概要
タオル、ティッシュあるいは清潔な布や雑巾などで汚れを拭き取ること、そのオノマトペである。
ふきふきされるのは口の周りだったり鼻血だったり眼鏡だったり床だったりと様々である。
概要(R-18 その1)
男女が情交を交わした後、男性が女性のアソコに付着した愛液や精液(特に避妊具を使用しない場合が該当する)を拭う動作を指す。
言語学的には「拭いてあげる」の意味に近い。
女性自身がティッシュを手に取って拭くことも可能ではあるが、セックスに肉体的な情欲よりも精神的なコミュニケーションを求めることの多い女性にとっては、男性に拭いてもらう方が「大事にされている」ことを実感でき、愛されていることを自覚できるものである。したがって、愛のあるセックスにおいては前戯同様に半ば必須である。女性自らがティッシュを手に取り股間を拭うというのは、(彼女がそれを望んで自ら申し出た場合を除いて)まるでレイプの事後のような虚無感を覚えるものである。自分は本当は愛されていないのではないか、ただの性欲のはけ口としてしか見られていないのではないかと思い悩んだ結果セックス自体が苦痛に感じるようになる場合さえある。
余談になるが、実際ガチレイプの場合、加害者が被害者の股間を拭って後始末をするようなことは皆無であり、あったとしても被害者が拒絶しているため困難である。また、刑事的な観点からも股間に付着した精液等は物証として捜査機関に提出することが望ましく、あえて後始末をしないことが推奨される。
とあるゲームブランドの作品では、性行為のあとに精液を拭き取るシーンを入れるのがお約束となっていた。
拭き取っている最中に興奮してしまい2回戦へと発展することも様式美である。
概要(R-18 その2)
女性が小用を足したのちに、自らの局部をトイレットペーパーなどで拭きとることを意味する。前述のセックスの事後とは異なり、言語学的には「自分で拭く」の意味である。
女性器はその構造上、排尿時に臀部や陰毛を含む広範囲に残尿が付着し、またワレメの中に残った尿は雑菌の繁殖源になり、感染症を引き起こす場合もある。しかしながら、男性器とは異なり、凸部が存在しないため、これらを振ることで取り除くのが困難である。そのため、トイレットペーパーで拭いとる必要があるが、上記のような理由からほぼ女性に特有の行動であるほか、とりわけ後述する「前拭き」の場合はその動作が自慰と絵面が酷似しているために、非常にフェティシズムを想起させる。
方法
女性器は非常にデリケートな部位であるので、うんことは異なりごしごし擦って拭くのは得策ではない。また、クリトリスに近接する箇所であるため、ごしごし擦ると陰毛にトイレットペーパーのカスが付着してセックスのときに相手にドン引かれたり、執拗に指摘されて言葉責めのネタをされてしまう可能性がある(望んでいるなら構わないが)。また刺激してしまって感じてしまう危険もある(実際、これでオナニーを覚えてしまう女の子が相当数存在する)。そのため、「拭くというよりは、数秒押し当ててペーパーの吸水力のみを頼りに吸い取る」のが理想的である。
体制
手を入れる方向と姿勢で区別される。
手を入れる方向としては「前拭き」と「後ろ拭き」が、姿勢では「立ち拭き」と「座り拭き」あり、それぞれを掛け合わせた計4種類がある。
①前拭き
脚を少し開き、両足の間に手を入れてワレメを拭う方法である。尿道が上付きの女性の場合は姿勢に無理がなく拭きとりやすい方法であるが、下付きの女性の場合は肛門付近の汚れを性器に運んでくる恐れがあり、非衛生になりがちである。洋式トイレにおいて後述の「座り拭き」を選択する場合は、物理的にこの方法で拭かざるを得ないため、和式トイレでは後述の後ろ拭き、洋式トイレでは前拭きと使い分ける女性が多い。絵面的にはオナニーと同じ体制であり、また男性も経験する大の拭き方では絶対にありえない体位であるため、女性のおしっこを強く印象付ける非常にエロスに満ちた拭き方である。
②後ろ拭き
お尻の方に手をまわし、前から後ろに向かって拭きとる方法である。要は大のときと同じ要領であるが、大のときよりも拭く場所が手前側になる。肛門付近の汚れをワレメに運ぶ恐れがないため、下付きの女性に向いている方法であり、また両方出た場合にどちらも一緒に拭くことができる利点もある(付け加えていうなら、先に拭きとったおしっこが肛門のうんこを洗い流すので、ウォシュレットがわりにもなる)。欠点としては上付きの女性にとっては少々姿勢に難があることと、洋式トイレで行う場合は腰を少し浮かせて立ち拭きをしなければならないところ、絵面上の大との区別が乏しく男の劣情を刺激しにくいことである(見せているわけでない場合は逆にメリットである)。和式トイレの場合はお尻に手をまわすというよりは横から手を入れるような体制となるため「横拭き」としてさらに区別するべきとする意見もある。一般的に洋式では前拭き、和式では後ろ拭きを選択する女性が多い。
③立ち拭き
用足しを終えた後、一度立ち上がってから拭く方法である。完全な起立体制になると残尿が脱ぎ下したパンツに垂れて汚れる危険があるほか、洋式トイレでは便座に雫を落とす可能性もあるため、実際には立ち上がるというよりはサニスタンドに準ずる程度の中腰体制で行われる。洋式トイレで後ろ拭きを行う場合はこの体制で拭く必要がある。この体制を好む女性は西日本に多いとされるが、ソースは不明である。
④座り拭き
洋式トイレに腰かけたまま、もしくは和式トイレにしゃがんだまま局部を拭う方法である。洋式トイレの場合は必ず前拭きになるが、和式トイレや野外で用を足した場合は前拭き、後ろ拭きどちらも対応できる。姿勢が低いままなので野ションのときに最後まで姿を隠しやすい方法である。同じくソースは不明であるが東日本の女性が好むとされる体制である。
例外
放尿プレイなどでパートナーの男性に用足しの姿を見せた場合は、セックスの時と同様に男性が局部を拭ってやる場合がある。自分で拭くことができない幼い女児が用を足した場合も保護者が拭いてやることになる。野ションの場合や紙のないトイレで用を足した場合はティッシュの代わりに落ち葉や千円札などほかのもので後始末をする場合や、男性同様にお尻を振って雫を切る場合、挙句の果てには汚パンツになるのを承知で拭かずにそのままパンツをあげる場合がある。
文化
ロシアや中国などの共産主義・旧共産主義文化圏や途上国においては紙は貴重品でありそもそも大きい方さえろくに後始末をしない人もいる(ソース)ぐらいであるので、女性が放尿後に紙を使用して後始末をするのは稀である。多くの女性は男性同様振って落とす。むろん、そのままではパンツを汚すことになるので多くの女性は生理でなくともナプキンを当てておくことで下着が汚れることを防ぐ。日本でも、山ガールなど、ティッシュを捨てることが憚られる国立公園内等での野ションが事前に想定される女性は、同様の方法をとる場合がある(高山地帯は地上より気温が低く、ナプキンの装着は下半身の保温効果もあって一石二鳥である)。
イスラム教徒の女性の場合、紙ではなく左手で水を掬って洗い流す。拭かなかった場合と同様パンツが濡れるが、比較的乾燥もしくは高温な環境で信仰される宗教であるため、すぐに乾くため実用上問題はない。ハディースでは男性も女性同様の後始末を行うことを説いているため、男性も女性同様に先っぽを洗浄する。野ションなどで水を手に入れることができない場合のみ紙で拭くことが緊急避難として認められているが、これも男女で条件が変わるわけではないので、野ションしたイスラム教徒の男性は先っぽをティッシュで拭くことになる。決して事項で解説する野外オナニーをしていたではないので、不名誉な誤解をしてはならない。
概要(R-18 その3)
男性はオナニーにより射精するため、後始末にティッシュが必須となるが、この行為を言及する場合にも用いられる。精液はおしっこと異なり粘性が高く、男性器であっても振って落とすことは困難であり、そもそも射精時に「受け止めるもの」が必要である以上、男性のオナニーには後始末の前からティッシュは必須であることは言うまでもない。
女性の場合も、愛液が分泌された場合は拭く必要があるが、愛液は精子のように自慰によって必ず分泌されるものではないため、濡れやすい体質の女性でもない限り必須ではない。前述のおしっこの例とは男女で入れ替わっていることが大変興味深い。また、パンツを履いたまま股間をまさぐった場合は拭くだけでなくパンツ自体を履き替えたほうがいいのはもちろん、潮を噴いてしまった場合やあまりに愛液の量が多い場合は家族などへのオナバレ防止の観点から入浴をしたほうがいい。逆に、貴女がパートナーに一人でシていることに気づいてもらうことで、さりげなく欲求不満を伝え、寂しさを解消してもらうこともできるので、貴女が寂しさを煩わすために自分で自分を慰めている場合は、あえて後始末をしないという選択肢もあるが、相手の性格によっては多大なリスクを伴うことは自覚されたい。貴女がむしろそのことを望む場合はリスクではなくベネフィットであるが、場合によってはドッキング前のランデブー=ピッチ=マニューバの際にどのようにシていたのかを根掘り葉掘り聞かれ、相手の凝視を前に一部始終を実演させられるという羞恥が待っている。加えて、このような状況などでランデブー=ピッチ=マニューバの一環として、相手に自らシている姿を見せながら行った場合は、たとえどれだけ濡れようが潮を噴こうが、あえて一切の後始末をせず、そのままドッキングしたほうが効率的なのは言うまでもない。