ヤマアラシモズー
やまあらしもずー
概要
ヤマアラシの特別遺伝子から製造された合成怪獣にして、デスダークきっての殺し屋。眼帯に赤いテンガロンハットと黄色いスカーフを着用している。
痺れ作用をもたらす針を銃口に込めて放つ「ニードルガン」を武器とし、デスギラー将軍に「レーザーガンより速い」と言わしめるほどの早打ちが自慢。「最も強い相手から殺すべし」という考えの持ち主で、ターゲットの活動を何日にもわたって観察し、確実に仕留められる作戦を練ってから暗殺に臨む主義。弾丸の装填時間も0.3秒と非常に速い。
ニードルガンは乱れ撃ちも可能で、使用不可になると身体の針を飛ばす「ハリミサイル」で応戦する。
活躍
デスギラー将軍とマズルカの前でニードルガンの腕前を披露し、最初の標的をゴーグルレッド・赤間健一に定めることを宣言。
数日に渡っての調査で、様々な気象における赤間のバイクの速度やパトロールのコースのパターンを分析し、デスマルク大元帥に赤間を倒す算段をまとめたレポートを提出した上で彼の暗殺に挑む。しかし赤間はニードルの陽光の反射からとっさに身をかわしたため致命傷には至らず、直接ゴーグルレッドを倒さんとする。5人揃ったゴーグルファイブにマダラマンをけしかけるも全て倒され、ハリミサイルを放って撤退する。
デストピア帰還後に作戦失敗をデスギラー将軍に叱責され、陽光に反射しない針を用意した上で「来なければ通行人を無差別に殺す」と脅迫状を送って再度ゴーグルファイブに挑む。ニードルガンの乱れ撃ちでレッド以外の4人を苦しめるも、コンピューターボーイズ&ガールズの分析で0.3秒の装填時間があることを見抜かれており、その隙にレッドに右腕を撃たれたためニードルガンを封じられる。ガンマン姿に扮したゴーグルファイブとマダラマンの戦いの末、マダラマンを全て撃破され、トゲミサイルで応戦するも、ゴーグルゴールデンスピアに貫かれて敗北する。
ヤマアラシコング
リフレッシュパワー光線で蘇ったヤマアラシモズーが搭乗するコング。ハットとスカーフは着用していない。
上半身を捻ってリフレッシュパワーを照射した。
トゲのついた球体「トゲトゲボール」に変形しての突進攻撃や、トゲミサイルを戦力とする。
上記の技でゴーグルロボを攻撃するが、ハンドミサイル、ゴーグルフラッシュ、地球剣・電子銀河斬りを立て続けに受けてヤマアラシモズー共々爆散した。
余談
スーパー戦隊シリーズの中でヤマアラシをモチーフにした戦隊怪人はこのヤマアラシモズーが初であり、翌年の『科学戦隊ダイナマン』でも同モチーフのヤマアラシシンカが登場し、2年連続でヤマアラシの怪人が登場する事になる。
デザイン画に沼倉なる名義があり、渡部昌彦氏は新人の作品と明かしている。渡部氏も同じモチーフで合成怪獣を描いている。