュラーたちよりずっと後である。
関連タグ
Plottのメイン主人公
Plottの関連キャラ
キリン(秘密結社ヤルミナティー)・・・グランドマスターと呼んで慕っている。
さとし・・・姉妹アニメのメインキャラ。当初はモブ男をそのまま子供にしたような人物像であったが、コラボした時には、回を追う毎にモブ男に突っ込んだり、面倒を見るはめになったりと、しっかり者の面が出てきている。