「生きたいように生きて勝ちたいように勝つ これが俺の――…帝王学だ」
プロフィール
誕生日 | 6月27日 |
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年齢 | 18歳(高校3年生) |
星座 | かに座 |
出身地 | 秋田県 |
家族構成 | 父・母・俺・妹・妹 |
身長 | 187cm |
血液型 | A型 |
足のサイズ | 28.5cm |
BL入寮前の所属チーム | 悪童学院高校サッカー部 |
利き足 | 右 |
好きな選手 | マリオ・バロテッリ |
サッカーを始めた歳 | 6歳 |
座右の銘 | 「整理整頓」 |
二つ名的なもの | 悪役の王(キング・オブ・ヒール) |
自分が思う自分の長所 | 孤高な自我を持っていること |
自分が思う自分の短所 | あ?誰に聞いてんだそれ。殺すぞ。 |
好きな食べ物 | プリン(子供の頃、風邪の時に母ちゃんが買ってきてくれたから) |
嫌いな食べ物 | ウエハース(どうやっても食べたあと散らかるから許せん) |
BESTご飯のお供 | なんもいらねぇ(米には味があんだよ。馬鹿舌共が) |
趣味 | 掃除 |
好きな季節 | 梅雨明け頃(日本人なら意味なくアガるだろ) |
好きな音楽 | 宇多田ヒカル「真夏の通り雨」(試合前に聞くと高ぶりを抑えて集中できる) |
好きな映画 | ダークナイト(大事な試合の前には、これを観て自分をアゲる) |
好きな漫画 | コブラ(クリスタル・ボーイがカッケェ) |
キャラカラー | レッド |
好きな動物 | ノマドの雄ライオン |
得意科目 | 体育(全種目1位 3年間無双中) |
苦手科目 | 図工(手が汚れたりいろいろ散らかるから) |
よく読む雑誌 | ゲキサカとNumber |
何フェチ | クイックルワイパーで掃除フェチ |
されたら喜ぶこと | 正統かつ圧倒的な敬意を示されること |
されたら悲しむこと | 汚すこと、散らかすこと |
好きなタイプ | 綺麗好きで一緒に掃除ができる人 |
コンビニでつい買ってしまうもの | 汚れが良く落ちるスポンジ |
睡眠時間 | 8時間 |
お風呂で最初にどこから洗うか | 自分の身体の汚れより先に、風呂場の汚れが気になることが多い |
きのこ派orたけのこ派 | たけのこのちっちゃいパックが食べきりサイズでちょうどいい |
最近泣いたこと | 生まれた時以外泣いてねぇし |
サンタからのクリスマスプレゼントは何歳まで | 6歳の誕生日にサッカーボールをもらった瞬間から俺の欲しいものはフィールドにしかなくなった |
サンタからのクリスマスプレゼントで要求したのは | いま俺に必要なもの |
地球最後の日に何をする? | どうでもいいな。その日までに俺が生きてきた証を地球に残す |
もし1億円もらったらどうする? | 一生分のクイックルワイパーを買う。 |
休日の過ごし方 | 隅々まで部屋の掃除をして紅茶とプリンで締める |
CV | 諏訪部順一 |
(キャラクターブック「EGOIST BIBLE」より)
概要
「ブルーロック」の登場人物で、長い黒髪を盛大に立ち上げ、左側頭部に十字の刈込んだ髪型が特徴的。お風呂上りではその髪も降ろしているので、付き合いのある人間でなければすぐに判別するのは中々難しいくらいにギャップがある。
自身を王様(キング)と称する程の自信家で自分をルールだと言い張る相当自己中心的な性格。
同年代ならば誰が相手でも、傲岸不遜な言動や態度は常に崩さないため、潔世一からは「友達いねぇだろ。」と内心思っている。
サッカーのプレーにおいて周囲の人間は自分を目立たせる為に存在すると考えるようになり、自分がやりたいようにゴールをすることしか考えていない。
この考えは幼少の頃にサッカーを始めた時からであり、当時からその才能や実力を発揮しては自分を磨き続けていたものの、他者への理解を諦めていた。
後述する二次選考の3rdステージにおいてはこれが顕著に出ており、「自分のゴールで勝てないなら死んだ方がマシ。」と潔や凪に言い放った程であり、序盤から中盤まで自身の独断専行に走るプレーが原因でミスが相次いだ。
反面、私生活はかなり几帳面かつ神経質であり、モノの整理整頓や自身が習慣としているフィジカルトレーニングの実施を徹底している。周囲の人物に対しても、整理整頓やマナーを守る事を遵守させようともしている。
日課のフィジカルトレーニングはブルーロックに来る何年も前から行っており、徹底したトレーニングとストイックさが馬狼の強さの原動力にもなっている。
潔と凪誠士郎と自身が同じ部屋になり、一悶着で部屋の備品等が散らかった時は即座に元に戻したりホコリが舞ったら速やかに換気する等の徹底ぶり。それを見た凪から「キングっつーかメイドじゃん。メイド・バロウ爆誕」と評していた。そんな凪を馬狼は「面倒臭男」や「クサオ」等と散々な渾名を付けている。公共の場でもきちんとマナーを守っており、お風呂場で体をプカプカ浮かせて泳いだりお湯の中で忍者ごっこしたりタオルを湯船に浸す凪を口うるさく注意していた。
4thステージ進出時に同じチームに入った千切豹馬も凪に負けないくらいマイペースな性格なので、小言が余計に絶えなくなったりと苦労人にも見えなくもない人間臭い一面も目立つようになった。
趣味はボウリングであり、マイボールとマイグローブも所有しており、ストライクを何回も連続で出せるほどのこだわりと腕前を持っている。
能力
武器はゴール右上角への正確無比なカーブシュートと強靭なフィジカルを利用した突進力である。シュートの射程距離は27~29mと広く、そのシュートの成功率を飛躍的に高めるために強靭なフィジカルを発揮したプレーが馬狼の十八番である。
二次選考3rdステージではシュートと見せかけた弾きフェイントと鋭角(イナズマ)ドリブルを新たに習得する。
活躍
一次選考
一次選考のチームZ戦で潔達と対戦。序盤から終盤までチームの得点王に目が眩む余り自分勝手なプレーが目立つ選手が多数出る中、馬狼の見事な個人技を皮切りにチームXが纏まりだし、終始バラバラなチームZを圧倒。1点返されるもチームは勝利。ブルーロックに来たばかりの潔に対し、「お前、才能ねえよ。」と冷酷に吐き捨てた。
チームZがチームVとの対戦前に潔がトレーニング中の自分の下に現れ、どうやったら『ゴールの方程式』を生み出せるか教えて欲しいと懇願されるも、ぶっきらぼうに断る。しつこく付いてくる潔に対しプレーで分からせようとするも、自身とやり合う中で潔が互角に近付きつつある事を少しばかり感じるもやはり圧勝。最後まで不遜な態度は崩さなかったものの、何かを見つけた潔に感謝された。
二次選考
1stステージを突破した後は成早朝日・西岡初とチームを組む。
描写はないが、最初に挑んだ3rdステージでは単独で4ゴール挙げたものの逆転負けしてしまい、対戦した相手チームが馬狼の自分勝手なプレーを忌避した事で自身ではなく西岡が選ばれた事で2ndステージに降格。後に潔と凪のチームと対戦する。
序盤から終盤まで自身と凪の個人技を主とした戦いで試合が進む中、潔が成早の「オフ・ザ・ボール」を取り入れ習得し始めた事で競り合いとなった末、最終的には敗北してしまう。敗北はするも、才能と潜在能力を買った潔に引き抜かれる形で3rdステージに昇級。
3rdステージにて千切・國神錬介・御影玲王チームと対戦。全能力がハイレベルに纏まった玲王がミドルシュートと強靭なフィジカルを持つ國神とトップスピードが武器の千切を遺憾なく発揮させる立ち回りをしていくのに対し、「他人のためにプレーすんなら死んだ方がマシだ。」と言い張りスタンドプレーに走りすぎる余りドンドン不利になってしまう。そこで潔は凪とのコンビネーションを中心に馬狼の前のめりなプレーを囮にしていくやり方にシフトした事で状況を持ち直していく。更に潔から自分が普段潔に言っている「ヘタクソ」と言われた事でプライドを悪い意味で刺激されてしまう。それでも懲りずにスタンドプレーを続けた挙句國神と玲王のダブルチームでボールをこぼすも、潔はそれさえ予測し凪との冷静かつ正確なコンビネーションで点を挙げる。1点も取れない現状に苛立ちと焦りを覚える馬狼はまたも一人でゴールを決めようとするもミスをしてしまい、危うく取られかけた所を潔のフォローで凌ぐ。自身がゴールを決める絶好のチャンスを掴みかけるも、スピードで勝る千切に追いつかれそうになる。同時に潔は全て解っていたように馬狼のすぐ斜め前に走り込んでいる事に気づいた時、無意識に潔にパスを出してしまい、潔はそのままシュートを決める。
この瞬間に馬狼は気付き悟ってしまう。
あの瞬間 俺は潔世一に負けたんだ
サッカーは俺のためのスポーツじゃなかった
馬狼(おれ)は 王様(キング)じゃなかったんだ
そして決着のラストプレー、相手ボールになる中、潔と凪の作戦でボールを奪い取る事に成功する。そしてこぼれ球は馬狼の足元に転がる。以前の馬狼ならば自ら決めに走っていただろうが、敗北を知った馬狼は潔や凪に託そうとした。しかし、突然パスを止めてしまう。
そして、馬狼は改めて気付いた。
このままパスを出せば試合には勝てるかもしれないが、人生において完全に夢破れてしまうことを。
こんな未来を―――
俺は 生きたいワケじゃない!!!
と再度決意し、弾きフェイントと鋭角ドリブルを瞬間的に編み出した。それは、何を利用しても、何を喰らってでも、『不確かでも、俺のゴールのために存在する邪道』と言う道を迷わず通ると言う馬狼しか出来ないプレースタイルを編み出したと言うメッセージでもあった。そして千切・國神・玲王をブチ抜き自らの心に誓った。
脇役なんかで終わるかよ―――――――
潔・凪(おまえら)が主役なら――――――
俺はその光を喰らう 悪役にでもなってやる!!!
そして放たれたシュートは、綺麗に馬狼の得意コースに吸い込まれ、決勝点を見事に挙げて見せた。自らゴールと勝利を決めて見せた馬狼は荒々しくも誇らしい叫び声を挙げながら言う。
王様(キング)は 馬狼照英(おれ)だ!!!
そして、千切をチームに引き入れて4thステージ昇級。この試合で潔を認めるようになったのか、「ヘタクソ」と言っていた潔を初めて本名で呼ぶようになった。3rdステージ以降、基本的な部分は変わらないものの潔の能力や考えを認めるような発言をするようになり、良い意味で精神的な変化も見られるようになる。プレースタイルも自分のゴールを挙げる事に拘るから味方の能力を利用し合って高めていくものへと変化する。
4thステージでは糸師凛・蟻生十兵衛・時光青志・蜂楽と対戦。凜のことごとく上を行く戦術と技術に苦しめられる中、馬狼は不意に潔から、味方からボールを奪ってプレイすると言う凜でさえ全く予想していないプレイによってシュートを決めて見せた。その後は馬狼のイレギュラーな動きをベースにした互角の競り合いになるも、最終的には敗北してしまう。
相手チームの一人である凜の希望で潔が引き抜かれ、自身は凪と千切と共に3rdステージに降格するも、斬鉄を含めた選手2名を引き入れた事で二次選考を突破。
三次選考
知っている人とチームを組んでも成長に繋がらないという理由から凪や凛のいるチームA・Cを避け、チームBを希望した。また、三次選考でTOP6に選出されなかった潔に対して「こんなところで埋もれるなよ」と叱咤激励する等、初めて登場した頃に比べると大分潔に一目置くようになった。
志願通り、チームBに配属され、出た試合では自ら1ゴールを決めて見せチームも勝利していた。潔本人も馬狼も得点を決めて入ったチームも勝利しているため選ばれる可能性は高いと踏んでおり潔は青い監獄(ブルーロック)選抜チームのスタメンに選ばれたものの、自身は選ばれなかった。この時馬狼は悔しさと嫉妬からか、潔に「クソが。」と怒りを込めた表情を向けていた。
U-20日本代表戦
スタメンには選ばれなかったものの、U-20日本代表との試合開始ギリギリまで絵心甚八が選び抜いたベンチメンバーには選ばれていた。
試合本番では、後半戦15分に乙夜影汰との交替で登板となる。
登板直後から合理性を無視して潔を食うために「潔狩り」と称した、自身の独善的なプレーで敵味方問わず混乱させ、フィールドを乱すジョーカー枠としてフィールドに混沌を作った。(この動きは事前に絵心との打ち合わせで秘密裏に取り決めてあった)
潔に執着したプレーはすぐに相手に見透かされたが、糸師冴によってゴールを阻まれた潔が凛に咄嗟にパスすることを凛の動きから察知、パスボールにスライディングで喰らいついて同点ゴールを決めた。潔からなぜ出来たのか聞かれるも、「凛と潔はシンクロし過ぎて一心同体にしか視えない」「凛も潔だろ」と平然と返していた。
(但しこの際、シュートを決めた感情を抑えられなかった余り、ユニフォームを脱いで騒ぐ事による非紳士的行為によりイエローカードを取られるという恥ずかしいミスをしている)
最終選考「新英雄大戦(ネオ・エゴイスト・リーグ)」
2週間の休息を経てブルーロックに戻り、自身はヨーロッパ5大リーグの中から、狡猾的な戦術と圧倒的な独力が特徴のイタリアを選ぶ。
余談
- キャラクターブックによると、原作者である金城宗幸氏からの要望は「少しゴリラ感あるイケメン」というもの。「ゴリラの時点でイケメンか?」と感じながら、作画担当のノ村優介氏が落とし込んだのが今の馬狼である。
- 金城氏からはストーリーを進ませやすい「動かすことが楽しいキャラクター」として、ノ村氏からは、話が進むと見えてくる彼の人間性が面白いことから、「お気に入りのキャラクター」に挙げている。